サブカルチャーマシンガン

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自己プロデュースの喜び 今村朝希「つくろぐ。」 第2話 感想(コミックキューン 2016年6月号)

2016-04-30 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)








毎月、今村さんの漫画が読める!という喜びを噛み締めております
だって4年も待ったもんね!長続きするように応援しなくちゃ。









あの流れでなんてことしてくれる(笑)。安心して眠れないわ。


って事で今回は部屋の模様替えの話でした
自分が暮らす部屋を、
自分が好きなようにプロデュースする
それはそれで「自力で掴み取る」系の喜びですよね
思考停止の無気力判断じゃ決して生み出せない類の喜びだ
なんかこう・・・ただ物を置いてるだけの自分の部屋が途端に下らなく見えてくるのが悲しいですね(笑
自分が毎日暮らす部屋なんだから、もっと楽しく過ごせるように尽力するのはとても「正しい」事だと思います
そんな「手作りする喜び・楽しみ」がきちんと表現されていたこの2話目もイイ感じだなー、と。




こういうコマが今村朝希の漫画っぽい(笑


今村朝希さんの漫画は、
「孤独」だったり「後ろ向き」を想起させる表現がとても似合うと思いました
だだっぴろい世界で、一人きりの花、、、正に!って感じの表現ですが(笑
その着眼点も“らしい”なあ、と思いつつ
菓子さんのキャラも「ぼっち日和。。」に於ける藤吉のような立ち位置でとても良いスパイスになってるかと
流石に可愛くオシャレ!って流れでドヤ顔で悪魔を壁に描いて来たのはウケました
一体何がそう彼女を自信満々にさせるのだろうか。。
っていうのはさて置き(?)
最近流行りのマスキングテープが出て来ましたね
個人的にマスキングテープっていうのが良く分かってなかったので、
正直色々と参考になりました 物凄くイマドキなガーリーな雰囲気が心地良かったです
それでも他の子と違って器用に出来ない辺りは、やっぱり今村漫画の主人公だなあ。。って気はしますが笑>華
多分、これまでの作品と比べると明るい漫画だと思いますが、節々にらしさが出てるのが実にイイですね
ほんわかするような温かさもあり、共感出来るような寂しいネタや不器用さもアリ、、、と
今回もまた良い塩梅の2話目だったと思います





完成した時の充足感に溢れた表情、
「自力で」自分が好きな世界観を作れた喜び、
それこそが「つくログ。」の本質であり肝だと思いました
誰かにやってもらった訳じゃない、
ヒントを元に自分で行って自分でプロデュース出来た部屋
だからこそ、あんなに嬉しそうなんだろうな・・・って思うと
自分もちょっと挑戦したくなって来ちゃいますね(笑
不器用な手作りだけど、
だからこそいとおしい
大切にしたい、なんて風に思える。
それはとても素敵な事だな、と感じると同時に
そうやって色々感性と好奇心豊かに生きる事って実は凄く重要な事なのかもしれませんね。
自力で、自分の力で、自分を満たす事が出来る。それってなんて自立性があって素晴らしいんだろう、と。
今回もまた素敵なお話をありがとうございました。次号も楽しみ♪
オチも台無しな感じで面白かったです(笑











最後に・・・
今村朝希さんは熊本「在住」の漫画家さんです
以前からブログ等でその事実を知ってたので
件の地震では(大ファンの漫画家という事もあり)物凄く心配してしまったんですが、
こうやって無事に連載を継続出来ている、そして変わらずに新作を読めているという事に本当に感謝・・・
感謝というか、奇跡のような有り難味を感じています
未だに揺れが続いていて予断を許さない状況ですが、
是非皆さんが無事であるよう、そしてこれ以上の被害が生まれないように祈っています
そして、正直4年ぶりの新連載直後にこれ以上ないくらいの不運を背負ってしまった今村朝希さんですが(ブログも参照)
いちファンとして、ただただ健闘を祈り、そして応援しています。

コミックキューンはただでさえ可愛い絵柄が多く、人気作家もひしめいているので
埋もれないようにしっかりアンケやファンレターで主張して行こうかと。
なんせ「ぼっち日和。。」で魅せられてから相当待ったからね
また埋もれさせるわけにはイカンのですよ。
先生の健闘を祈りつつ、いちファンとして頑張ります。