Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ブーゲンビリア

2008年01月25日 | 家・わたくしごと
 数日前、かみさんがブーゲンビリアをどこかのフェアで買ってきた。南国特有の花で、赤紫色がとても鮮やかな花である。ここ数年前からは東京でも売られるようになったので地域限定というイメージが徐々になくなってきている花である。正確に言うと、花ではなくて葉なのだというが・・・。
 最初にバリに行った1983年に、私ははじめてこの花をみた。すっかり魅了されて、このとき、この日本で見たことのないような花をたくさんフィルムに納めた。私にとって、ブーゲンビリアはバリに行くたびに見ることにできる花になった。
 9年前に沖縄に住み始めた頃、この花があちこちに咲き乱れているのをみたとき、言葉には出せないようなある種の感動を覚えたことを記憶している。「バリの花」が今、私の住み始めた街のあちこちで鮮やかな赤を演出しているのだ。ブーゲンビリアだけではなかった。バリで見かけたいくつもの花、たくさんの木々が沖縄にもあるという喜びからか、私は沖縄を身近に感じることができるようになったのだ。
 そんなブーゲンビリアの鉢が、今、玄関に置かれて、少し肌寒くなった沖縄の風に当って、凍えているようだ。その分、見る者の心はポカポカと温まるのだけど。