
孤独・・・。
夢中で走っても誰にも気付かれないのは悲しい
人知れず懸命に咲いても誰にも認められないのは悲しい・・・
そういう類の孤独を幽奈さんはこれまで沢山背負って来たのだと思います
「他人の楽しみ」に入れない自分と、そんな切り離された世界だけが彼女の側にはあって
幽奈さんも確かに“そこにいる”存在として誰かに構ってもらったり、叱ってもらったり、認めてもらったりしたかったんでしょうね
それは人として当たり前の感情
だけどそれが果たされない現状、、、に
幽奈さんはずっと寂しさを感じて来たのだと思います
それは言葉にせずとも端々の表情からよく分かる演出になっていて
それを今現在最も叶えてくれてるのがコガラシ・・・という事なんでしょうね

「いつまでも側に居る」とはいうものの、
「いつかは離れる」時もきっと来る だってそもそもの種族が違うもの
だから、その時が来る前に、なんとか幽奈さんの奥底に眠っている願いを果たさなきゃいけないんでしょうね
それまではずっと、
寂しさを感じさせないように側に居る
みんなで、そしてコガラシが一番近くで彼女の孤独を奪って行く・・・と
そう考えると随分ロマンチックなお話であり
また、コガラシの男気というか、
幽奈に対する想いの強さや、優しさやいたわり、、、が色濃く感じられて
そんなコガラシの格好良さ、、、と幽奈さんが彼の事を好きになっても仕方ないくらいの(人間的な)素晴らしさを感じました
朝いつも上手く起きれない、グダグダになってしまう間抜けな日常も、それはそれで何だかいとおしい・・・という
そういう観点から「幸せ」を炙り出す手法もまた冴えてて、ある意味現実に置き換える事も可能な演出だなあ。って個人的には感じました
いつもバカ出来る幸せ、
いつも失敗出来る幸せ・・・は
生きてなきゃ、或いは、存在してなきゃ味わえない
そんな些細な所から幸福を見い出す辺りにも幽奈さんの「寂しさ」のバックボーンが透けて見えるようで、
なんだかこれまで以上に幽奈さんの事がいとおしく感じられるようになった30話に仕上がってました
益々、絆を強くした二人の物語、これまで以上にニヤニヤ出来そうな素養もしっかりと感じられてこれからの「ゆらぎ荘」もまた楽しみになりました。

この儚げな表情がいい。本当は(ずっと)みんなと一緒に居たいのかも・・・。
少し考察をすると、
コガラシの夢は、夢だけど事実に基づいた夢な可能性がある
となると、もしかして第1話が出会いではなかった可能性もあるなあ。。と
だとしたら、様々な意味合いで本懐が果たされそうだからこれ幽奈ENDの可能性も高いかな、、、とか
色々なヒロインズを出し惜しみなく登場させつつも、基軸は思ったよりしっかりしてるなあ、とか。
幽奈さんの未練は、結果的に全く語られませんでしたけど
友情でも家族でも遊びでも解決でもない、、、としたら
王道ですが恋愛的な何かだったりするのかもしれません
何にせよ、
様々なヒロインを人気を得る為に矢継ぎ早に出した結果、
こういう風に安定を経て本筋をじっくりと描ける様になった・・・と考えると
ある種前作の反省を生かした?上手い話し運び、構成にもなってるかなあ、って思います
前作は割と翔太と紗奈ちゃんの世界の事が序盤は中心で魅力的な新ヒロインの登場も後半になってからでしたもんね
それはそれで正直悪くはなかったんですが、この手の切ないお話の場合序盤からこういうのやるにはこの雑誌では不得手だったろうなあ。。とも思うんで
これはこれで正しい戦略だったんじゃないかな。って思いますね
そういえば、前作「恋染紅葉」でも主人公の翔太が寝起きで小鳥の胸を揉むシーンがありました
今作でも今回でコガラシが寝起きで幽奈さんの胸を揉むシーンがあって
凄くミウラセンセらしい、
そして良い意味で変わって無くて安心しました(笑
やはりミウラセンセの寝ぼけおっぱいタッチ演出は最高ですね!(超笑顔)

このTシャツの、しかも無地の、更にシワの描き方がね・・・
ごちそうさまでした!(満面の笑み)
さり気にサービス分を欠かさないあたりが流石ですね。
今週は、、、
凄く良かったです
この漫画特有のストロングポイントである「ホーム感」が良く出てましたし、
何気に呑子さんの想いも伝わって来ましたし、コガラシの決意表明も改めて聴けて
更に今後に繋がりそうな要素も多々描かれていて、少し幽奈さんの寂しさにシンクロしつつも
そんな彼女を支えて見守らんとする周りの人々の優しさといたわりに胸を打たれた回でした
それまでが寂しかった分、
荘のみんなやコガラシには救われてるんだろうなあ。。とか思うと
少なからずジーンと来てしまうお話でもありました。来週はこゆず回?っぽくて色々な意味で期待です。
そんな呑子さんとの絶妙な「ちょっとイイ話」が収録されてる2巻も是非。
頑張った分だけ認められるのが嬉しい ゆらぎ荘の幽奈さん 2巻/ミウラタダヒロ
あのお話はある意味大人であれば大人であるほどよく分かるお話だったんじゃないか、、、と今振り返ると思いますね。