『ソーシャルワーク研究』 Vol.22 No.4 1997
医療機関SWによる論文。
人工呼吸器を装着した3患者を通して、その生きがいやソーシャルワーカーとしての関わりについて模索し、その模索のなかから、人間の尊厳について追及している。
引用
・人工呼吸器装着状態は、いわば慢性経過の死をむかえる、ターミナルケアといえる。
・(事例紹介を受けての文章⇒)人工呼吸器の装着は、いわばターミナルケアの状況であるにもかかわらず、死は突然もたらされたのである。
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この当時は、制度上の問題があり、今よりも人工呼吸器装着患者の在宅療養が困難であった様子。筆者は、「在宅療養を実現できること自体、恵まれた環境といえるのかもしれない」と書いている。
現在はどうであろうか?
制度上の整備はなされ、そして病院も援助者も積極的に在宅療養をすすめている。
そのなかには、二の足を踏んでいても、「説得」されて、在宅療養へ向けて準備をする患者・家族もいるだろう。
医療技術が進歩する一方、私は医療改革は偏った状態のままですすめられていると感じてしまう。
「より長く生きる」ことも大切だが、「より楽しく、そしてよりラクに生きる」ことも大切だと思う。
医療機関SWによる論文。
人工呼吸器を装着した3患者を通して、その生きがいやソーシャルワーカーとしての関わりについて模索し、その模索のなかから、人間の尊厳について追及している。
引用
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・人工呼吸器装着状態は、いわば慢性経過の死をむかえる、ターミナルケアといえる。
・(事例紹介を受けての文章⇒)人工呼吸器の装着は、いわばターミナルケアの状況であるにもかかわらず、死は突然もたらされたのである。
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この当時は、制度上の問題があり、今よりも人工呼吸器装着患者の在宅療養が困難であった様子。筆者は、「在宅療養を実現できること自体、恵まれた環境といえるのかもしれない」と書いている。
現在はどうであろうか?
制度上の整備はなされ、そして病院も援助者も積極的に在宅療養をすすめている。
そのなかには、二の足を踏んでいても、「説得」されて、在宅療養へ向けて準備をする患者・家族もいるだろう。
医療技術が進歩する一方、私は医療改革は偏った状態のままですすめられていると感じてしまう。
「より長く生きる」ことも大切だが、「より楽しく、そしてよりラクに生きる」ことも大切だと思う。