(秋田のがんばる農山漁村応援サイトより引用。)
テレビなどで見ると、子どもたちは「なまはげ」に怯えきっています。あれはトラウマにはならないのでしょうか?
たぶん、ならないでしょう。「なまはげ」は、地元のすべての幼児が経験するからです。昨日述べた、ある出来事を体験したマジョリティーには、それはトラウマとはならないとする仮説によれば、そういうことになります。
「なまはげ」を演じる青年たちも、幼いころ「なまはげ」に脅かされました。その経験は青年たちにとって「艱難なんじを珠にす」というよい方向に働いたのだと思われます。青年たちにとってトラウマとなっていれば、この行事は続いていないはずです。
逆に言えば、「なまはげ」を経験した幼児が少数なら(すなわちマイノリティーなら)、「なまはげ」はトラウマになるでしょう。
※今日、気にとまった短歌
夏すぎて秋になる時こんなにもすとんとなるか虫達が鳴く (瀬戸市)村瀬登美子