サブカルチャーマシンガン

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何故お前だけ?/青年少女よ、春を貪れ。 第十四話「おれも同じやな」

2021-04-16 | 山田シロ彦








今週の青年少女、
亮が昔抱えてた勝之への嫉妬が描かれてた訳ですが・・・
正直、
結構気持ち分る部分もあるね(笑
なんでしょう、
自分は全然上手く行かないのに、
他人がとんとん拍子に上手く行ってたら・・・腹立つでしょう?笑
それは自分を意識してくれなかった~という悔恨の想いもあるかもしれないけど、
「なんであいつだけ?」って感情は誰しも描いた事はあるんじゃないですかね
統計を取った訳でもないし、
統計を取る手段もないですけど。
でも、通じ合ってた風だったのが、いつの間にか意識の範囲外な事が分かったらショックだよなあ
しかも、自分が本当に欲しかったものは、あっさり友達に奪われてしまった。。
勝之は何も知らないし何一つ悪くないけど、
個人的には亮の抱えてた感情はある程度のシンパシーはあるかな・・・笑







というのも、
人間って清く正しく美しくな気持ち「だけ」で生きていける生き物ではないので、
内心この感情は間違ってると理解しててもそれを抑えられない時もあるんです
っていうか、
そんな事ばっかりじゃないですかね、現実って
亮が結局友達としてしか意識されてなかった顛末含めてリアルだな、って感じました
そうそう、確信を持った時ほど案外全然そうでもなくて、ショック受けちゃうんですよね
だから・・・・・
勝之は100%悪くない!
悪くない、けど、亮の視点から見ると、やっぱり嫉妬を抱くには十分のキャラクターなんですよねえ
亮が通じ合ってると感じた女があっさり友人の男に心酔しちゃってる訳ですから
正直いけないことなんだけど、
亮が勝之をハブいたのも(自分の立場だったらそれをやるかどうかは別として)、
個人的には理解出来る・・・し、やっぱりどこか亮は勝之にコンプレックスを抱いてる気もする。。
そして、
そこで生まれたジェラシーと焦燥がやっぱり「何か」を引き起こしたような、
そんな予感もしますねえ
ぶっちゃけ、
自分も持ってない・・・というか、ダメダメ人間なんで(笑
同じく持ってない者として亮みたいな感情に対しては正直「分からない」とは言えないんですよね
そこがこの漫画の巧いところであり、漫画漫画する事を極力抑えて、
生きた人間の心情が描かれていると個人的に感じました
これからは、
恐らく闇の部分が描かれて行きそうな予見もありますが、
でも、根底はきっとみんな悪人なんかではないんでしょうねえ。
初回以来の巻頭だったので、この漫画の“絶妙な良さ”が読者に伝わってる事を願います。。







しかし、
思った以上に亮の感情にシンクロしてしまった・・・笑
あまりにもシンクロし過ぎて泣きそうになってしまったりもしました(恥ずっ)。
そんな青年少女も来週19日に1巻発売!!凛とチア。も全巻持ってるので、勿論買う予定です✌️😄✨