「言うべき人が言う」ということ。
俺もドキドキしてた。
言うべき人が言う。
聴くべき人が聴く。
この間からボクガがやって来た事ですが、
やっぱり、最後の最後は主人公である瑞樹が「言う」のが正にベストな選択だと思います
藤原さんも勇気を出した、猛だって頑張って伝えた、それでもって主人公が受け身じゃ話にならない
自分の足で、自分の意志で、揺れ動く訳でもなく、手前に嘘つくわけでもない
「本当の気持ち」を瑞樹が最後に伝えて、自分の道を自分で決めて終わる・・・という
正にこれ以上ないくらい美しいエンディングだったと思います
憧れだったあの人への想いも憧れのままで、
自分を抑えつけていた常識と期待も振り切って、
本当に、素直に、きれいに、ありのままで生きる事を決めた瑞樹
それは傍目から見て間違ってたとしても、実は何よりも正しく、そして美しい
これまで瑞樹は散々悩んで来たし、
散々揺らぎを見せてきたけど
それだけ悩んだり、
揺らいだり、
或いは苦しんだりして来た事自体がこの結末を選ぶ上での(ある種の)贖罪のようなものだったのかもしれません
逆に言えば、あんだけずっと燻って神経使い果すまで迷った分こういうルートを選んでも許されると思う
なぜかと言えば、伊達で決めた答えじゃない
雰囲気に流されて決めた答えじゃない
幾度にも重ねられた葛藤の末に、ようやく彼が選んだ“答え”だから―――――。
カワイイ・・・。
個人的にはね、「ボクガール」は最後まで読めなかったなあ・・・というか
正直藤原さんへの想いも、猛への想いも、同じくらい大きいんじゃないか?と思う節があったので
先が見えない中で読み進めるドキドキ感があったなあ、、、ってのが俺の本音なんですよね
なんか「どっちもありそう」っていうか、
猛と瑞樹がドラマティックに親友に戻る流れもあるのかな?とかも思ってたから。
結果的には、まあ、ああいう事にはなりましたけど
その点だと常に先の展開を想像してワクワク出来る喜びがあったラブコメ作品であり、
だからこそ100話以上も幻滅する事なく楽しみながら読み続ける事が出来たのかもしれません
これ以上葛藤してるとそれこそ「引き延ばし」になってしまうんで(笑
タイミングも良いと思うし、
正に“理想的なラブコメ”として完結を迎えてくれた感があります
それくらい、ラブコメを長期連載する、っていうのは実は大変過ぎるくらいに大変、、、ってのは
きっと言わなくても最近の漫画ファンなら正直分かってると思います(笑
ただ、瑞樹が優柔不断な印象を与えなかったのは
「男を選ぶか、女を選ぶか」っていう
悩んで当然な命題にずっと向き合って来たから・・・っていうのも大きいかと思います
逆に言えば、そんな大きすぎる命題をあっさり決められても、、、って感じでしょうし(笑
その辺はテーマの選び方も秀逸で、また瑞樹は天使になったりイケメンになったり
非常にメリハリのある魅せ方をしてたのも良かったかな、と思います
だって、100話を越えるレベルのラブコメで、
主人公の印象が悪くならないどころか常に磨かれ続けるってあんまないですからね(笑)。
そんな瑞樹は、最後の最後まできちんと主人公を貫き通したと思います
その名の通り、最後は瑞樹が物語に決着をつけた訳ですからね
自分の本音を受け入れる事
大好きな人の存在を受け入れる事、
そして、作品の主軸を貫き通した事・・・
正に、最高の主人公であり
最高のエンディングを迎えたと言って良いクライマックスだったと感じました
本当は、冒頭にもっとダラダラ思い出等を書き連ねる予定だったんですけど、
気が付けばそんな気持ちは完全に消え失せていて
ただただ称賛と祝福の想いを綴りたい気持ちに変わっていました
なんだかんだ紅潮しちゃってるロキちゃん可愛い。
ただ、今思うのは、
とても不思議な気持ちで
なんかそれまでの切なさが抜けたような
逆に、満たされた気持ちでいっぱいなような
とてもふわふわした気分なんですよね
好きな作品が無事完結して嬉しい、
ここまで時間を懸けてゆっくり着地してくれて嬉しい、
何よりも、瑞樹がようやく答えを出してくれた事が嬉しい・・・的な
漫画の各話感想自体は前のブログからやっていますけど、
こんなにふわふわした気持ちになってるのは初めてかもしれないです
この漫画には、可愛さや官能的な良さだけではなく
“昔の恋を忘れて前を向く強さ”
“自分を貫き通す美しさ”
も、十二分に教えてもらった気がしています
切なさすら感じる終盤の怒濤の流れは本当に琴線揺さぶられまくりで
特に藤原さん、猛、そして主人公の瑞樹とみんながきちんと成長を示せて終われたのがやっぱ素晴らしいんだと思います
猛に意識されなくてメソメソ泣いてた藤原さんも、
自分の本音に向き合えなくてモヤモヤしていた猛も、
葛藤の中で一向に答えを出せずにモラトリアムを過ごし続けていた瑞樹も、もういない
誰もが誰も、一歩進んで終わる事が出来たラブコメディ、、、って事で
個人的には最高に面白かったと思います
そんな訳で、
次号最終回です
しかも、センターカラーで大団円です
・・・正直、これがトップクラスに嬉しかったかもしんない(笑
ヤンジャン編集部の英断に感謝したい気持ちでいっぱいです
アニメ化したわけでもない、
4~5年連載したわけでもないのに
カラー扉付きで送り出してもらえるなんてファンとして幸せとしか言いようがない・・・
色々な意味で幸福な作品だったと思いますが、今まで各話感想を描き続けて来た中でも(現時点で)ナンバーワンってくらい幸福な作品なんじゃないでしょうか
そういう事なんで、合併号明けのヤンジャンは最大限の注視でもって迎えたいと思います。
最終回の感想も、頑張ります。そして完結祝いにファンレターも出します。
ここからテイスト変えます
☆ボクガール #106 ボクの告白
OK!っていうか、とらせて下さい(懇願)
ああ、瑞樹、瑞樹、可愛いよおおおおおおお!!!!!!!!!
本当はね、猛の時みたいに見開きで愛情を伝えるシーンもあったんだけど
あれはあまりに素晴らしすぎて、もう直で観て欲しい!って思っちゃったんで(笑
引用は敢えてしませんが、
今回もまた電車の中で読んでキュンキュンして
昼休憩の時にまた読んで飛び上がって叫んじゃったよね笑
そりゃもう、あんだけ可愛けりゃそうなるわなあ。ってレベルの可愛さ!
今すぐ抱きしめたくなるレベルの可愛さに完全に見惚れてしまいました
今まででも最高に可愛かった・・・!ってくらいの
瑞樹の告白シーンに完璧に骨抜きにされたね
その後の抱きしめ合うシーンもなあ・・・
もうカップルじゃん!ってくらいお似合いの二人で(笑
なんかもう、逐一キュンキュンしちゃいましたよね、はい
しかも、最後は迷惑だったはずのロキちゃんの仕業に、初期からは考えられない
「お礼」まで言う始末で、
そこもまたきれいに完結してて凄いんですよね。。
結局は、自分の本音に向き合わせてくれてありがとう。っていう。
そんなロキちゃんも紅潮しながら二人の様子を見守る様が実に可愛かったです
次回は数年後、となるとのことですが、ロキちゃん含め藤原さんや舞さん、朝生くんなんかも気になるトコロです
あと親父もね(笑
兎角、最後の最後はシンプルに、純粋に瑞樹の可愛さと純真さを描いて来た印象でそれだけでもうただただ素晴らしい内容だったと思います
2年半も興奮と胸キュンと切なさと笑いをどうもありがとう!!本格的なお礼は、また最終回の感想で述べます。
☆リクドウ 第98話 知らないベルト
苗代ちゃんの(夜の)暴走が始まる・・・!
リクが性に対して怖さを抱いてる分、
苗代ちゃんは逆に抑え切れなくてバースト寸前の模様、
リクが胸の中にいるだけで興奮する始末で、
その後眠ってるのを良い事にキスしまくり・・・!
っていう、女の生々しい性的衝動の描き方が実に秀逸でしたね
個人的に女の方からむさぼるようにキスしたりするのは好物だし、
眠ってる間に何度もキスするのもツボなんで(笑
正直凄く良かったです
また、官能的なだけじゃなく、性に素直な苗代ちゃんが可愛いんだよね
しかも、ディープキスまでしようとする歯止めの効かなさがまた鮮烈でした
ずっと紅潮して、ドキドキして、えっちな事に興じて、胸に寄せてリクを想って・・・
これはこれですっごくピュアで純朴なヒロインですね、、、って思いました
かつてはリクを遠くに感じたりもしましたが、
今では誰よりも近い場所にいる。。
っていう事実にも心打たれましてね、
その意味じゃ官能だけじゃなく、感動もしてしまうようなお話でした
苗代ちゃん、これからもリクを健気に献身的に支えていって欲しいなあ・・・。
そんな事を祈らずにはいられない98話でした。興味無い人にも見て欲しいクオリティ。
そして、リクの(精神的な)父ポジである所沢さんがまさかのカタギに・・・?
色々な意味で気になる展開になって来てこちらもまた次号が楽しみです。
☆君と100回目の恋/よしづきくみち(新)
新連載。
よしづきさんの絵は本当に透明感があっていいね・・・って読み終えてまず思いました(笑
ちょっとサービスシーンっぽい箇所もあったんですが、そこでさえいやらしい感じがしないのが凄い
話としては、女の子の一途な恋心が良かったし、先も気になる感じで良かったと思うけど
タイアップ作品なのによしづきさんの色が出まくってるのがまた凄かったですね
生活感の描き方、
女の子の輝いてる表情のハッとする美しさ、
ちょっと懐かしいようなくすぐったい郷愁感もまた素晴らしい
この丁寧さなら、きっと良い作品に仕上げてくれるはずです
来週以降も読むのが楽しみ、
っていうか、
週刊連載でよしづきさんの清廉とした絵とキラキラした女の子の表情を眺められるのか。。っていうのが何より楽しみ(笑
期待しています。「魔法遣いに大切なこと」のコミカライズも大好きだったし(あれがよしづきさん初体験だったり)。
◆BUNGO-ブンゴ-
寸前の野田のファインプレーは、散々守備の巧さを描いて来ただけに説得力があって良かったですね
このまま惨敗の流れにならなくて良かったですし、更に熱い展開が来そうで楽しみ。
・・・って思ってたら、次号休載かよっ!
また合併号の次で休載かあ・・・合併号の次で休むと実質3週間後になっちゃうんですよね
前々から感じてましたが遅筆な方なんでしょうか、それとも取材を相当やってるのか?
何にせよ、ふんばって勝って吉見が報われる展開も(まだ)期待してます。
◆しらたまくん
ちょくちょく獣×人、的な雰囲気になりますよね・・・笑
葵は感じすぎ!(もっとやれ←)
◆プリマックス
そりゃ、「危ない」って気持ちのが強いわな(笑
しかもカワイイとも違う気がするし。
次号(再来週)は遂にボクガールが最終回です
万感の思いを携えて感想を書き切りたいと思います
よろしくお願いします。