副題:医療ソーシャルワーカーと介護支援専門員のフォーカスグループインタビューを通して得られたこと
連携に際して、医療ソーシャルワーカーが求められる姿勢や知識、技術は何か?を探索することを目的として、調査が行われた。
介護支援専門員サイドとしては、病院は敷居が高いため、その窓口である医療ソーシャルワーカーに、「相談」することから「連携」が始まる…とのこと。また、大きな病院ほど、相談にのってくれない、話を聞いてくれないという印象を抱いているとのこと。
ソーシャルワーカーは、社会福祉学を基盤とし、「傾聴」をスキルの一つとしている。患者のみならず、外部の関係職種(この論文では介護支援専門員)に対しても、「傾聴」が求められていることが明らかになった。
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この調査の対象は、有床医療機関のソーシャルワーカーであるが、在宅療養支援診療所のソーシャルワーカーにも通じる結果も見受けられた。
ありきたりの結果ではあるが、組織内外のパイプ役が求められていることについて、そのための「スキル」を掘り下げる必要があると感じた。
連携に際して、医療ソーシャルワーカーが求められる姿勢や知識、技術は何か?を探索することを目的として、調査が行われた。
介護支援専門員サイドとしては、病院は敷居が高いため、その窓口である医療ソーシャルワーカーに、「相談」することから「連携」が始まる…とのこと。また、大きな病院ほど、相談にのってくれない、話を聞いてくれないという印象を抱いているとのこと。
ソーシャルワーカーは、社会福祉学を基盤とし、「傾聴」をスキルの一つとしている。患者のみならず、外部の関係職種(この論文では介護支援専門員)に対しても、「傾聴」が求められていることが明らかになった。
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この調査の対象は、有床医療機関のソーシャルワーカーであるが、在宅療養支援診療所のソーシャルワーカーにも通じる結果も見受けられた。
ありきたりの結果ではあるが、組織内外のパイプ役が求められていることについて、そのための「スキル」を掘り下げる必要があると感じた。
露木さんがおっしゃるように、現場では当たり前のことが、言語化されず、共有しにくいということは、多くあると思います。
私は、現場の声を「研究論文」に仕上げることの難しさを常に感じていますが、それを積み重ねていかなければ、現場の質も学問の質も、前進は少ないと考えています。
これからも、皆さんのご意見等、お待ちしています。
さて、③CMはMSWに対して「相談姿勢の欠如」を、MSWはCMに対して「決定の視点相違と人権ヘの配慮」を、⑤ではCMはMSWに「相談に乗ってくれること」を、MSWはCMに「身軽でキャパの広さ」を望んでいるようです。
③と⑤は同じことを表現しているようです。現場からの感想でもご指摘の通りと思います。
介護系CMにとってクライアントの気持ちに寄り添って援助計画を策定していく思考過程が整理されにくいようで、単純な結論を出す傾向が見られます。
これがキャパの広さと決定についてのMSW側からの要望になるのでしょう。
同時にMSWにCMが求めるのはCMにとってわかりやすいように言ってほしいという悲鳴なのだと思います。
そこでCMには思考過程を言語化する努力を、MSWにはフィールドの違いを理解し使用する言葉とより丁寧な背景の説明ができると両者の溝がうまるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
自分の気になる箇所だけ抜粋したため、簡略な紹介になってしまい、すみません。
私の経験になってしまいますが…CMとSWの協働の質次第で、組織と組織の関係の良し悪しが決まってしまうほど、重要なポジションであると思います。互いの専門性を理解し、尊重し、役割分担をどう話し合っていくか…が大切ですよね。在宅では「やろうと思えば、どちらでもできる」ことが多くあり、その分担を整理するのがとても難しかった記憶があります。
考えれば考えるほど、重要かつ難しいものです。
病院へのアクセスのハードルをさげることも、ソーシャルワーカーの役割であると痛感しています。
関係職種が歩み寄らないことには、よい援助はできないでしょうから。
この状態のままでいくのかですが、「上手な活用法」にもありますが突破口は診療所dr、でしょう。このポジションは医療と同時に在宅での療養も若干含みますから、ケアマネとしては接点が持ちやすいはずです。
現に当社のケアマネは利用者が受診する際に同行して可能であれば診察に同席し情報を共有するそうです。
おそらくこのあたりから医療と介護の共同作業が出来るのではないかと思っています。