

もう原っぱ一面にオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の絨毯
実を犬のフグリ(陰嚢)に見てた名前・・しかもオオと付いている
以前はゴマノハグサ科だったが、DNAによる分類ではオオバコ科の一員
ユーラシア、アフリカ原産の2年草
明治の中頃に気づかれ今では日本全国に広がっている
葉は茎の下部では対生で、上部では葉を1枚出して葉腋に花を1個咲かせる
葉1枚花1個のセットで花が終わると、次々にセットで伸びて行く
花は3~5月に咲く
大きさは1cm程で、日が当たっている時にルリ色に咲き、1~3日咲き続け、合弁花なのでポロリと落ちる
花冠は4裂し、上部の裂片がやや大きく色も濃い
雄しべは2個有り根元が細くなった居る
受粉の仕掛け・・
ハナアブなどがやって来ると、止まる所が無いので中央の雄しべ雌しべにしがみつく
雄しべは花糸の根元が細いので全体が曲がって、花粉の入っている葯でアブを挟む形になり花粉を付けることが出来る
こうして花粉は花の中央にある雌しべに運ばれ受粉する