
上品な色合いのシキミの花が咲いていた
全体が有毒で特に果実は猛毒
名前も「悪しき実」が訛ったものと言われる
シキミ科シキミ属の寺社や墓地に良く植えられている常緑小高木、2~5m程になる
シキミ科はシキミ属1属の科で、アジアと北米に隔離分布して40種ほどある
葉は互生し葉身は4~10cmほどの長楕円形
傷つけると抹香の香りがする
花は3~4月に咲く
葉腋に3cm程の黄白色の花を付ける
果実は袋果が8個集まった特有の芳香がある2cm程の集合果
熟すと割れて光沢のある種子が顔を出す
樹皮、葉、ことに果実にケイレン毒のアニザチンが含まれている
中毒症状は、痙攣をおこし呼吸興奮、血圧上昇を起こす
樹皮や葉は抹香や線香の原料になっている