Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

卒論・修論の提出日

2008年01月15日 | 大学
 芸術大学でも音楽学だけは、実技で卒業するのではなく、論文を書いて卒業する。要するに、一般大学の卒論や修論と同じである。指導教員は、日々、ゼミの学生を叱咤激励しながら、論文を書かせるわけである。そして今年もゼミ学生の論文提出の日がやってきた。
 指導教員はたぶんどの大学でも「とにかく出してくれ」という思いでいっぱいである。今年の学生は皆、優秀であるが、やっぱりプリント・アウトが間に合わないとか、パソコンが壊れたなんて理由で提出時間が間に合わないなんてことが起こるとも限らない。だからこそ、指導教員は提出するまでドキドキなのだ。提出時間を遅れたりすれば大問題である。
 提出日の今日はあいにく午前10時から会議、午後は来客、授業、そしてまた会議と、すべてが終了したのが午後6時過ぎ。ゼミの学生はみんな提出したんだろうか・・・と心配しながらも研究室に戻る。と、研究室の前のホワイトボードにこんな文字が! 
「先生へ、論文提出しました。」
 そして何名かの学生の名前が書かれている。良かった、良かった。これで私も一安心。今年度の肩の荷が一つ下りた。もちろん、まだまだ肩の荷は山積しているのだが、でも今日だけは、そんな重みを感じさせないようなさわやかな気分。まるで自分の論文を書き終えたような安堵感。