サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ASPARAGUS「Green or White」@新代田LIVE HOUSE FEVER 23.12.9

2023-12-13 | LIVE











先週の土曜日、ASPARAGUSのライブを新代田で観ました。










この日は仕事終わって天丼食してネカフェで休憩して東京に向かって、
「さあ、今からアスパラガスのライブを観るぞ!」ってモードの時に
ふとチケット確認してたらスマホにチケットが入ってない事に気が付きました。
その時、
「あれ、スマチケじゃなかったか・・・?」と思い、その数秒後に事態に気付いて青ざめました
「あっ、紙チケット家の机の中だ。。」そう、紙チケットだったのを完全に失念していて、
スマチケだと勘違いしたまま渋谷まで来てしまっていたのです(大汗

これから井の頭線で新代田へ向かわんとするタイミングでした。
 家は千葉南なので取りに帰ったら100%間に合わない、
もう覚悟を決めて、
もう一度当日券のチケットを購入して観る事を決意。
予め手帳にも書き込んでたし身体がアスパラガスのモードだったので引き返せなかった。
 問題は当日券が売り切れないかどうかだけだった
っていうか、
仮に売り切れてたらこの日のライブ前売り買ってたのに観れなかった~事になってたので
マジで慣れで行動せずにしっかりとチケットを確認しておくことは重要ですね
逆に、
痛い目を見て自分の杜撰さに気付けたある種の授業料だったのかもしれない。
結構ハラハラしてましたが無事にチケット購入出来て会場にIN!
ソールドアウトはリスナーとしては嬉しいけれど、
こういう事もあるのでぶっちゃけ当日券の存在も有難いですよねェ・・・。














すいません、
いきなり個人的なエピソードに話割き過ぎました。
ASPARAGUSのライブはコンスタントに観ていて今年も7月に千葉LOOKで観ました
ただ、
結構対バンやイベントが多かったので
こうやってワンマンでじっくり観るのはかなり久々だった気がする
何気に最新作「ASPARAGUS」のCDレビュー2回書くほど好きなバンドなので観れて良かった。
 一曲目は、
歌詞に日本語と英語が混在する新曲からスタート。
ギターロックにも通じるアレンジと爽やかなメロディに早速気分が高揚する。
丁寧な歌唱と、
ギターソロも格好良く響いた「MEND OUR MINDS」
何気に久々に生では聴いた気がするのでその歌詞の温かさ含めてジーンと来る一幕でした。
「Analog Signal Processing」が始まると興奮したお客さんが前に行きモッシュも発生
そして、
つんざくギターサウンドが格好良く、
尚且つ忍さん特有のグッドメロディが光る「LITTLE DEVIL」にウットリ...と上々の滑り出しでした。

MCでは、
「(お客さんの)人口密度が多い!」
「新曲の制作、イージーって言ってたけどハードモードでした。。」
この日に間に合わせるはずの新曲の録音が終わらず新しい音源が作れなかった事を告白。
そんなMCで笑いを取りつつ、
ここで管理人が大好きな「JERK」が投入!!
攻撃的でダークな歌詞が個人的趣向にマッチする昔からお気に入りの楽曲で、
確か初めて観たSHIBUYA-AXでのライブでも披露していた思い出の一曲だったのでこれは嬉しかった。
のっけから原さんの極悪な爆音ベースが鳴り響き、ダンサブルなABメロから
皮肉がたっぷり聴いたサビへなだれ込む感覚がやはり堪らなかった。
この曲を聴いてると心だけでも強気になれる気がする。
いつも以上にヒリヒリした忍さんのギター、
更にラストに畳み掛ける一瀬さんのドラミングにもまた興奮した
ちょっとしたトリップ感すら受けられた絶品だった久々の推し曲に早くも満足感たっぷり。


人気曲「APPROACH ME」をエモーショナルに鳴らし、
これまたお久しぶりに聴く「BEAT UP」っていう更にエモい流れ。
この曲は・・・
すっげぇお久しぶりな気がする
リリースツアーで聴いた以来かそれ以降ポツポツと聴いたくらいか・・・いずれにせよ、
ちょっとレア感あってそれも嬉しかったし、前のめりな歌唱とパンキッシュなビートは実に最高でした
純粋に勇気付けられるパフォーマンス。
この曲で、
遂にダイバーも出て、
盛り上がりも加速していった気がしますね。
 ただ、
その後のMCで一瀬さんが「もう終わりでいい?ってくらい既に疲れた」というニュアンスの発言
それを受けて忍さんが「彼はインディーズ界の山崎まさよしと呼ばれています」と笑いを取る。
このネタMCで使ったの、自分が参加した限りGRAPEVINEの田中さん以来2人目だ(笑
 しかし次の「LOST SHEPHERD」はそんな雰囲気を吹き飛ばすシリアスな楽曲。
バリンバリン鳴る爆音かつ張り詰めた忍さんのアコギの音色、
全体的に漂う物憂げなニュアンス、
だけど、
えらい踊れる~っていうダークだけどダンサブルでもある音像が非常に恍惚的で素晴らしかった。
より洗練されたそのバンド演奏は昔ライブでこの曲を聴いた時よりも進化してる様に感じた。
以前は変化球っぽい印象もあったけど、今はちゃんと王道感も加わってるカンジ。

疾走感溢れるサビメロが気持ち良かった「FAR AWAY」
今度は優しいアコギサウンドでグッドメロディをしとやかに歌った「WITH THE WIND」
この曲のサビメロはある種J-POPにも通じる普遍的な良さが滲んでいてとってもステキでしたね。
「MAY BE OR MAY BE NOT」ではノーイミテーション!の掛け合いが楽しく、
アットホームな雰囲気の中MCゾーンへ。
ここでは、
「(さっきのダイバーで)セキュリティ雇った甲斐があった。」
まずはダイバーの存在に感謝しつつ「取り敢えずやっとくか感も...」とも発言していました笑
スマホの撮影は考えたけど「俺たち「ボケベルが鳴らなくて」世代はスマホで撮るのがあまり上手くない」
何故か国武万里のヒット曲の名前を出してまたも笑いを誘う忍さん
挙句の果てには「ヴァギナ」「聖水」と
お決まりの下ネタゾーンへ
正直、
ASPARAGUSは楽曲もいいけどアングラ感溢れるMCも面白いんだよな・・・笑
 その流れで繰り出した新曲は、
アンニュイなムード漂う日本語のロックバラード...でした
一曲目とはまた違う趣がある感じでこちらも良かった
前のアルバムから日本語も解禁してますよね。
 その流れで、
同じロッカバラードの「BEFORE THE NIGHT」
そして、時計のボーン・・・って音の様な低音極まるベースから始まるイントロが絶品だった「I WISH」
この曲はわざわざ君津までライブしに来てくれた時に終盤で演奏してくれた曲だったので、
その時の事なども思い出しながら噛みしめる様に聴いていました
ギターサウンドは90年代オルタナ感あったし、
サビの「レッツゴー」の掛け合いも気持ち良くて温かくもあって実直に励まされる様な気持ちになった。


そんな感無量~って感じの流れに
「しみったれてんじゃねーよ!」と告げ「SHALL WE DANCE?」からブチ上がりモードへ!
現時点での最新作の楽曲ですが最早すっかり代表曲にのし上がった感
歌詞の中に「fever」というフレーズもあり、
正にこのライブハウスで鳴らすにはうってつけのキラーチューンだとも言える。
会場との一体感に音楽的オルガズムを憶えつつ、歌詞で「tell me heavy lonely days」とも歌われており、
楽し気な雰囲気の中にも聴き手の哀愁を感じ取って昇華してくれるその優しさにもグッと来る
現実は楽しい事ばっかりじゃないからこそ、今だけはただただ純粋に笑っていたい。踊っていたい。
それが明日を生きる活力にも繋がっていくと思う。
 パンキッシュさも感じた最近の定番曲「Be Together」を挟み、
これもまた現時点での最新アルバムから「BLUE人」を披露。
この曲は、
ライブで聴くの初めてかも・・・?
じゃなかったとしても、相当貴重な曲である事は間違いない。
これこそ、完全にしみったれてる様な曲なんですが笑
ただ、
今の自分にはかなり沁みた。。
シンプルなアコギサウンドに素朴なメロディ、ブルースド真ん中の歌詞...
アルバムでは「MESSED UP」と並んで忍さんの紡ぐ哀愁が心に効く楽曲になってるので、
改めてワンマンで聴けたのは嬉しかったですしワンマンだからこそ聴けた曲だったかもしれない。
こういうブルージーな楽曲も大好きなんでこれからも演奏して欲しいなあ、と。
今抱えている葛藤や孤独にリンクしてくれる感覚が堪らなかった。


ライブも終盤戦へ。
今度は、またデカいアコギの音が印象的だったポップに奏でる「I'm off now」
更に、Aメロのアコギサウンドの流麗さも素晴らしかった「DIDDY BOP」では、
忍さんが客席まで降りて行って、
お客さんの中でエレキギターを弾く~というブチ上がり演出も!!
こういうのは本当コロナ時代明けて良かったなあ・・・と振り返ってしみじみと想う
oi!oi!コールも極太のベースソロも楽しく後半に連れてエモくなる歌詞にもまたグッと来た。
ちなみに客席に降りた時にタッチされてた事に触れ、
「DJ SODAの気持ちが分かった」「訴えるかも」とまたもタイムリーなネタを出してました(笑
 個人的なハイライトは、
名曲「I FLY」でした。
千葉でも見せたメロディックMC?からの、
上にあるスイミングスクールを突き破って水びたしになるくらい飛び上がれ!という号令の元、
繰り出されたこの曲は本当に楽しかった。
サビで、
みんなでジャンプしながら盛り上がってゆく様は、
正に空間及び歌詞と一体化した様な感覚があって本当にライブ!
でした
これぞ、口ではなく、身体で「行くんだ!」って気持ちにさせられるっていうか・・・
それでなくとも、あの瞬間だけは無敵になった様な独特の高揚感が素晴らしかった。
ああいう空間と同化した様なSEXよりもSEXな感覚を味わう為にライブに行ってるのかもしれない。。
ホントに空を飛べたような気持ちにもなりつつ、忍さんのギターソロも痺れる位格好良かった!
 その流れで、
興奮し切った観客がダイブしまくってた「SILLY THING」にて本編は終了。
この日一番エネルギッシュに感じたバンドアンサンブルと、
何度も歌われる「HAPPINESS」という単語がとても心地良かった。
いつでも幸福を感じていたい・・・そんなポジティビティのパワーも感じつつ、
酸いも甘いも放出し尽くしてこの日の本編は幕を閉じたのでした。
ありがとうございました!!!













1.新曲
2.MEND OUR MINDS
3.Analog Signal Processing
4.LITTLE DEVIL
5.JERK
6.APPROACH ME
7.BEAT UP
8.LOST SHEPHERD
9.FAR AWAY
10.WITH THE WIND
11.MAY BE OR MAY BE NOT
12.新曲(モーメント?)
13.BEFORE THE NIGHT
14.I WISH
15.SHALL WE DANCE?
16.BE TOGETHER
17.BLUE人
18.I’m off now
19.DIDDY BOP
20.I FLY
21.SILLY THING

22.KNOCK ME OUT
23.JUST GO ON
24.FALLING DOWN
















アンコールでは、
初期の人気曲を大判振る舞いで披露して終了。
ベースソロに興奮した「KNOCK ME OUT」
豪快に攻めた「JUST GO ON」
そして、
一体感で締めた「FALLING DOWN」とどれも良かった。
最後までキラキラした粒子を撒き散らしながら終わった渾身のワンマンは、
「やっぱり、ライブハウスって良いな。ライブって最高だな!」と思わせられるもので、
チケットの扱いに関しては変に慣れてしまっている自分が居たけれど(笑
ライブに関しては、
音楽に関しては、
いつまで経っても全然慣れて無いし、また、そんなもんを吹き飛ばすミュージシャンのお陰で
未だにドキドキワクワク出来てるな~という事実も実感出来た素晴らしいショウでした!
やっぱり、忍さんのあの声とグッドメロディ、バンドの三位一体感は大好きですね。
来年もライブ観たいし、来年は無事に新曲が発売される事を期待しつつ笑
2024年のASPARAGUSも必ず観に行く所存でございます。押忍!