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ヒサカキ

2023-01-05 | 樹木 草花


ヒサカキの実が黒く熟した
神事に使うサカキは大井川の西側・関東以西の木で、関東では似た木をヒ(非)サカキと呼んで神事に使った

ツバキ科の常緑の低木~小高木 大きいものは10m程になる
冬芽は裸芽で、実の付いた枝先に緑色で湾曲した芽が葉芽

葉は互生し側枝では2列に並ぶ
葉身は3~7cmの楕円形~倒披針形、先は鈍く基部は鋭形、縁には浅い鋸歯がある

花は3~4月に咲く
雌雄別株で、葉腋に鐘形~壺型の花を束生する
花は3mmほどで、下向きに咲き強い臭気がある
雌花の方が小さく、雄しべは退化していて、淡緑色の子房と3裂した花柱が見える
雄花は雄しべが12個ほどあり、雌しべは退化している

果実は液果
5mm程の球形で、10月以降に紫黒色に熟す
中には多数の種子が入っており、2mmほどで不規則に角ばり、表面は赤褐色で網目模様がある