副題:ケース記録の分析を手がかりとして
口村淳 『社会福祉学』第51巻第4号 2011
高齢者ショートステイにおける生活相談員の援助内容について、ケース記録をもとに分析している。
引用〓
・業務は、「利用期間中」の業務と「利用期間外」の業務に分けられる。
・分析結果として、最終的に上位8つのカテゴリが生成された。
1.援助困難ケースへの対応
2.施設での生活支援
3.外部機関への情報提供
4.施設利用に関する相談
5.家族との連絡・調整
6.利用者に関する情報収集
7.円滑な在宅介護の支援
8.苦情対応
・質的研究法は、未開分野の探索的研究において有効である(先行研究からの引用)。
―――――
私は個人的に、この方の論文が好きである。というのも、現場での疑問を研究という作業にのせ、理論的に立証していくという過程が、とても丁寧に書かれているからだ。
大学や研究所で、研究活動そのものが仕事である方々の論文は、とても理路整然としている。それはもちろん熟練されたものとして、学べるものが多い。しかし現場の人間が、現場で起こっている何とも言えない疑問を「ことば」や「かたち」にする時には、この方の論文を参考にすると、整理しやすいのではないかと思う。
口村淳 『社会福祉学』第51巻第4号 2011
高齢者ショートステイにおける生活相談員の援助内容について、ケース記録をもとに分析している。
引用〓
・業務は、「利用期間中」の業務と「利用期間外」の業務に分けられる。
・分析結果として、最終的に上位8つのカテゴリが生成された。
1.援助困難ケースへの対応
2.施設での生活支援
3.外部機関への情報提供
4.施設利用に関する相談
5.家族との連絡・調整
6.利用者に関する情報収集
7.円滑な在宅介護の支援
8.苦情対応
・質的研究法は、未開分野の探索的研究において有効である(先行研究からの引用)。
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私は個人的に、この方の論文が好きである。というのも、現場での疑問を研究という作業にのせ、理論的に立証していくという過程が、とても丁寧に書かれているからだ。
大学や研究所で、研究活動そのものが仕事である方々の論文は、とても理路整然としている。それはもちろん熟練されたものとして、学べるものが多い。しかし現場の人間が、現場で起こっている何とも言えない疑問を「ことば」や「かたち」にする時には、この方の論文を参考にすると、整理しやすいのではないかと思う。