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【ケンカの意義】とんでぶーりん 第3話「涙と友情のスマッシュ」 感想

2019-08-13 | とんでぶーりん
カワイイ。









大人になってマジ喧嘩って基本しないじゃないですか
それは何故かというとバランスを取るようになったり本音を隠すようになるからなんですよ
でもこういう子供の頃ってそんな複雑なことも考えずに素直に相手にぶつかってたよなあ・・・って思う。







なんでしょう、
真美の言ってることは正論なんですけど、
ある種「出来る奴の理論」なんですよね
出来ない人の気持ちに寄り添ってない
だけど、
果林が頑張らない内から諦めてばっかり、というのもよく分かる
果林の気持ちに寄り添えなかった真美も、文句ばっかりだった果林も両方悪い
けれど、思春期という事もあって二人は中々謝れずに日々を過ごしてしまうんだよな。







この時代はメールもラインもないので、
紙に書いて授業中にリレーする・・・という手段が最早懐かしい
逆に言えばメールやラインだったら絶対に妨害など出来なかったでしょう
そういう意味では昔のアニメって不便な分そういうトラブルを作りやすくて良かったなあ。。って思う(笑
 だけど、二人とも本当は心の中で「ごめん。」と思って毎日を過ごしている
それがきちんと伝わらないのがもどかしいお話なんですけど、
きっと「嫌われてる。」という、
自己判断に近い想いがそういう和解への道を塞いでるんでしょうね
でも、そんな風に辛さだったり苦しさを覚える時点で心の中ではきっと好きなんですよ
そういう感情に素直になる、、、のがきっと今回のテーマだったんだと思います。







結局、自分の口からは言えなくて、
ぶーりんの力を頼って伝えた訳ですけど、
でもこれが全部私欲のための変身かと言えばそれは違くて、
結果的にどんな形でも謝ったことできっと真美も気持ち救われたんじゃないかと思う
だって、ずっと「怒ってる」って気にして気に病んでたみたいですからね
そういう意味では、今回も他人を助ける為の変身だったんじゃないかなあ
まあ、自分が謝れないから使った、というのも事実なんですけど。

ただ、喧嘩の内容が結構耳に痛いっていうか、
すぐ弱音や言い訳をして甘えすぎ!というのはある種誰にでも当て嵌まる事なので(笑
大人になって観るとそういうトコがピキッと刺さって来たりするんですけど、
でも喧嘩したからこそ本当の気持ちに気付ける、っていうのも真実で。
そういう・・・
切実な想いがよく伝わって来て個人的に心に響く内容でした
喧嘩したからこそ、より強くなった絆の表現も素敵で3話目にして充実を感じるエピソード
合間に入るギャグも古典的だけどそれが逆に新鮮で面白くて(笑)。
今観ても素直に面白いと思える3話目でしたね。







最後、
二人で楽しそうにライバルを撃破してる様子は、
正に青春!って感じ、仲間!って感じでカタルシスを感じました
黒羽さんの戦術は某セクシーコマンドーのさきがけみたいでシュールで面白かったり(笑
最後のオチも含めて上手くまとまっていて秀逸な話数だったと思います

にしても、
果林は勉強もダメだし字も下手だし先生に怒られるしスポーツもからっきしだし・・・で
想像した以上にダメな子で、だからこそ共感度も高かったのかなあ~ってちょっと思いました
むしろ、そんな子が頑張って結果を出すのが個人的に好きだったりするのかもしれません
ぶーりんの時に気持ち良く特訓出来た経験が人間に戻っても感覚として活きていた、、、という
そういう理屈もなるほどなあ。って思いましたし、
逆に言えばそれが一番私欲だと捉えられたのかもしれません(笑
何にせよ、努力・友情・勝利がきちんと描かれていたエピソードだったのは間違いない。
そして全体的に漂う牧歌的でゆるい雰囲気も相変わらず好みで素敵でした!











それにしても果林って相当の美少女だよな・・・
主人公だから甘やかさせないようにドジキャラにしてるけど、
少年誌のラブコメだったら余裕でメインヒロインだぜ。
今回も果林の美少女的カットが多くてその意味でも満足度高かったです!