ビタ一文渡さないのビタ一文とは?

2011年05月15日 | 長野労基のひと口コラム
 庭先のスズランの花が咲き始めました。その昔会社の近くの雑木林から移したものです。その繁殖力といったらありません。たちまちに庭中に広がっていきました。

 かって浅間山麓に登った時、雑木林のスズランの群生に驚きましたが、スズランの環境にあっているということなのでしょうか。

 山の物は山にと、この頃は思うのですが、里山に手が入らなくなると、山野草の類は見る見るなくなっていきます。

 サクラソウの群生地もオダマキの咲いていた場所も、もうありません。

 長野労基の5月号の「ひと口コラム」で雑学の勉強をしてください。

「ビタ一文渡さない」の「ビタ一文」とは?がテーマです。

以下引用です。

 「ビタ一文」の「ビタ」とは金と悪をあわせて「鐚」と書き、鐚銭は品質が悪い一文1銭のことを言うそうです。

 鎌倉時代後期以降、中国の宋や元、そして明などとの貿易により中国銭(主に銅銭)が流通しましたが、これらの貨幣を私的に鋳造する者が現れ、私鋳銭(しちゅうせん)が出回るようになったそうなのです。

 私鋳銭は一部が欠落していたり、穴が開いていなかったり、字が潰れて判読できないものがあり、評判の悪い一文銭であったとのことです。

 このような私鋳銭をビタ銭と呼び、商品経済の現場では良銭(品質の良い銅製の一文銭)との交換比率が、当初1対1であったものが、その後4対1になり、さらに価値が下がって、ビタ銭十文と良銭一文が同等とみなされるようになったそうです。

 このような価値の低い嫌われるような貨幣ですら渡さないという意味から、まったく渡さないという意味になったということです。

 引用終わり

 鎌倉時代の言葉なんて聞くと・・・・なんだか複雑な心境になりました。

 文化はご先祖様からの積み重ねなのですね。これからも続くということか・・・・・。残したくないものもあるよね・・・放射能。

  依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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