皇居のお堀端にカイツブリの幼鳥が浮いていた
今の時期にしてはもっと育っていそうなものだが 嘴も黄色く随分と幼い感じがする
名前はカキツムグリツ(搔いたり潜ったり)の略という
奈良時代からの古名は「にお(鳰)」
留鳥として全国に居る 北方のものは冬には暖地に移動する
主に平地の池や湖沼川の下流域に多い
よく潜水して魚類を捕らえ 水面や水草に居る昆虫類も捕る
幼鳥は孵化後すぐに泳げるようになる
雌雄同色 頸は短く尾羽はほとんどない
成鳥の大きさ26cmで日本のカイツブリ中で最小
冬の池にすむにほ鳥のつれもなく そこに通うと人に知らすな(凡河内躬恒)