日本の共産主義と中国の資本主義・・・週刊ダイヤモンドより

2008年07月28日 | 読書
休日に事務所に顔を出したら、お取引先の「株式会社 北木」の加藤社長さんより、「現在のロシア・中国の様子が、はっきりわかる本」があったと、週刊ダイヤモンドの5月3日・10日の合併特大号が届いていた。

 ロシアからの木材で成り立っていた、富山の港湾製材も、ここにきて誠に大きな変化がおきている。それは富山にとどまらず、日本国中津々浦々までに及ぶ、激震ものである。

 そのあたりも、この本を読めば・・・・納得せざるを得ないというか、あきらめざるを得ないというか・・・というあたりだろう。

 加藤社長はいつも、いろんな情報を教えてくださる方だ。

 あまりに暑いので、最低限の家事を済ませて、まず読みかけの「流星の絆」を読み終え、この「中国とロシア」の最新報告を読み始める。

 中国とロシアの高度成長が続いている。中国のGDPは、為替次第では今年度に日本を逆転する。ロシアの国策企業「ガスプロム」の当期利益は、とうの昔にトヨタ自動車を上回った。中国・ロシアと真正面から向き合わなければ、やがて日本は没落していく。・・・・目次に書かれたこの言葉に集約されている。

 私たちの中にある、日本優位は幻想だ。天然資源に乏しい日本は、世界有数の資源を持つロシア・中国には歯がたたない。通信・銀行・海運・エネルギー・非鉄・鉱山・鉄鋼・建設・保険まで、多くの日本企業はもはや追われる立場にはない。すでに中国・ロシアを追いかける立場になりつつある。正しい現状認識なくして、日本企業の復活はありえない。・・・・そうだ。

 断トツの外貨準備高を持つ中国は、先進国からアフリカまで、世界を買いまくっている。今までは、中国国内への外資誘致を進めてきた段階だったが、第二段階として資源関連に海外進出がすすんだが、いまや業種を問わず投資をしている。

 日本の10倍もの人口である、資源も足りなければ、水も食料も技術もたりないだろう。

 余談だが、とある中国要人がお忍びで日本を訪れ「日本の共産主義はよく機能している。感心しました。今度は中国においでなさい。中国の資本主義をお見せします」格差社会と叫ばれながら、その実たいした格差など存在しない日本の「共産主義」の方が問題なのかもしれない。・・・・と書かれていた。実に中国と日本の実情を言い表していると思った。

 これを読んだ後、私は日曜日の朝刊に掲載されていた、経済アナリストの森永卓郎氏の論壇を読んだついでに、彼の著書「続・年収300万時代を生き抜く経済学」2003年11月発行を書棚から引っ張り出した。センセーショナルの題名が付いているが、立派な時代の先端を行く経済書だ。これが書かれたのは、小泉首相が再選された頃である。凡人である私は、当時より今読んだ方がなるほどと理解ができる。

 昼休みも終わりなので・・・続きはまた。
                         依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷と大雨大丈夫でしたか?

2008年07月28日 | 日々のこと
昨日は、雷と大雨で凄かったですね。
皆様のお宅では被害はありませんでしたでしょうか?

あまりの凄さに現場は大丈夫だろうかと庭を見ていると、「あれ?なんか変」ナナカマドの枝が2本折れていました。

ナナカマドは火事・雷除けの木と言われているそうですが、風で折れてしまいました。

雨漏りとか大丈夫でしたでしょうか?
何か被害がございましたらお知らせください。
       
             みゆき

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする