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ありがとう松沢先生。/松沢まり「みはらし荘の6人の花嫁」最終話 感想(コミック電撃大王2021年6月号)

2021-05-01 | 松沢まり
お疲れ様でした。









初めてこの漫画を見たのって2019年の秋だったかなあ・・・
そう考えると全2巻とは言え(月刊なので)長かった印象でしたね
まあ約2年の連載だったんですかね
最後は、
誰を選ぶか~というよりも、
全員と良い感じにして誰を選んだかな?って形にした感じでしたね
まあでもそれも全2巻だったらまとめられんよなーって感じでこうなったのかもしれません。
しかし、個人的にはそれでもかなり良い感じにまとめた最終回だったと思いました
最後に忍が認められて終わる、っていう構図がグッと来ました。。
 妹ちょでもそうでしたけど、
結局は、家族の問題を最後にまとめるんですね、という感じで、
でもそれもハートフル作家(だと勝手に思ってる)松沢まりさんの漫画らしいな、と。







この漫画、というか、
松沢まりさんの漫画の印象になっちゃうんですけど、
松沢まりさんの漫画って究極的に「優しい」んですよね
良い意味で、
暴走しないというか、
暴走しないっていうのは極端にダークな方向に持って行かない、って意味ですけど
多分松沢まりさんの漫画の半分は優しさで出来てるんじゃないか?という位、
なんでしょう・・・
見ていてほんわかする場面が多いというか、
特にメインヒロインだった二ノ宮さんはその象徴だったと感じます
やっぱり、
その、
美少女とか恋愛も大きいですけど、
「優しい作劇」に触れるのが毎回楽しくて、それは今作でも健在で。
なので、今作は全2巻で終わりましたけど、またコロッケのエピソードの様に、
ああ、これだわ。。って思えるような独特の雰囲気を次回作でも是非紡いでいって貰いたい
ファンとしてはやはり松沢作品の“人と人との誠実な繋がり”が本当に大好きですので。
それは、最後の忍の晴れやかな表情でも証明されてたんじゃないでしょうか
忍の両親も仲直りしたし、あれはあれで感動的なラストだったかと!







ただ、
みんな本当魅力的なヒロインズだったんで、
正直ゲーム化すればいいのに・・・ってちょっと思いました(笑
まあ全2巻で終わってるんで知名度の観点から無いでしょうが、
個人的には、
アラサーの彩さんがとっても大好きでした
ああいう良い意味ではっちゃけてるキャラっていうのは松沢作品には珍しい気もしたので、
むしろああいうキャラを主人公にした漫画なんかもいつか読んでみたい気もしました
ああでも、
こうやって綴ってると、
良い最終回だった!と割り切ってるつもりだったのに、
「もっと読みたかった」って気持ちもふつふつと沸いて来てイカンですね
でも、投げやりに二ノ宮さんとくっ付けなかった事自体が読者に対しての「誠意」な気もしました。
昔からすごくすごく良い漫画を地道に書き続けてる割にはめちゃくちゃ評価されてるって感じも無いので、
こうやってファンが「大好きです。」って声を出し続ける事が大切なことのようにも思いました
取り敢えず、ふくねこを始め過去作のレビュー等も脳内で検討中です・・・笑










でも、
約2年間松沢さんの漫画の感想をリアルタイムで書けた、連載を追えたのは幸福な体験でした
これに懲りずにまた恋愛系の漫画も描いて欲しい、なんて思ったりもします
松沢さんの描く男の子もまた素朴で好きなキャラが多いので・・・。
お疲れ様でした!!
7月発売の2巻も当然の如く購入します♬