くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

北大路を一気に東(第4弾!5・6ヵ所目)

2012年11月11日 21時35分22秒 | ソウダKyotoへ

またまた京都非公開文化財特別公開 2012 秋季 の続きです。
今日ははりきって午前中に第3弾をUPする異例の日記。
(2日前の9日にも2題/日UPしたところだが・・・)

お昼前に第3弾!3・4ヵ所目の真珠庵聚光院を済ませたら、4時の受け付け終了まで幾つ
周れるかが自分への挑戦のような気がして来て、昼飯なんぞ悠長に喰らっている場合では
無い気になるから、この腹減らしの大喰らいが如何に真剣だったかが窺がえますやろ? 


 大徳寺前から北大路を一気に東へ鴨川を渡り
 洛北高校から下鴨神社、もう一度鴨川を渡り
 河原町通りを南下して今出川を越えて
 京都御所の東、
府立医大まで。

 バス停にすると13個目までひた走り。
 (走ったのはバスだけど)
 の冷泉家にも寄りたかったのが5日まででした。

 北大路バスターミナルは5路線往復の10方面に
 向かうバスとバス車庫の入り乱れるところ。
 暗いビルの下、格納庫みたいなところをすり抜ける
 のは鉄ちゃんなのにワクワクする。

 糺の森 なんて読める人どのくらい居るのだろう?と
 クイズ番組を思い浮かべたり(Tadasunomori)

そんなうちに府立医大の建物が河原町通りの両側に見えたところでバスを降り、マップでは徒歩
5分で御所の塀まで行って北に沿って上がる経路になっているが東側の東門薬医門)から
大殿裏の長い壁巻くように西へ回って清浄華院(しょうじょうけいん)に入る。

東門(薬医門)  表玄関 総門  

浄土に咲く蓮の華のように、清らかな修行ができる場所という願いを込めて名付けられた
浄土宗八総大本山の1つ、京都四箇本山の一つで法然上人25霊場の23番霊場。

法然上人をお祀りする大殿(御影堂)で寺の縁起や今回の非公開文化財などの説明があり
平安時代の阿弥陀さん大方丈阿弥陀三尊像を拝みます。
両脇侍の観音菩薩・勢至菩薩像は、「大和座り」と呼ばれる珍しい座り方をしています。
正座のように足を曲げる様子は、実は踵(かかと)を立てた座り方で、いつでもサッと立てるように
われわれ衆生をお迎えに来てくれている様子を表しています。
大殿と大方丈で重要文化財『泣不動縁起』絵巻の展示やレプリカでの説明がありました。

西の表玄関 総門を出て少し南へ行ったところが 天台圓浄宗 大本山廬山寺(ろざんじ)
正式には盧山天台講寺(ろざんてんだいこうじ)という。

    

比叡山延暦寺の中興の祖として名高い元三大師、その深い学識や政治的手腕、人並み外れた
霊感などから鬼大師・角大師といった異名で知られ、大師堂本尊である良源像の御前立として
祀られる。

紫式部は、廬山寺の境内に住んでおり、「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんど
この地で執筆されたものと伝わる。
庭だけは撮影を許されて何枚も撮りましたが、源氏物語絵巻風に植栽が施され、右端の画像の
右奥隅の門を開けてみる景色は苔の部分が雲のようで一段と美しいそうです。

寺を出て河原町通りに出た頃にはさすがに腹減りもピーク 京都府立医大病院の一階にある
コンビニに飛び込んでおにぎりとお茶を買って小腹を満たしました。

もう少しこの文化財観光におつきあい願います。

 

暦に載りにくい面白こよみ 十一月十二日
この日は普通の暦 パンの日 洋服記念日 皮膚の日 以外に特にありません。


大徳寺塔頭の2件(第3弾!3・4ヵ所目)

2012年11月11日 11時57分58秒 | ソウダKyotoへ

京都非公開文化財特別公開 2012 秋季 の続き
 
報恩寺を出てバス停に戻り、金閣寺方面に5つ行くと大徳寺前のバス停。
大徳寺(臨済宗大徳寺派大本山 龍寶山)の境内には、別院2ヶ寺、塔頭22ヶ寺が甍を連ね、
それぞれに貴重な、建築、庭園、美術工芸品が多数残されています。

   

いくつかの塔頭(たっちゅう)は普段から公開していたり、精進料理を出していたりするところあり
全く公開されていないところあります。

今回は数々のすぐれた襖絵が伝わる真珠庵(しんじゅあん)と
三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の菩提寺として今日に至る聚光院(じゅこういん)
が公開の対象だった。

真珠庵一休宗純禅師が庵とした、大徳寺山内の名刹。
一休さんの像のほか、一休和尚にまつわる紙本墨画 真山水図8面・花鳥図
16面他、曾我蛇足筆襖絵、室町時代、重要文化財…一休和尚に教えを受け、
雪舟と同時代に活躍した画家・曽我蛇足によって描かれた襖絵(1491年
延徳3年頃作)は、現存最古の水墨画襖絵と伝わります。

お庭も史跡名勝庭園「七五三の庭」とい言い岩を7つ5つ3つと組み合わせた
趣のあるものでした。

聚光院は豊臣秀吉に命じられて千利休が自害した場所とも言われ
茶室「閑隠席」(重文)を含む水屋を挟んで2つの茶室がある。

当時の粋を終結した内露地の一部を庇屋根で覆い内部空間化した巧みな
意匠の茶室。

中世と近世を結ぶ位置にある建造物として高く評価されています。
入母屋檜皮葺の方丈も重要文化財。


    


各お寺では公益財団法人 京都古文化保存協会のボランティアガイドさん達が

訪れる観光客に部屋や文化財ごとに何回も何回も繰り返して説明をしてくれるよう
配置されています。
他にもチケット(拝観券)の販売やパンフレットの配布、お寺の住職などに代わって
案内したり傷つけや撮影禁止など注意喚起する役目など。

ほとんどが学生さんのボランティアで尋ねてみると意外に佛教大や龍谷大の学生さんでなく
同志社・立命館・京都女子の各大学からが主要メンバーだと聴きました。

少しこだわった観光客がイロイロと質問をしたりするのにも的確に応対しているのが気持ちよく
歴史や古美術が本当に好きな人達の集まりなんだと感心させられました。

ここまでの4カ所で午前中。 マップの上賀茂神社は去年、別のイベントで行ったのでパス。
午後からは御所周辺~河原町通り沿いを周ります。

とぅ びぃ こんてぃにゅーど