休日に事務所に顔を出したら、お取引先の「株式会社 北木」の加藤社長さんより、「現在のロシア・中国の様子が、はっきりわかる本」があったと、週刊ダイヤモンドの5月3日・10日の合併特大号が届いていた。
ロシアからの木材で成り立っていた、富山の港湾製材も、ここにきて誠に大きな変化がおきている。それは富山にとどまらず、日本国中津々浦々までに及ぶ、激震ものである。
そのあたりも、この本を読めば・・・・納得せざるを得ないというか、あきらめざるを得ないというか・・・というあたりだろう。
加藤社長はいつも、いろんな情報を教えてくださる方だ。
あまりに暑いので、最低限の家事を済ませて、まず読みかけの「流星の絆」を読み終え、この「中国とロシア」の最新報告を読み始める。
中国とロシアの高度成長が続いている。中国のGDPは、為替次第では今年度に日本を逆転する。ロシアの国策企業「ガスプロム」の当期利益は、とうの昔にトヨタ自動車を上回った。中国・ロシアと真正面から向き合わなければ、やがて日本は没落していく。・・・・目次に書かれたこの言葉に集約されている。
私たちの中にある、日本優位は幻想だ。天然資源に乏しい日本は、世界有数の資源を持つロシア・中国には歯がたたない。通信・銀行・海運・エネルギー・非鉄・鉱山・鉄鋼・建設・保険まで、多くの日本企業はもはや追われる立場にはない。すでに中国・ロシアを追いかける立場になりつつある。正しい現状認識なくして、日本企業の復活はありえない。・・・・そうだ。
断トツの外貨準備高を持つ中国は、先進国からアフリカまで、世界を買いまくっている。今までは、中国国内への外資誘致を進めてきた段階だったが、第二段階として資源関連に海外進出がすすんだが、いまや業種を問わず投資をしている。
日本の10倍もの人口である、資源も足りなければ、水も食料も技術もたりないだろう。
余談だが、とある中国要人がお忍びで日本を訪れ「日本の共産主義はよく機能している。感心しました。今度は中国においでなさい。中国の資本主義をお見せします」格差社会と叫ばれながら、その実たいした格差など存在しない日本の「共産主義」の方が問題なのかもしれない。・・・・と書かれていた。実に中国と日本の実情を言い表していると思った。
これを読んだ後、私は日曜日の朝刊に掲載されていた、経済アナリストの森永卓郎氏の論壇を読んだついでに、彼の著書「続・年収300万時代を生き抜く経済学」2003年11月発行を書棚から引っ張り出した。センセーショナルの題名が付いているが、立派な時代の先端を行く経済書だ。これが書かれたのは、小泉首相が再選された頃である。凡人である私は、当時より今読んだ方がなるほどと理解ができる。
昼休みも終わりなので・・・続きはまた。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
ロシアからの木材で成り立っていた、富山の港湾製材も、ここにきて誠に大きな変化がおきている。それは富山にとどまらず、日本国中津々浦々までに及ぶ、激震ものである。
そのあたりも、この本を読めば・・・・納得せざるを得ないというか、あきらめざるを得ないというか・・・というあたりだろう。
加藤社長はいつも、いろんな情報を教えてくださる方だ。
あまりに暑いので、最低限の家事を済ませて、まず読みかけの「流星の絆」を読み終え、この「中国とロシア」の最新報告を読み始める。
中国とロシアの高度成長が続いている。中国のGDPは、為替次第では今年度に日本を逆転する。ロシアの国策企業「ガスプロム」の当期利益は、とうの昔にトヨタ自動車を上回った。中国・ロシアと真正面から向き合わなければ、やがて日本は没落していく。・・・・目次に書かれたこの言葉に集約されている。
私たちの中にある、日本優位は幻想だ。天然資源に乏しい日本は、世界有数の資源を持つロシア・中国には歯がたたない。通信・銀行・海運・エネルギー・非鉄・鉱山・鉄鋼・建設・保険まで、多くの日本企業はもはや追われる立場にはない。すでに中国・ロシアを追いかける立場になりつつある。正しい現状認識なくして、日本企業の復活はありえない。・・・・そうだ。
断トツの外貨準備高を持つ中国は、先進国からアフリカまで、世界を買いまくっている。今までは、中国国内への外資誘致を進めてきた段階だったが、第二段階として資源関連に海外進出がすすんだが、いまや業種を問わず投資をしている。
日本の10倍もの人口である、資源も足りなければ、水も食料も技術もたりないだろう。
余談だが、とある中国要人がお忍びで日本を訪れ「日本の共産主義はよく機能している。感心しました。今度は中国においでなさい。中国の資本主義をお見せします」格差社会と叫ばれながら、その実たいした格差など存在しない日本の「共産主義」の方が問題なのかもしれない。・・・・と書かれていた。実に中国と日本の実情を言い表していると思った。
これを読んだ後、私は日曜日の朝刊に掲載されていた、経済アナリストの森永卓郎氏の論壇を読んだついでに、彼の著書「続・年収300万時代を生き抜く経済学」2003年11月発行を書棚から引っ張り出した。センセーショナルの題名が付いているが、立派な時代の先端を行く経済書だ。これが書かれたのは、小泉首相が再選された頃である。凡人である私は、当時より今読んだ方がなるほどと理解ができる。
昼休みも終わりなので・・・続きはまた。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家