40年・・・・三島由紀夫氏と瀬戸内寂聴さん

2010年11月24日 | 読書
信濃毎日新聞の文化欄に「西の都から・・・・突然起こること」と瀬戸内寂聴さんの隋筆が載っていた。

 彼女が88歳というのも驚きだったが、私が彼女にあってから40年の歳月がたっていることにである。

 ちなみにその文化欄には「三島由紀夫の没後40年に寄せて」と辻井 喬氏が寄稿なされていた。

 40年前の11月25日・・・私は新宿駅で彼が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をした号外を手にした。たしかに強烈な出来事であった。
 あの日何を感じたのであろうか。そしてあの日私は日記帳に何を記載したのだろうか、と辻井氏の文章を読みながら思った。

 しかし凡人の私は40年たった今をもっても彼の訴えたかったことが理解し得ない。

 瀬戸内寂聴さんは「新日本文学校」の授業でだった。学校とは名ばかりのイスと下駄箱しかない東中野の協会の2階で週2回、5時限の授業を終えて駆けつける半年間だった。

 教室の片隅で菓子パンをかじりながら、私は多くの本の背表紙で見た事のある人々の話を聴いたのだった。

 私は若かった・・・それは年齢だけのことではなく・・・・中味がである。

 その日私は瀬戸内氏の話にすごい違和感というよりも反感を覚えた。彼女の生き方が・・同性の感覚と潔癖感が許さなかったのかも知れない。

 あれから3年あまりして彼女が出家した時、私はあの日の彼女の語ったことが少しだけ理解できたような気がしたものであった。

 88歳の彼女が最近まで40代の仕事量をし、原稿の締め切りと講演をこなしていたのだという。腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアで身動きならぬ状態であるという。

 仏の道に入られて以来の彼女の作品が私は好きだった。エネルギーの固まりのような彼女の生き方に敬服しつつ1日も早い回復を祈念するのである。
                       依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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野沢菜の醤油漬のレシピ

2010年11月24日 | 料理
嫁さんが第3子とともに退院してきて、子供たちの顔にも安堵の色が浮かんだ。母親とはえらい物だ。母親の愛情はどんな愛情をもってでも埋めることのできないものなのだろう。

 自分に弟が生まれた日、その弟の後でいいから、同じ布団で母と寝たいと訴えた3歳の自分を思い出した。

 昨日お江戸に出かけた、東京駅で中央線に乗り換えようとしてエレベーターに乗って上を見上げて慌てて左側に寄った。変わったのだー、と納得した。エレベーターの長さが長いんだもの。お急ぎ様用に左側を空けるというのも定着したんだね。
 すっかりおのぼりさんになったと、苦笑してしまったわ。

 野沢菜の醤油漬、早くアップしたいと思いつつ今頃になってしまいましたが、お試しくださいね。

 野沢菜は洗ってください。
 野沢菜 を3~4cmにカットする。野沢菜1kgに対して
醤油180CC・味醂80CC・酢60CC・砂糖60gをその野沢菜に混ぜ合わせる。
そのほかに塩昆布・とうがらし・しょうがなどを入れる。
 
 重しをして全体が液にかぶるようになったら、皿蓋程度に軽くします。1昼夜過ぎれば食べられます。保存する場所に寄りますが、10日程度で食べきる程度ずつ作ればいいかなと思っています。

 お砂糖の量は試してみてからお好みでどうぞ。

 
                依田美恵子
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