今回のタイトル良いですね~
もう、潮時ちゃうかな、って。
そう言われれば、
もう潮時なのかもしれません・・・自分自身が。自分の全てが。
否、
いきなり脱線して申し訳ない(笑
ただ、なんでしょう、この漫画読んでると「本当の正しさってなんなんだろう?」って思うんですよ
亮がやった事は勿論全部が全部正しい事ではない、隠蔽してるという事実も確かにある
だけど、ここまで思い悩んで、贖罪の為に生きて、自分の幸福を棄てて・・・
龍樹にも言えるんですけど、
確かに、
勝之の視点から見れば卑怯だし隠蔽してるって事自体が悪なんですよ
ただ・・・
彼らの「全部」が悪か、って言えば違う
各々色々頑張ってて、彼らを慕う人物も居て・・・
恐らく“そこ”を描きたいのかな、とは読んでて思いますけど、
そうだなあ
画一的に見れば悪だけど、
多角的に見ればそうじゃない
それって人間そのものじゃん。とは感じます
龍樹の生徒可愛い。。
亮もね、
誰とも幸福を築かず、
認知症のおばあちゃんの介護を日々頑張っている
濡れ衣を着せられ(?)自分の人生を滅茶苦茶にされて・・・
でも、
「隠蔽」という事実は消えない
消えないけど、
別の角度から見たら単なる偉い人じゃないですか
そういう意味で・・・
純粋に彼の罪が暴かれるべきものなのか?という疑問は残る
それと同時に、亡くなったハルの事に関して真実が埋もれたままでいいのか?って気持ちも
最後の、
龍樹の独白にはビックリしましたが・・・
暴かれて欲しいのか、欲しくないのか複雑ですよね
龍樹も龍樹で教師になって決して他人に誇れないような人生は歩んでないはず
まだ龍樹の闇が明らかになってないので深い言及っていうのは出来ない
でも、
龍樹も龍樹で単純な悪人ではない・・・そんな気もする
事実、生徒に慕われるような優しく親しみやすい先生やってるみたいですし。
ま、良い事やれば罪が帳消しになるって話はまた違うと思いますけど。
でもなんか・・・
想像以上にみんな苦しんでるし、
想像以上に漫画的なシンプルな善悪から距離を置いた志の高い作品に仕上がってるな~って感じました
っていうか、読んでて切なくなる/切ない未来を想起させるので結構クる漫画ですね(笑
最終的に、ハッピーエンドと行かずとも救いのある結末になればいいなあ。