イカル
2023-01-23 | 野鳥

立て込んだ枝の中にイカルがいた
古名は「いかるが」、奈良県の斑鳩に棲む鳥がその名前の言われ
斑鳩に因む鳥だけあって、聖徳太子に関連する言い伝えがある
17条憲法に「和をもって貴しとなす」とあるのは、イカルの仲睦まじい姿に太子が感じ入ったことがきっかけと言われている
留鳥又は漂鳥
北方のものは冬には暖地に移動する
平地から山地の落葉広葉樹林住む
樹上生活が主だが、時には地上で樹木の種子を採食する
苅田に残るモミを食べたり、畔などでジュズダマの実も食べる
硬い種子も食べるが、それより柔らかいムクノキの実や木の実を好んで採食する
キィーコーキィなどと囀る・コーヒーイレテーなどと聞きなす
卵を温めるのは雌だが、オスは給餌にやってきたり、メスが巣を離れる時は鳴き交わし一緒に出掛け、巣に戻るまでオスが送り届ける
ヒナが少し大きくなっても、一緒に出掛け揃って行動する
小鳥の中では仲睦まじさは一番と言われる
雌雄同色
頭上は光沢のある黒色、体は灰色、初列風切中央に白斑がある
嘴は太くて黄色く印象的
大きさは23cm