
ゴールデン・ウイーク以来、CDに6万くらい使ってしまったのにゃ。
きっかけは、渋谷のタワーレコードでやってた、「宇宙の音楽」という企画。そこでマニュエル・ゲッチングの富士山麓でのライヴを試聴したら、けっこうよかった。で、彼の初期の作品を探していたら、今度はディスクユニオンのプログレ館でフォルムラ・トレの「怒りの日」がかかっていて、即買い。いろんな連鎖があって、ドイツやイタリアのバンドのCDを買い集めるはめになったのにゃ。
特に印象深いのは、この前書いたアシュラ・テンペル以外では、フォルムラ・トレとニュー・トロルスかな。
フォルムラ・トレのセカンドは前に持っていたんだけど、もうひとつ印象に残るものがなくて、ユニオンに買い取ってもらったんだった。「怒りの日」は彼らのファーストで、曲がどれもいい。特にタイトル・ナンバーは、古くから伝わるミサ曲をアレンジしたものだそうだが、実にスケールが大きく、かつヘヴィだ。不思議なことに、同じ時期のJ・A・シーザーの曲に似ているような気がする。なんでだろう?イタリアのミサ曲と、御詠歌ロック。比較文化論の先生にでも研究してもらうしかないな。・・・あっ、アルベルト・ラディウスと森岳史のギターのトーンが似ているからかな。
それとニュー・トロルスの「UT」。彼らもイタリアのバンド。レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」と「強き二人の愛」をまとめてパクったような曲があって、その強引さに笑ってしまった。ここまでやられると、快感だ。
6万は大きいが、後悔はしていない。聴くべきものはすべて聴いたから、今死んでもかまわない。そんな境地を目指すのにゃ。