「地域包括ケアのすすめ 在宅医療推進のための多職種連携の試み」東京大学高齢社会総合研究機構／編

　千葉県柏市で取り組まれている、官民一体となった地域包括支援体制について紹介している。
　取り組みの紹介が多くを占めているが、在宅医療の歴史的経過にも触れている。この部分については、基本を知ることができ有効であった。


　自分の望むケアを、自分が望む場所で受けられるか否かは、運に近いのかもしれない。
　そうであったはいけないと、地域包括システムの構築が急ピッチで進められている。しかしながら、まだまだ地域差もある。
　民間の一事業所ではとうてい構築はできない。公的な機関（人材）が関わると、ここまで手が広げられるのか…と、やきもち半分で本書を読んだ。

	地域包括ケアのすすめ: 在宅医療推進のための多職種連携の試み
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	東京大学出版会