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今日は長野県議会山岳議員連盟の皆さんと木曽へ、山岳環境についての現地視察。信州大学教育学部中村浩志教授の提言や木曽猟友会の皆さんのお話などかあります。
30年間でライチョウは半減。2950から1653に。南アルプスのライチョウは古いタイプの遺伝子をもっていて、北アルプスとは異なる。御岳と乗鞍も異なる。
気温が3度上昇すれば絶滅する。また、鹿が高山に入ってきて、ライチョウの餌を食べてしまう。そして花畑がなくなり土砂の流出が始まる。深刻な事態が南アルプスでははじまっている。猿や猪、熊が高山植物を食べにあがってくる。北アルプスも時間の問題。
したがって、貴重な高山の自然と、そこに住むライチョウをいかに残すのかが私たちの課題。人と野性動物のすみわけ構造の崩壊。人の奥山への進出、野性動物の里と高山への進出。すみわけを確立することが必要。稲作文化は、山は神の領域だった。欧米は牧畜文化で早くから山に人が進出していた。
木曽猟友会の山田会長から陳情。木曽郡内で鳥獣被害額毎年1億円を越える年が続いてきた。一方で狩猟者は減り続けている。昨年はカモシカ91、熊48、鹿31、猿460、豬1059、狸143、ハクビシン83を捕獲した。
地域ごとに、鳥獣被害対策を進めるための元気づくり支援金を活用したらどうか、国有林で間伐した後に実のなる木を植えようという大事な提案がありました。