『ソーシャルワーク研究』35-5
大阪市生野区のある地域に居住している在日コリアン高齢者を対象に、質問紙調査を実施。その結果と、結果を反映させた大阪市の取り組みを紹介している。
本調査の結果報告のみならず、在日の社会背景や文化的特徴等の説明も丁寧にされており、大変読みやすい。
引用
・同地域に住む日本人高齢者に比べ、在日コリアン高齢者は社会経済的問題、非識字者が多いことが明らかになった。
・「生きがい」についての質問に対し、「生きがいがない」という答えが最も多かった(27%)。
・在日コリアン高齢者は日本人高齢者と比べ、抑うつの頻度が高いということが明らかになった。
私が以前勤務していた地域も、在日の方が多く居住しており、在日コリアンの方を対象としたデイサービスや、同国出身のヘルパーを有する訪問介護事業所もあった。
「民族」というカテゴリーは、その人がもつ「個性」の一端であると考えていたが、一端ではなく「根本」であるということに、今更ながら気づかされた。
人を理解することが援助職の基本であるからこそ、在日の方々が置かれている状況を、適切に理解しておかねばならないと感じた。
大阪市生野区のある地域に居住している在日コリアン高齢者を対象に、質問紙調査を実施。その結果と、結果を反映させた大阪市の取り組みを紹介している。
本調査の結果報告のみならず、在日の社会背景や文化的特徴等の説明も丁寧にされており、大変読みやすい。
引用
・同地域に住む日本人高齢者に比べ、在日コリアン高齢者は社会経済的問題、非識字者が多いことが明らかになった。
・「生きがい」についての質問に対し、「生きがいがない」という答えが最も多かった(27%)。
・在日コリアン高齢者は日本人高齢者と比べ、抑うつの頻度が高いということが明らかになった。
私が以前勤務していた地域も、在日の方が多く居住しており、在日コリアンの方を対象としたデイサービスや、同国出身のヘルパーを有する訪問介護事業所もあった。
「民族」というカテゴリーは、その人がもつ「個性」の一端であると考えていたが、一端ではなく「根本」であるということに、今更ながら気づかされた。
人を理解することが援助職の基本であるからこそ、在日の方々が置かれている状況を、適切に理解しておかねばならないと感じた。