Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

音の森ーーガムランを持って森にでよう

2011年05月22日 | 東京
 以前、音工場OMORIとよばれていたガムランのスタジオがこの春に「音の森ガムラン・スタジオ」に変わり、新たにスタートをきった。そのスタジオが長年続けてきた恒例のコンサートが世田谷区の羽根木公園内のはねぎプレーパークで開催された。
 うっそうと広がる森の中にこもれびが届く、仮設舞台が作られ、その前のシートがひかれた観客席にはたくさんの人々がピクニックに来たような雰囲気で、飲みながら、食事をしながら舞台を楽しむ。この空間の中に、一時、身を置いた人々は、そよ風に運ばれる木々のざわめき、観客のまわりを走り回る子どもの声、青銅のガムランのうなり、懐かしいたき火の香りのあいまった音の森の音や香りの風景に心地よい時間を過ごすことができただろう。
 「音の森」ってこういうことなのかな、とふと思ってしまう。この名前を考え付いた人がこの光景を思い描いてつけたわけではないかもしれないけれど、きっと記憶のどこかに年に一度のこの素敵な光景としてあったに違いない。心の中のときどき姿をあらわす潜在的な風景? 「音の森」は、この「音の森」の大好きな人々が集う場。「音の森」はまた来年の「音の森」を夢見て、前へ進んでいく。
(実は、昨日、私はデジカメを忘れました。だから今日は写真がありません。後日、送っていただいた写真をアップしますね。)