唐松の芽吹きの季節到来

2011年05月07日 | 日々のこと
ようやくに桜が満開になったと思いきや、強風でアッという間に散ってしまい、充分に桜にであえなかった今年です。

 桃が濃いピンクで満開です。白いプルーンの花も満開。花みずきもです。
こうして花を追いかけて季節が過ぎていくのですね。

 唐松の芽吹きも1週間ほど遅れました。

 先日「弟子」が勉強している横で、その唐松って書いてある木知っているよね、と尋ねてみました。びっくりしたことに知りませんでした。

 小学校2年頃でしょうか、班ごとに新聞を作る時に名前を付けました。長野はその頃唐松の植林が盛んでしたから、子供心にも「唐松」は印象深かったのでしょう。私たちの班は「からまつ」となりました。

 担任だった駒村名生介先生が唐松は信州の木で他所には無い木だから、とてもいい名前だと褒めてくれました。

 野山を歩きまわって大きくなった時代ではないからでしょうが、山中が唐松一色のような信州で、唐松を知らないことに驚きました。先日「弟子」よりも2歳上の息子に同じ質問をしました。庭の木を目で探していましたが、「庭木にはしないのよ」と教えてやりましたが、やはり知りませんでした。

 明けても暮れても唐松で暮してきた私たちですが、職住が分離してからの子供たちには、門前の子がありませんでした。

 一般教養だと思っていましたが、親レベルの反省かもしれません。

 まあ親の私だって、木の名前と実物が幾つ合致するかですものね。

 信州は芽吹きの季節です。様々の緑色が入り混じっています。古来日本人はこの芽吹きを愛でたのですね。その色の表現が実に細やかですもの。

 その名を聞いてもどの色かわからないと、一般教養の中味も時代によって変わって行くものだと変な感想を持った出来事でした。

                依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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