僕のように食い意地が張っている者はつい食べ物を挙げてしまいます。
一般的には東大寺の大仏であったり興福寺の阿修羅像とかであったり、世界遺産の地を挙げたり
社寺仏閣であったりもするでしょうかね?
けっこう鹿って連想される方もいらっしゃるようです。
もっと範囲を狭めて奈良公園と言えばと聞くと奈良を訪れたことが無い方でも鹿と言われる。
よく例え話なんかで近畿地方以外の人で「奈良県はどこへ行っても必ず鹿がいる。」と信じている
人が多いように聞きますが、この情報過多の時代にですよ! ケンミンShow!!とかでも
NHKのお国紀行みたいな番組でも紹介されている時代にですよ!
いまどき薬師寺や唐招提寺、法隆寺に平城宮跡、明日香なんかにも鹿が居るなんて
冗談にでも言う人なんかほんの一握りやと思いますねんね。
先日、あるライブ会場で三重県出身のシンガー(三重県は近畿でなく中部東海)が
MCで「このあたりには鹿は居ないんですね」と、笑いを取ろうとしてか本気か分からないけれど
ヌカシやがりましてございます。
まあ、三重県も南北に広いんで南の方の近鉄電車も通っていない、JRがやっとの高速道路すら
走っていないところの一握りのお年寄りならそう思っても仕方ないかとも思いましたが
京都の大学へ行っていた若人が、マジでそんなこと言うとなるともうシラケるしかなく、苦笑いすら
誰も起こりませんでシラ~ッという雰囲気でした。
最近まで、『財団法人 奈良の鹿愛護会』によって保護されていて、特に春日大社では
「神のお使い」という位置づけをされているので、観光客に色目を使って鹿せんべいを
ねだろうがキャーキャー逃げ回る女学生に調子こいて脅してみたりしようが、黙認して
居りました。
いや、こっちもヨダレを塗りたくられたくないから放っているだけで、決して怖いからでは
ありませんぜ (・.・;)
最近まで っていうのが、近在の畑の苗木を食べたりする害を起こしていて、農家の人からは
「鹿害に関する陳情書」が出されたり、近隣の奈良教育大学・奈良女子大学などでも我が物顔で
闊歩していたり庭の植物を荒らされて閉口している住民も多く、朝日新聞に
「奈良のシカ 県が駆除検討 公園外の食害絶えず」 なんてすっぱ抜き記事を掲載されて
しまいました。
奈良県奈良公園室の幹部職員の説明によると記事は先走りし過ぎていて
「シカの食害が増えているのは事実。公園周辺の田畑から市中心部の家庭菜園にまで拡大しています。このままだと『シカを駆除しろ』との声が強まり、1000年続いてきた人とシカの共生ができなくなってしまう。それはまずいと有識者や市民から意見を聞き、奈良のシカの保護管理計画をつくろうとした矢先だったんです」 ということで新聞社に抗議したのだそうです。
奈良公園周辺の一般家庭にもお得意さんがいらっしゃいますが、新薬師寺や百毫寺辺りの
お客さんは二重に柵をしたりして防御されていますが、この時期ぐらいになると食べ物を求めて
庭を荒らされるそうです。
まあもう諦めてはりますけどね。
と言う訳で なんのこっちゃ分からん 何を言いたいのか分からん日記になりましたが
奈良県でも鹿が保護されて歩き回っているのは奈良市のごく一部、奈良公園とその周辺だけ
と言うことでお間違いなく。
ただし、奈良県の東南部の山間には保護されていない普通の鹿も猿や狸や猪と同居してます。
熊野古道や大台山系の山で見かけられたら、猟友会の銃に間違って撃たれないように気を
付けてください。