
いつか、「それで良かった」って言える日を迎える為に。
人生、「それで良かったのか?」とか「これで良いんだろうか」なんて思う事ばっかりです
あの日あの時あの決断は正しかったんだろうか、とか意地が悪く思い続けてしまう事だってあります
だけど、重要なのは今こういう歩みをとかあの決断はどう、とかそういう事じゃなくて
結果的に「それが正しかった」「それで良かったんだ」って言えるような未来に持って行く事こそが重要なんです
まだ美沙はその入り口に立ったに過ぎないし、また逆に言えば「それで良かったのか?」と思ってしまう未来になる可能性もありうる
だけど、やっぱり美沙は美沙で流されずに、なあなあにならずにきちんと“選んだ”んだとも個人的には思います
それは決して軽い決断じゃない
あっさりノリで決めたような軽薄な判断じゃない
美沙は仲間想いだし、先輩想いで真面目な性格だからどうしてもみんなで七福神を作る夢を諦めきれなかった
そして、自分の大好きだった心温まるハートフルなCGアニメを作る夢に向かって進み続けている実感が欲しかった
でもそれって凄く苦しい決断ですし、本人的には随分悩んだんだろうな・・・っていうのは言葉でなく彼女の仕草から伝わって来ました。
高校の時のみんなと集まって話す時のちょっと思い詰めた感じの声のトーン
あなたの決めたことなら、みんな応援するよと告げられて思わずグッと来た上記カットの彼女の表情、
辞める事を告げる為にわざわざ人のいない時間を使って辞表出す所なんかすっげえリアルだなと感じつつ、
彼女の手の震え、切羽詰まった声の表情などからその苦しさや申し訳なさ、不安な気持ちが如実に伝わって来ました
個人的に最も感心したのはそれまでは働いてね~って言われた時の「はいっ」って返事の上ずったイントネーションが物凄く生々しくて
確かにあそこはああなるよな、なんて言われるか不安だからこそ安堵の想いも手伝って上ずっちゃうんだよな、と
自らの経験則なんかも思わず観ていて想起してしまったんですが(笑
それだけ「辞める」って事はエネルギーを使うっていう事
それを自分で選んで、
誰かの支えもあって後押しされて
きちんと一歩踏み出す事の出来た美沙の事を今は肯定したい気持ちでいっぱいです
確かにそれによって失うものも沢山あるでしょうけど、でも彼女が決して無責任じゃない事はもう十分今回の描写で分かっている。
手が震えて、声が上ずるくらいに本当は責任放棄のプレッシャーも重さも感じていたって事ですから
でも、そんな美沙の本心をちゃんと分かってくれる仲間が美沙には沢山いる。その想いを携えてこれからも頑張って欲しい
最終的には「全部それで良かった。」と思えるような未来に辿り着いて欲しいな、とそんな風に思えるような話数に仕上がってました
辞める側だって、それなりの理由があるし、続ける事も重要ですけど、でも続ける事だけがすべてじゃない。
時には「辞める」って選択自体が前向きに生きれる理由に繋がるんだという水面下のメッセージを感じ取れて、
生き方なんて拘束されるものでも選ばされるものでもないんだって事実を描いてくれて見応えのある10話に仕上がってました
それは本田さんの進退にも表れてた気はしますけど、やっぱり他人に気を遣って自分を犠牲にしちゃいけないんですよね
今回美沙の仲間に対する想い、夢に対する想いも明らかになったのでこの娘の行く末にも是非注目したいですね
最終的にはどの人もどの娘も「それで良かった。」って思えるような人生を歩んで欲しいです。
「辞めた」訳ですから語弊かもしれませんが、それでも美沙は“頑張った”と思います。
でも、その経験の何もかもが無駄にはならないと思うからいつか「あそこにいて良かった。」なんて事も思えればいいですね。人生まだまだこれからです!
前述しましたが、本田さんが「えくそだすっ!」の終了をきっかけに退職、今後はケーキ職人を目指すそうです
多分アニメ関係の仕事はその為の段階の内に過ぎなくて最終的に彼の目指す夢ではなかったんでしょう
そしてこれまた高梨くんとのコンビが面白かった頼れる先輩矢野エリカさんにもその気配がします
武蔵野アニメーションどうなっちゃうんだろう・・・とか複線にビクビクしつつ
でも、なんか印象深いキャラだったので寂しい気持ちが強いですね
ただ、仕事を長年続けてれば分かるけど、それもまた日常茶飯事なんですよね
あの人腕前良かったな、とか仕事のクオリティ高かったなって人ほどよく辞めるでしょう?
それでなんか心にぽっかり穴が開いたような感覚になったり「なんでだろう」って思いつつも続いてく日々が待ってたり
それが「仕事」ってやつの本質の一部だったりもするんですよね でも、みゃーもりは頑張って「続けて」欲しいな
本田さんも、まだ分からんけど矢野さんも本当に頼れる先輩だった、そのスタイルを継承してもらいたい気持ちがファンとしては強い
そういう生々しさ・・・みたいな感覚をけれん味溢れる演出と共に魅せる事が出来るのがこのアニメの凄さの一つだと思ってます
正直アニメ好き、アニメの裏側を観るのが好きな方は勿論、今を生きている人にも是非触れて欲しい作品ですね・・・って
これ以前も書きましたが引き続きそう感じられた今週分だったのでした
こんだけポテンシャル溢れるキャラ達も早々いないので、これからも是非“成長”に期待していきたいです
みんなそれぞれ本当に見つめているポイントは違うのかもしれない、だけど「えくそだすっ!」を良い作品にしたい。って気持ちは共通してるはず
散々迷って燻ってるみゃーもりも、監督の絵コンテを観て想いに触れてからは一転してそこに焦点が絞られました。
1クール目のクライマックスポイントだと思うので是非是非その瞬間を楽しみに待ちたいですね。
そして、同好会のみんなとの“絆”の証しである七福神の夢にもめっちゃ期待しています!

絵麻の笑顔が観たい。
そんな風に7話の感想で書いた覚えがありますが
それをきちんと叶えてくれた作劇にいたく感動いたしました
苦悩があって、「深刻」に陥って、でもそこから「真剣」になれたからこそ絵麻がその手に掴んだ“評価”
頑張ったら頑張っただけ報われるなんてただの幻想に過ぎない。って思うけど、でもだからこそきちんと報われたら
その頑張りを認めてもらったらこんなにも嬉しいんだ―
そんな気持ちが説明せずとも伝わって来る絵麻の何とも言えない笑顔のカットにジーンと来ちゃいました
不安だったし、自信もなかったし、心配もしてたけど、だからこそそんな努力が認められるとこんなにも心が満たされる。
そういう風に段階を踏んで一歩一歩進んでいく作劇は大好物ですし、以前の悩み苦しんだ姿があったからこそ観ていて胸に来たのだと思います
絵麻の心からの笑顔が観れて良かった
絵麻の気持ちがちょっとでも救われて良かった。
今は、そんな風に素直に思います。これからも頑張れ、絵麻!
瀬川さんも厳しいけれど、でもちゃんと頑張った時にはこういう風に「良かったよ。」って声を掛けてくれる
割と孤高な印象もあったけど意外と優しい一面もあるんだな~ってほっこりした気分になりました
なんか苦悩してるシーンが多かっただけに観てるこっちまで嬉しくなっちゃったよね。
そういう面でも今週分は素晴らしかったと思います。
そんな同好会のみんなも本当“絆”感深いですよね
誰かが落ち込んだら集まって励まして、
誰かが困ってたら力を合わせて助け合って
理想的な関係性だなあ・・・と思いつつ、先輩がしっかりしてるから後輩も慕ってくれるんだろうし
後輩が頑張ってくれるから先輩としても頼もしい気持ちなんだろうなって観ていてつくづく思いました
友情と一重に言ってもね、わざわざ忙しい時間割いてまで「会いに来てくれる」、それこそ真の友情なんだな・・・と
「SHIROBAKO」を観ていると深々と感じられますね こういう支えて支えられての関係性が羨ましいな、って鮮烈に感じてしまいました。
本当に、いつか七福神作れるといいねえ。
さて、いよいよ13話の制作も佳境!!
スタッフの力を総動員して「えくそだすっ!」最後まできちんと仕上げて欲しいですね
本当にキャラが可愛いってだけじゃなく社会人的に沁み入る内容にもなっているので是非触れて欲しい作品の一つ、です。
あと余談ですが純粋に絵コンテに感動したり効果音の制作に感心したりするみゃーもりがめちゃくちゃ可愛かった(笑
そういう部分にみゃーもりが愛される理由が詰まってるんじゃないかな・・・と思いつつ、呑みすぎな監督にプリプリしてる怒りんぼ姿も可愛いのが更に良かったですね。
美沙もそうなんだけど、新人を使ってる割には意外にも普通に演技上手いなって感じる事も多くその辺もイイと思います。

その眼差しが見つめる先に最高の「えくそだすっ!」があるはず。みゃーもりの決意の程を感じさせる好カットですね。