サブカルチャーマシンガン

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神緒ゆいに明日はある!?/神緒ゆいは髪を結い 第23話「絶叫のシンフォニー」 感想(週刊少年ジャンプ2019年39号)

2019-08-27 | 神緒ゆいは髪を結い
やっぱこの方の絵センスありますよ。









前回の感想(14話)から10号分経った
その間は毎週ジャンプを買ってから2番目にチェックし、内容を生温かく見守っていたんですが・・・
どうにもこの10号の間に戦況は変わったようなんです

具体的に書くと、
神緒ゆい以降の新連載が全部神緒ゆい以下だった。
・・・いや、現時点でそう断言するのは時期尚早かもしれないけど、
実際に4連弾新連載が今週は全部神緒ゆいの下に来てるので実際苦戦はしているんでしょう
神緒ゆいファンにとってはあまりにも都合の良い事実にちょっと苦笑いしてますが・・・チャンスではあると思う。

もっと言えば、神緒ゆいの同期の新連載も神緒ゆいにアンケで負けて、
更に長期連載が2つも終わったのもタイミングが良いというか運が良いというか、
当分は切られることはなさそうなのがとっても嬉しいんですが、
でもまだ自力センターは来てないんで・・・
それが来れば取り敢えずはリベンジ成功って事になるのかな。序盤の。




この子も可愛いね!



ジャンプという雑誌、
それもある時期からは一度コケた作家がリベンジに成功した例はなく、
この「神緒ゆい」は久々にそれに成功出来そうな作品だと感じたので猛プッシュしてたんですが、
序盤のコメディ路線は不発だったようで早々に下位に沈んでたんですけど、キャラは良いと思ってたので
そういう意味では納得の浮上ではあるんでしょうか・・・
多分同期の新連載で最もキャラを評価されたのが神緒ゆいだったんでしょう
実際、
新キャラのアヤ子は存在感たっぷりで、
そのアヤ子を倒すまでの方法もいかにも少年漫画っぽい工夫の方法で、
中々面白くて良かったと思います
鍵斗はスケバンではないけれど、
きちんと黒ゆいの役に立って「みんなで」敵を撃破しているのがイイですね
今は一時的な路線変更で蟲バトルを行っているのか、それともまたエロコメに戻るのか・・・
でも、どっちに転んでも結構面白くなりそう、っていうか、何気に良いキャラが揃って来たよな、って思います(笑
もしアヤ子さんが味方・・・というか鍵斗ハーレムの一員に加わったら相当人気出そう。。と思いつつ、
出来ればこやぎ様とかカーラとか過去の美少女キャラも再登場させて欲しい、とも思います(笑
まあ今は生き残りを賭けてとにかく気になる展開を作っている最中なので、
このシリーズが終わったらまた新しいスケバンを出すのかもしれませんが。




このコマも面白い(笑



それにしても、
存外に粘り強い漫画になりましたね
かつてここまで短期間に路線変更をしまくった漫画があっただろうか
しかも、それで生き残りの芽が出て来ている・・・という事実は気持ち泣けてきます
ジャンプは一度コケた作家が再ブレイクすることはあんまり、、、いや、ほぼない、
中でも最後に美少女ものに走った作家は殆どコケてるのが実情なんですが、
そういうジンクスの中でここまで懸命に足掻いてる姿は正直素晴らしいと思う
この漫画はバトルにも出来るし、
コメディにも出来るし、
エロにも出来る・・・という点でとっても自由な漫画に映ります
個人的には本作で返り咲く様を観てみたいのでやっぱり今後も応援し続けます
まあ感想休んでる間もアンケはもちろん欠かさず入れ続けてたんですが・・・
取り敢えず、同期の新連載陣に競り勝ってくれただけでも嬉しいです

あとは、
今期の新連載陣にもちゃんと勝つこと、
それと多分相対的にこの位置に置かれてるだけな気もするんで(他の新連載があまりにも人気無さすぎる)、
ちゃんとプッシュして貰えるだけの人気を得るのが目標ですかねー。










今週はフィジカルを狙ったら意外に強かった~というフックから、
アヤ子の強烈なキャラクター性の披露、
更に千鶴の意外な活躍、
そして自身も爆音を出して音を掻き消す~という解決法の提示、まで
色々な意味で(淡魂さんがかませになってるのも含めて笑)少年漫画っぽくて良かったと思います
それでなんとか掻き消そうとしてる鍵斗たちの姿もコミカルで良かったですし・・・
いい意味でシリアス過ぎないのもこの漫画の良さかと思いますね
あとは、鍵斗のジゴロっぷりに期待、、、でしょうか
みんなでもぎ取った勝利な気がするのが余計に面白かったです。普通に来週が気になるのもプラスでしょう!



居場所を増やせ。/アクタージュ 第78話「夜凪の怒り」 感想(週刊少年ジャンプ2019年39号)

2019-08-27 | アクタージュ









怒りと悲しみは似ている・・・確かに。
以前、自身も強烈な怒り(恨み)を覚えた事もあったが、
あれも根底には悲しみ、、、のようなものが一番強かった気がする
そう考えると、
殆どの怒りは悲しみを元に作られている、ともいえる
そうなると、悲しみを元に怒りを表現することも可能。。という事で
(色々な意味で)上手い方法論を提示したなあ、、、って今週分を読んで思いました。







別にアイドルじゃないんだから恋愛しても良いと思うけど、
でも今の夜凪ちゃんには時期尚早だろうな~とも思うので
そういう意味ではかなり絶妙な解決方法だと言える
言われてみれば、
自分を理解してくれない~だったり、
自分を裏切った~だったり、
不誠実な対応に怒ったり、
そういうのは結局「信頼」という前提を不意にされた悲哀から来るものだと思うので・・・
だとすれば、その悲しみ=怒りを、そのまんま今回の劇に当てはめるのも可能だと感じるのです
だって、今回の役どころが抱えている「怒り」もきっと、「悲しみ」から来るものだと思うから。。
そう考えると、「よりリアルな芝居を」という意味で夜凪ちゃんにも勝算が生まれる可能性もあると思います







それもきっと、
一人でグダグダ考えている内にはきっと辿り着かなかった答えで、
ひなという「友達」を通して見え始めた答えだったりするんでしょう
それは役者同士という殻の中に閉じこもってたら見えなかったものに違いない

自分の定義を増やす・・・
例えば、
役者オンリーの人生だったならば、
そこで躓いたり先が見えなくなったらきっとそこで行き詰ってしまう
だけど、「友達」という定義を増やしたことによって、「自分は大丈夫」だと思える、
「自分はそれだけの人間じゃない。」という感覚を得ることが出来る・・・
そう考えると、
一つのものに熱中し過ぎるのも危険だったりするのかもしれない

なんでしょうね、
今まで、
夜凪ちゃんには「役者としての自分」しかなかった
だから、そこで悩んだり迷ったりしたらただ自分の中で苦しんで足掻いて、
でも今回は味方が敵になって天使も敵になったから頼れる相手もいなくて・・・
そういう時に、
色々話を聞いてくれたり、
一緒にバカやってくれたりするだけで、
凄く心が楽になる・・・精神的に救われる。っていう、
そういう効能と気付きがあったエピソードに思えました。








で、今回のこのメッセージもまた、
現実に持ち込んで活かせるようにも思うのです
自分の定義を増やせ・・・
自分の居場所を増やせ。
自分の定義が少なければ少ないほど、そこで悩んだり行き詰ったり落ち込んだりする時間も増える
だけど、自分の定義を増やせば増やすほど、「それだけの人間じゃない。」って割り切れるようになると思うんです
そんでそういうのってきっと大事だと思うんですよね。価値なんてどうでもいいけど、豊かさに繋がると思うから。