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白変種のオナガカモ

2014-12-08 | 野鳥


上野の不忍池に白いオナガガモが居た
白変種なのか?アルビノなのか?

白変種(はくへんしゅ)と言うのは色素の減少により体毛 羽毛 皮膚などが白化した動物のこと
同じように白化するアルビノもあるが こちらはメラニンに関わる遺伝情報の欠損により白くなる
見かけ上の違いは 白変種のメラニン生産能力は正常であるため 瞳孔は黒く部分的に茶色の羽があり アルビノは瞳孔が赤く透けて見える

白変種は 従来は突然変異によって誕生した希少種と言われたが 脊椎動物に広く存在することが確認されている現在では 関わる遺伝子情報は正常且つ基本的なものと考えられている
有名な白変種ではアフリカのホワイトライオン インドのホワイトタイガーがある ホッキョクグマ ホッキョクギツネ ハクチョウなども生活環境から白変色の集団になっていると言われてる

地球の歴史の中で氷河期と非氷期の繰り返しの中 氷河期には保護色となる白変色は生存に有利で有ったために 白化する遺伝情報は基本的な遺伝子として現代にも受け継がれていると考えられている