サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LINDBERG「きっと素晴らしいツアーにするんだツアーagain2023」@大手町三井ホール 23.12.15

2023-12-19 | LIVE











先週の金曜日、リンドバーグのライブを大手町で観ました。










LINDBERGのライブを観るのは初めてだった。
今思えば、
再結成のタイミングとかでも普通に行けたよな・・・とか思っちゃうんだけど、
まあそこを嘆いても仕方ない。
自分も30代後半になり、
人生の時間が有限なのを肌で感じ始めたからこそ、今まで観た事なかった人らの公演を観たい。
って気分になれた訳だし、もうそこに関してはそう切り替わった事を褒めるしかないよね。
 LINDBERGに関して言えば、
またも小学生の時のÝ先生が好きなバンドで
組体操か創作ダンスだったかは忘れてるんですけど、
そこで「今すぐKiss me」を使って振付して踊った記憶があるんですよね
そういう意味では間違いなく自分のルーツの一つではある
ので、
いつかは生で観なきゃ。。って想いがありました

それとは関係なく、最近よく聴いてるのも行くきっかけとしては大きかったですね
8㎝シングルを集め出したんですが、そこでリンドバーグとの遭遇率が高く、
購入してはハマって~という事が多くてね、
改めて多彩な音楽性を持ってるバンドだなあ。って自分の中で再燃してるタイミングだったので。
個人的にはもっと再評価されても良いバンドの一つだと思っていますね。では、以下。












会場の大手町三井ホールには初めて来訪した。
そもそも、100%乗り換えに使ってた大手町で下車する事自体初めてだったので新鮮だった
大手町って、都会だァ・・・(単純な感想)。
大手町ワンというビルの中にあり、
地下の方にはフードコートも充実していてはっきり言ってかなり快適な環境だった
なんかさ、お馴染みのライブハウスに通うのも大好きなんだけど、
こういう初めての場所を散策するのもワクワクするよね。
大手町三井ホールは良い感じのホールで
ステージが高めなので観やすくてそこも良かった。
キャパ的にもそれなりに大きく大きすぎずな印象なので、また誰かここで公演してくれないかな~と(笑

渡瀬マキさんはこの間テレビ東京の歌番組に出てたのを観た時にも思ったけど、
若い頃の甲高い声で思いっ切りストレートに歌う~って感じではなく、
もっと年相応の綺麗めな歌い方に変わってる様に感じられた。
それは手術の影響もあるのかもしれないけど、
そういう意味では試行錯誤の末に辿り着いた歌い方なのかもしれない。
 一曲目は、
サイレンの様なギターリフが心地良かった「Cute or beauty」
記念すべきめざましテレビの初代テーマソングだったりもする。
そこから、ベースのドライブ感に惹かれた「love on the border」、
タオルを宙に投げる独特の演出も楽しかった「TAXI」と良い具合にライブは進行していく。
個人的にベースの川添さんのいぶし銀のベース大好きだなあ...とも思いながら観ていました。


ここで来ました、「JUMP」!!
実は、
最近中古ですが8㎝シングルを購入しまして仕事行く前とかに聴いてて
それをXにもUPしてたので、そういう意味では非常にタイムリーな選曲でもありました(笑
サビのジャンプの部分でみんなでジャンプしたり、
シンガロングもあったり、
声質は変わったとはいえ、
「生きること」ってフレーズを生で聴けたのは凄く嬉しかったですね
正直、こんなに盛り上がる曲なんだ...!と感じましたし、この曲のシングルを買ってて本当に良かったな、と。
この日は「地図はいらない」ってフレーズも印象に残ってて今もリフレインしてますね。

このツアータイトルの元にもなった「きっと素晴らしい部屋にするんだ」
キュートで可愛らしいポップナンバーで、
こういう曲は今の声質にも合ってる気がしました
そこから、
渡瀬さんが花束抱えながら歌った「八月の鯨」
「今を生きてたい」というフレーズが心に残るノスタルジックなポップソングに仕上がってて、
それまでとはまた違うロマンティックなムードが非常に素晴らしかったですね
ちょっと懐かしめのギターサウンドに、
ギターソロも渋格好良く、
「退屈な毎日にきっと潜んでる」みたいな歌詞も印象に残るハッとする様な一幕でした。
サビメロが気持ち良く、王道ロックなイントロも格好良かった「OH!ANGEL」
それと、
キーボードの佐藤ダーリン氏と2人で披露した「風のない春の午後」に関しては、
今の綺麗な声を活かした牧歌的なバラッドに仕上げていて聴いていて惹き込まれる歌唱を味わえました
今ここにある幸福を噛み締める様な歌詞にもグッと来つつ、ボーカリストとしての凄味も感じられて良かった。


次の「清く正しく行こう」
タイトルで勝手にリンドバーグ流のストレートなロックナンバーと勘違いしてましたが、
怪しげなAメロ、這う様なベース、どことなくグラムロックを感じさせるアレンジ・・・と
一筋縄ではいかない不思議な魅力を孕んだロックナンバーに仕上がっててこれも気持ち良かった
ですね
間奏の激しいロック・モードやアウトロのドスドス駆ける厚みあるドラミングも痛快だった
こういう楽曲も演るんだなあ・・・と
改めてその振り幅にも感服しつつ
本人たちは赤チャリと呼んでるらしい小気味良いポップチューン「赤い自転車」も披露。
この辺りのMCで10代のお客さんもポツポツ来てる事が判明
確かに、
ちょこちょこやたら若い人たちも来てたけど、、、親の影響とかですかね
ただ、未だに新規のファンもいるからこそ、こういうホールで公演出来てるんでしょうね。
 個人的に、またも嬉しい選曲だったのは「Magical Dreamer」。
ドライブ感たっぷりのブリブリベースに、
サビでマキさんと共にシャウトする川添さん・・・と
その圧倒的な勢いに興奮しました。
っていうか、
ライブ観て感じましたけど、踊る様なベースサウンドといい川添さんの存在感も強いですね
この曲では思いっ切りフロントまで出て来て歌ってたんでインパクトも強かった
それと、
子供の頃の様な無敵感を忘れない...そんなニュアンスにも感じた全体の雰囲気も大好きでしたし、
聴いていて自分がかつて好きだったスーパーヒーロー/ヒロイン達の様でありたい・・・
そんな事も想起させる歌詞等にも感銘を受けつつ、
その怒涛の盛り上がりっぷりにも熱さを憶えた素晴らしい一幕でございました。
この曲、音源でもそうなんですけど、パンク又はパワーポップっぽくて格好良いんですよね。


ライブも終盤に突入。
ここで先述の「今すぐKiss me」が来たんですが・・・
いや~、やっぱこの曲の持ってるエネルギーは凄かったね。
兎に角、
問答無用に楽しいし、
Bメロのシンガロングも気持ち良かったし、
サビのWOW WOWのコールも、
「大好きだから 笑ってヨ」とある意味観客に語り掛けるような歌詞も・・・何もかもが良かった。
それと、
この曲を聴きながら、
辛うじて覚えていた先述の小学生の時の創作ダンスの振付をちょっとやったんですが、
その時のタイムスリップ感というか、完全に童心に戻った感覚というか...
なんか胸にグッと来るものがあったんですね。
ああ、
こういうのが、
思い出と共に生きてる音楽なんだなあ。

そんな事を感じながら一人で勝手に超エモい気分に浸っていました
考えてみれば、未だに初めての駅で初めての場所で初めてのライブホールに行ってる辺り、
根源的なドキドキの追及を止めてない~とも言えるし、なんだかとっても満たされた気持ちになってました。

これも皆でシンガロングした「だからI'M ON FIRE」
更に、
ラストの声の伸びも心地良かった「GAMBAらなくちゃね」のストレートな響きも良かった
身が引き締まる思いに駆られつつ、oi!oi!コールも発生した名曲「BELIEVE IN LOVE」
白熱のギターソロに、
聴き手の葛藤も内包したサビメロにも感銘を受けながら
最後は「涙の数だけ強くなれると信じたい」というフレーズをじんわりと叩き付けて終了。
前の曲もそうだけど、自分自身に言い聞かせてるような歌詞の描き方が素敵だな~と思いつつ、
颯爽と駆け抜けた、でも、幅広さも魅せ付けたスカッとするライブは終わりを告げたのでした。
ありがとうございました!!!!











1.Cute or beauty
2.love on the border
3.TAXI
4.JUMP
5.きっと素晴らしい部屋にするんだ
6.八月の鯨
7.OH!ANGEL
8.風のない春の午後
9.清く正しく行こう
10.赤い自転車
11.Magical Dreamer
12.今すぐKiss me
13.だからI'M ON FIRE
14.GAMBAらなくちゃね
15.BELIEVE IN LOVE

16.10セントの宇宙
17.LITTLE WING














アンコールも熱かった。
初期のロックナンバー「10セントの宇宙」から始まり、
「小さな翼はびくともしない」とエモーショナルに歌い切った「LITTLE WING」で締め。
多少挫けそうになっても途方に暮れそうになっても、それでも「びくともしない」
自分自身に発破をかけながら歯をくいしばって足掻き続ける。
その思想って、
物凄いロックンロール的だし、改めてLINDBERGって王道のロックバンドなんだな、と。
そんな事をまざまざと感じつつ、みんなで大きくなって行ける様な最高の着地を見せてライブは本当に終了。
今までCDだけで聴いてた身としては、これまでリンドバーグが現場で培って来たものの一端を
垣間見れてとても意義深い初のライブ参加になった・・・
と思います
他にもいっぱいLINDBERGの楽曲で大好きなものあるので、
また是非タイミングが合えば行きたいですね!

子供の頃聴いてたけど、やっぱり今でも好きなバンドですね。いいものはいつまでもいいですから。