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【ないものはない】SHIROBAKO 第11話「原画売りの少女」 感想

2014-12-23 | SHIROBAKO
興津さんはニュースキャスターみたいだな(笑)。









武蔵野アニメーションの最初の面接者のやたらとかしこまった論調と有り体な言葉「しか」並べない
そんな有様を観ていて「あ、この人やりたいこととか絶対ないな」ってはっきりと思いました
何故ならばああいう受け答えは俺自身何度も繰り返して来ましたし
本当にやりたい事がないから立派“風”の答えしか用意出来ないんです
立派じゃなくて立派“風”です。
本心じゃ別にやりたい事とか全然ないから取り敢えず相手を感心させようと思って口から出る実は全く中身のない受け答えがあれなんです
あれだったら、実際に自分の作った同人誌を持参してアピールして来た娘のがよっぽど説得力ありますよねえ
だって口ではいくらでも立派な事だったり意識高そうな発言出来るけど
それで「好き」が証明される事には繋がらないですもんね。

ただ、ああいう受け答えになっちゃうのも半ば仕方ないっちゅうか
実際「ない」んですもんね 絶対に自分のやりたい事とか、情熱を傾けられるであろう仕事だとか、最初から「何か」を諦めてますからね
無難に自分がこなせそうな“妥協案”の一つでしかないから、実は選択しているようで何も選択してないっていう。
まあ、でも、「ない」ものは仕方ないから、自分には彼の心情を指摘出来ても責める事は不可能ですね

しかしこの内容はある種そんな現代に生きる人々にとっての反面教師に近いものがあり、同時にヒントでもあります
別にメッセージというほど押し付けがましくないけど、確かな「投げかけ」として作用してるなあ・・・と個人的に考えます
なのでやっぱりアニメとかに興味のない今を生きる大人や青年たちにも観てもらいたいなあ、とか思いつつ
きちんと毎回「得るもの」が付随しているというとっても「SHIROBAKO」らしいお話であったかと
大げさに言えば人生を見つめ直すっちゅうか
もっと言えば“何がしたいんだ俺は”っていう事ですよね
勿論そんな判断や思考は守るものが多いこの世の中じゃ中々至らない事も多いんですけど
それでも、こういう内容を描いてくれる事はとても意味がある事だと思うし、個人的に支持したいですね

やっぱり「明確にやりたい事がある人」「ちゃんと理由がある人」が結局は強いんでしょう
その観点からいくと同人誌の娘と幕張勤めの方は多分受かると思います
いや、外したら申し訳ないと書くしかありませんが(笑
でもなんか考えさせられる内容だったなあ・・・と
凄く深いと思ってます。


でもそれがすべて、ってわけでもありません
「太郎でも受かった」「太郎よりはマシ」って何度も高梨軽視の発言が出て来ましたが(笑
俺自身、面接の時に遅刻をしてしまって「こりゃ終わったわ」と思いながら受けたら普通に受かって
しかも長続きしたという経験もありました
どの会社もめっちゃ厳しい!ってわけでもなく
案外緩めの企業もあるってこと、そして間違いなく武蔵野アニメーション自体他のアニメ会社に比べたらその辺は寛容だった、ということ
みゃーもりがストレートに受かった理由も多分それでしょう だからまあ、「運」もかなり作用してたりもするんですけどね・・・。
(ただ、よしんばホイホイ採用したとしても長続きするのはやっぱ前述の二人って気はしますね。)

何でもやります=やりたいことがない、っていうのは恐らくは正解です
特に大企業であればあるほどそういうなあなあな人間は取ってくれないでしょう
でもみゃーもりは幸運な事に経験を積む“機会”と考える“時間”はたっぷりとあります
別に最初から答えなんて出さなくても良いし、出もしないだろうから
散々迷って逃げて、その末に辿り着けば良いと思ってますけどね
みゃーもりは本当に頑張ってる
みゃーもりは毎日一生懸命
みゃーもりはスレてなく純粋に「何か」に喜んでウキウキ出来る素養がある
みゃーもりは取り合えず目の前に旗があったらそれを全力で取りに行く力が備わっている。
人として大事な基本が出来てるからこそ多大なるポテンシャルも感じるので是非是非後半の飛躍にも期待したいですね
最終的にはみゃーもりの心からの笑顔を観てみたい。そんな風に今作に期待をかけながら観ています。





しかし何のアニメなのかよく分からなくなるカオティックな絵面ですねえ(笑
みゃーもりは新人なりに体力と足を使って必死に原画を探してます
時には無鉄砲な行動に出る事もあるけれど
基本的に責任感が強く仕事に取り組む姿勢は真剣そのものです
後は強烈な自信、成功体験が彼女をより強くすると思っているので(周りから褒められる、実力を認められると一気に勢いが乗ります)
彼女の頑張りや駆けずり回ったこの体験が“結果”に結び付くように祈ってますし、誠実な作風だからこそ、ね。
絵麻もちょいちょい評価されるようになって来てますし、このままみゃーもり達が少しずつ成長していく情景を眺めていたいですね。
報われて欲しいですし、
そうなったらいちファンとしても嬉しいだろうな。って思います
割と等身大のキャラクターだと感じるからこそ、そうやって素直に“応援”したくなるんでしょうね
誰もがエリートでもなく、特殊な才能があるわけでもない、でもどうにか成長しようと自分を見つけようと日々もがいている。
そういう「等身大の人間が頑張って一歩一歩報われていくカタルシス」のような感触もまた「SHIROBAKO」の大きな魅力の一つじゃないかなあ、と俺は。

そして「頼れる先輩」矢野エリカさん(どうでもいいけど、彼女にはさん付けが似合いますね 笑)
彼女が抱える弱さのようなものも描かれてました 父子家庭であるが故の父親を強く思う気持ち・・・の断片
エリカさんもちゃんと“理由”があるからこそああいうしっかりした仕事内容だったのかなあ、と
とってもピンチな状況に陥りましたが、
だからこそ「えくそだすっ!」完成に向けての士気も(ある意味)高まるというもの
そんなエリカさんを一旦は今ちょっと危ない状態である病気の父親に送り届ける役割を担ったピンチヒッターの高梨
いよいよ高梨が「男を見せる」場面がやってきたのでその点でもこのトピックは要注目ですね
その仕事っぷりによってはもしやの展開もあるかもしれません
そう、まだ“恋愛”は取り上げてませんからね
心配としては高梨はやらかし系のキャラだし「仕事アニメっぽさ」を出す為に敢えて配置されたキャラクターだと思ってるんで
その点が心配っちゃあ心配かな(笑 せめて無事に仕事を果たしてくれる事を願ってます。

ある意味“みんなの想い”が懸ったコンテンツである事は疑いようのない作中作「えくそだすっ!」
その完成、そして成功の瞬間を早く観たい気持ちでいっぱいです。
後はみゃーもりの(これから出来るであろう)後輩に関しても気になって来ました。
兎角、まだまだ楽しみが沢山って事です!













犯罪者かあんたは(笑)。
考えさせられつつもケレン味溢れる演出も多々ある緩急がまた良いですね
そして何気に杉江さんの存在も気になりますが・・・色々と修羅場の予感も?