市川英彦先生のお話・・・高齢期を生きいきと、その続き

2010年11月07日 | 読書
 市川先生のお話を聞きながら、戦後豊かさと引き換えに私たちが失った物の大きさに、あらためて感じいったのでした。

 資本主義社会の成熟期と言えば言えるのでしょうか。でもどうにもなら無いような閉塞感におそわれることがありませんか。どうして・・・・なぜと思うこと。

 この元はやっぱり「物欲」に走った私たちの結果かもしれないと・・・・密やかに思い巡らすのでした。

 でもそんなこと言っていたって、なんにも始まりません。他者に期待するよりも、自分でできることからでしょう。

 先生は続けられました。以下お話から。
 健康とは、心身の健やかさと、社会の平和を土台としてひろがる人間らしい心豊かな暮らしの総体であると。
 
 人間らしさとは、他者への共感、配慮、誠実、尽力、尊敬、感謝、弱者への支援など、誰もか持っているごく普通の人間的な気持ちが、生きいきと発揮されている状態のこと。

 そして

 私どもは、高齢者が国民みんなから敬愛されるとともに、健全で安らかな生活を保障される運動を、下から、国民の側から起していかなければなりません。高齢者は支えられる存在から、社会を支える存在へ意識を変えなければなりません。

 その力は、誰もが持っているごく普通の、人を大切にするという気持ちを横に繋げた協同の力をおいて無いと思います。協同こそが自助を助け、公助を引き出すのです。

 地域のみんなで心と力を合わせ、要介護者を温かくつつみ、心のケアに参加する。地域の介護力を高める。公の力を引き出し、真の高齢者福祉の底上げをする。
 以上先生のお話から。

 まさに特別養護老人ホーム「ローマンうえだ」は先生の信念そのものの施設であると、あらためて感じいりました。

 その根底にある、大きな優しさに触れ、それはまたこの地に息づく農村医療の若月俊一先生へとたどりつく様な気持ちでお話をお聞きしました。

 時間が経ってしまって、うまく先生のお気持ちを書き綴ることができませんでした。
でも先生の農村医療にかける情熱、そして一人ひとりの患者を診るやさしい気持ちだけは、言葉で表現できませんが、心にきざみこまれました。

 それとともに自分ができることで社会参加・・・・これなくして日本の将来を救う道はないのではないかと。

 またここ佐久に素晴らしい医療機関があることは、私たちの安心の源であったり、誇りでもあったりするのです。
                     依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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