(1)ロンドンオリンピックスもあと1日を残すのみとなって、日本のメダル獲得数がボクシング村田選手の金メダルにレスリングの銀以上のメダル確定で2大会前の04年アテネ大会を超えて過去最多となった。
初めて参加国すべてで女性アスリートが派遣された今大会は、日本女性アスリートの活躍が目に付いて女性の時代を印象付けるものとなった。
競技に報われずに結婚して夫とともに挑戦してからの躍進で掴んだメダルもあれば、一旦引退して子どもを出産してからの母としてのアスリート復帰で掴んだメダルもあり、アスリート環境も短期燃焼結果型から人生ロングライフ愛好型の欧米型に近づいたことを示す活躍だった。
(2)04年アテネ大会といい、今回ロンドン大会といい、日本人アスリートにはヨーロッパの風(european zephyr)が合っているのかもしれない。
ギリシャ(アテネ)、イタリア(ローマ)といえばヨーロッパでは小国で、しかし文化、芸術、スポーツで存在感があり、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、スペイン(マドリード)と比較して、肌合いが合うというか妙に親近感のある国々でイギリスは日本と同様に立憲君主、王室制度の国で庭園と運河の文化と歴史の香りの高い国柄が親近感を持たせることもあり、これらヨーロッパの風が日本人アスリートに向いているのかもしれない結果だ。
もちろん、国をあげてのサポート体制(重点資金、支援センター)が整備されて、競技組織の4年間の年月をかけた戦略、戦術効果もあったと言われている。
4年後のオリンピックスは、地球の反対側の南米のリオ大会、移民文化として共有性もありどういう結果が出るのか楽しみでもある。
(3)アスリートは、自ら日頃の血のにじむ努力でつくり上げた身体能力はあるが、元はといえば両親が生んでくれた身だ。オリンピックスに出場するトップアスリートとなるとほとんどが両親のつくった生活環境の中で幼くから自然にスポーツに興味し、意欲を持ち、成長をとげてきたことが紹介されている。
これらは特殊なケースと思われるかもしれないが、親権の役割、責任、家族のつながり、つくりだす環境が子どもの成長、成育に欠かすことのできない重要な効果要素であることをオリンピックスがあらためておしえてくれる。
オリンピックスは国と地域を代表しての競技大会ではあるけれども、アスリート個人の記録、名誉、高まりの大会でもある。
(4)国別の獲得メダル数は競技興味本位のものでもあり大して意味も意義もなく、アスリートとしての身体能力の限界、記録に挑戦する人間性発揮こそが魅力だ。
ともに28年振り、また48年振りとか四半世紀、半世紀を経ての復活記録、3大会連続また初めての偉業とかが歴史の重みを感じさせる、4年に一度のオリンピックスの意味、意義だ。
(5)これらの意味、意義をオリンピックスだけのもの、彼らだけのものとするのかは、個々人の自覚の問題だ。アスリートはことあるがごとに、国内で応援してくれる人々、サポートへの賛辞を述べている。
今度はこのアスリートの思いを世界が社会が引き継ぎ生かす番だ。オリンピックスが終わればヨーロッパ(EU)は金融財政危機の解決に一致して向かわなければならない。
今年は各国の政権交代、大統領改選が続き、9月からは米大統領選をはじめ本格的に政治の季節を迎える。日本でも消費税引き上げ法案成立で今年中の解散総選挙も現実味を帯びている。
(6)オリンピックスはオリンピックス、現実の世界、社会は社会とすぐに切り替わるのは、努力精神の結果を裏切らない、後悔しない人間性と、言葉とは裏腹に努力、思いを裏切る非人間的野望のスタンスの違いだ。
オリンピックス精神というものがオリンピックスだけで共有されているうちは、世界は精神進化(spiritual evolution)しないだろう。
初めて参加国すべてで女性アスリートが派遣された今大会は、日本女性アスリートの活躍が目に付いて女性の時代を印象付けるものとなった。
競技に報われずに結婚して夫とともに挑戦してからの躍進で掴んだメダルもあれば、一旦引退して子どもを出産してからの母としてのアスリート復帰で掴んだメダルもあり、アスリート環境も短期燃焼結果型から人生ロングライフ愛好型の欧米型に近づいたことを示す活躍だった。
(2)04年アテネ大会といい、今回ロンドン大会といい、日本人アスリートにはヨーロッパの風(european zephyr)が合っているのかもしれない。
ギリシャ(アテネ)、イタリア(ローマ)といえばヨーロッパでは小国で、しかし文化、芸術、スポーツで存在感があり、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、スペイン(マドリード)と比較して、肌合いが合うというか妙に親近感のある国々でイギリスは日本と同様に立憲君主、王室制度の国で庭園と運河の文化と歴史の香りの高い国柄が親近感を持たせることもあり、これらヨーロッパの風が日本人アスリートに向いているのかもしれない結果だ。
もちろん、国をあげてのサポート体制(重点資金、支援センター)が整備されて、競技組織の4年間の年月をかけた戦略、戦術効果もあったと言われている。
4年後のオリンピックスは、地球の反対側の南米のリオ大会、移民文化として共有性もありどういう結果が出るのか楽しみでもある。
(3)アスリートは、自ら日頃の血のにじむ努力でつくり上げた身体能力はあるが、元はといえば両親が生んでくれた身だ。オリンピックスに出場するトップアスリートとなるとほとんどが両親のつくった生活環境の中で幼くから自然にスポーツに興味し、意欲を持ち、成長をとげてきたことが紹介されている。
これらは特殊なケースと思われるかもしれないが、親権の役割、責任、家族のつながり、つくりだす環境が子どもの成長、成育に欠かすことのできない重要な効果要素であることをオリンピックスがあらためておしえてくれる。
オリンピックスは国と地域を代表しての競技大会ではあるけれども、アスリート個人の記録、名誉、高まりの大会でもある。
(4)国別の獲得メダル数は競技興味本位のものでもあり大して意味も意義もなく、アスリートとしての身体能力の限界、記録に挑戦する人間性発揮こそが魅力だ。
ともに28年振り、また48年振りとか四半世紀、半世紀を経ての復活記録、3大会連続また初めての偉業とかが歴史の重みを感じさせる、4年に一度のオリンピックスの意味、意義だ。
(5)これらの意味、意義をオリンピックスだけのもの、彼らだけのものとするのかは、個々人の自覚の問題だ。アスリートはことあるがごとに、国内で応援してくれる人々、サポートへの賛辞を述べている。
今度はこのアスリートの思いを世界が社会が引き継ぎ生かす番だ。オリンピックスが終わればヨーロッパ(EU)は金融財政危機の解決に一致して向かわなければならない。
今年は各国の政権交代、大統領改選が続き、9月からは米大統領選をはじめ本格的に政治の季節を迎える。日本でも消費税引き上げ法案成立で今年中の解散総選挙も現実味を帯びている。
(6)オリンピックスはオリンピックス、現実の世界、社会は社会とすぐに切り替わるのは、努力精神の結果を裏切らない、後悔しない人間性と、言葉とは裏腹に努力、思いを裏切る非人間的野望のスタンスの違いだ。
オリンピックス精神というものがオリンピックスだけで共有されているうちは、世界は精神進化(spiritual evolution)しないだろう。