平安時代の古名は「かやぐき」 くきは潜る意味で高山の灌木の茂みに潜るようにしているのでつけられた 室町時代からはカヤクグリと呼ばれている
「カヤ」は灌木の意味で使われている
イワヒバリ科の鳥で全長14cm 千島以南 日本全土に分布する留鳥(漂鳥)で日本の固有種と言える
四国と本州の高山に分布し 主にハイマツ帯で繁殖する
冬には低山や丘陵の林や林縁の藪に移動し地上で昆虫類や草の実を食べる
繁殖はメス1羽オス2~3羽で行い メスが巣作りと抱卵 オスは食べ物運びをする
繁殖期の初めにオス同士で体をすり合わせて突きあう行動があり これで順位を決めていると言われている メスはメスで積極的にオスに求愛したりする 多夫多妻の可能性もあり複雑で興味深い
普通は夏山登山をしないとみられない鳥だが 数の少ない鳥で冬の時期に山里で出会うとラッキー