サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ボクガール104話 感想(ヤングジャンプ 2016年20号)

2016-04-14 | ヤングジャンプ感想









今週号は、(いつもそうかもしれないけど)思い切りネタバレかまします
しかも、かな~りボクガにとって重要な回なので、まあ、その辺は、お察し下さいという事で・・・(笑


























ボクガール #104 ボクの嬉しさと悲しさ

あんなに前の事を覚えててくれてる藤原さんカワイイ。


「男らしさ」とはなんでしょうね。
有り体な、イメージ通りの男らしさは実は男らしさとかではなくて
単なるその人の個性か誰かの真似に過ぎないのだと思います
本当の男らしさ、とは
誰に何て言われようが己の道を貫く事
罵倒や嘲笑の渦に巻き込まれても動じない強さがあること
何より、自分の本心に、自分の気持ちに正直に、真っ直ぐに生きてる人を「男らしい」と感じるタイプです自分は。

つまり、体裁とか常識に文字通り捉われて燻っていた猛には男らしさはなかった、という事
普通に考えれば、元親友なのに?ってトコロなんでしょうが笑
でもそれで自分の気持ちを誤魔化して生きるのは男らしくはないよね
大好きな女の子を、
大好きな人を、守る。愛する。好きだと伝える。
そんな姿こそ、(多少不器用でも)猛らしい“男らしさ”に満ちているんじゃないかと
ようやく、伝える事が出来たね。ずっと苦しんで来たんだもんね。なんかもう個人的には親の心境になってしまったんですけど(笑

そんな訳で、







・・・言っ、言ったあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

いや、なんでしょうね
今週は感想すら必要無い気がしました
猛が、言った。
猛が、行った。
うん、ただそれだけでいいじゃないか、もう十分じゃないか
ってそんな風に思ってしまうんですけど(笑 また、自分で言っといて自分で照れてる“恋する少年”の猛がカワイイですね!
ああいう表情を見ていると、「ただ好きな女の子に焦がれてるだけの男の子」感があって実に最高でした

そもそも、見開きでの告白シーンってだけでも最高なのに、
その後丸々1ページ使って瑞樹の紅潮フェイスを入れて来る辺りが更に最高で
思わずジタバタと暴れたくなってしまったレベルでした(笑
もーう、辛抱堪らん!!!!
ってほど個人的にはニヤニヤしてしまったお話で
すっごく興奮しましたし、
すっごくキュンキュンもしましたし、
長期連載のラブコメを読み続ける行為に於いての一番の喜びを味わってしまった、、、気分ですね
感想、とか言ってるけど今週は本音で言うと筆舌し難いカタルシスに溢れていた回でもありました
言うべき人がちゃんと言って、
聴くべき人がちゃんと聴く
それだけでこんなにもストレスフリーに読めるんだ・・・!という感動がありましたが
それもまたここまで積み重ねて来たからこそ、散々悩んで苦しんで来たからこそ、なんだろうなあ。。って風にも思います
よく、自分の気持ちを誤魔化さずに、生真面目さに負けずに、本音を伝える事が出来たと思う。そんな、猛の素直な想いが嬉しかった。
今週の感想を集約すれば、そういう事なのかもしれません。

そして、猛の勇気を尊重してくれた演出でもあったかな、と思います
これまでず~っと誰にも言えずに(直前で藤原嬢へのカミングアウトはあったが)モジモジして来た分、
最重要な告白シーンは、すごく綺麗に、とても美しく飾ってあげたい・・・というキャラへの想いも伝わって来る演出になっていたと思います
徐々に高まっていくテンポ、初っ端からマックスに行かずに、ジャブをかました後に
最後に渾身の一撃が決まったような感覚、、、
夕日を浴びながら、
そんな溢れる熱い色合いに心重ねるように
「好きだ!!」と言い放った今回の告白シーンは忘れる事が出来無さそうなくらいのインパクトがあったかと
ここまで気合いの入った作画で、見開きで、ちょっとアブノーマルだけど、でも誰よりもピュアな猛の想いを飾ってくれた杉戸センセには感謝しかないです
それまで、(恋に関しては)ウジウジ悩んで男らしくなかった猛が、本当の意味で男になった瞬間でした
これがもし悲しい結末になっても、彼(彼女)と結ばれなくても、ここまで情熱的な恋が出来たら悔いはないでしょうね
個人的には「これはこれでアリだな。」って率直に思いましたが・・・笑
はてさて、この複雑な恋物語の結末はどうなるやら。






瑞樹の気持ちも気になります。
吹っ切るつもりで、女の自分とはサヨナラするつもりで覚悟を決めたのに
ここに来て心が揺らいでしまった、猛にときめいてしまった
だからこそ、余計に辛い胸中、、、という事で
あの場で即返事をしなかった・・・ってのは
やっぱり藤原さんへの想いもまだ強いようですね
でも、告白された後のあの紅潮フェイスはそのまま情事に突入してもおかしくないほどの赤らめっぷりでしたが・・・笑
っていうか、めちゃくちゃ可愛い!!
、、、のは、置いといて(笑

藤原さんは気持ちの整理を付けた、諦める事が出来た
猛は、もう自分の想いを誤魔化さずに告げる事が出来た、
じゃあ主人公である瑞樹は・・・?
っていうのが、
これからの「ボクガール」のテーマ及び注視すべきポイントになっていくのでしょうね
藤原さんは「強い女性」になったトコロを見せた、猛も「男らしく」本音を出す事が出来た
今度は、物語の主人公である瑞樹自身が格好良いトコロを、誠実で男らしいトコロを見せつける番だと思います
いちファンとして、大いに期待しています。


・・・のは、いいんだけど
正直どっちに転ぶかがまだ分かんねえなあ(笑
瑞樹は猛とは「友情」を選びそうな気もするし、
それはそれで物凄く切なくなる気がするし、
逆に「本当は女の子でいたい」って言いそうな気もするし。
その辺の、誰を選ぶかが最後まで分からない感じこそボクガの最大の面白さなのかもしれません
そう考えると、実に稀有なラブコメですが・・・取り敢えず、来週分がすっごく楽しみです(笑
混乱と傷心の瑞樹に、藤原さんがどういう声をかけるのか、
そしてこの二人の関係性は・・・?って事で
益々面白くなりそうでワクワクしちゃってます(笑
瑞樹相手に本気でデレる藤原さんも拝んでみたい。













なんだか今週は、、、ボクガの事で頭が一杯になってしまいました
瑞樹の気持ち、猛の男らしさ、そして藤原さんの頼もしさ、、、
誰一人「嫌」とか「普通」なキャラがいない、
「みんな好き」だからこそ、
ここまで感情移入出来るのでしょうね
次号の藤原さんの女神っぷりも楽しみだしさ(笑
正直、ボクガを好きで居続けて良かった。最近の展開には素直にそう思えます。


最新刊の感想
告白の返事をすぐにしに行く主人公 ボクガール 9巻/杉戸アキラ


来週はきちんと他の漫画の感想も書きます
ただ、今週は単独で行きたくなってしまいました。申し訳。