サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

緑黄色社会「リョクシャ化計画2023-2024」@横浜アリーナ 23.12.16

2023-12-20 | LIVE










先週の土曜日に緑黄色社会のライブに行きました。











特に何かのリリースを記念したツアーではなく、
それよりも去年武道館公演を果たして更にそこからワンステップ踏み出す、
現時点での集大成としての公演でした。
ただ、
前のツアーからフィジカルでシングルCDが2枚も出ているので、
そういう意味ではその2枚の楽曲達のお披露目~という意味合いもあったかもしれません。
事実、
カップリング含めて全4曲しっかりと演奏しましたからね。
 そして、
またまた帰って来ました横浜アリーナ。
何度もブログやXでは書いてますが、横浜アリーナは人生で初めて行ったコンサート会場なんですね
ライブの興奮だとか迫力というものを生まれて初めて味わったのがこの会場なんです
だから、
あの入り口観るだけで色々思い出しちゃうんですよ...笑
ブログ始めてからも横浜アリーナには何回も来訪はしてるんですが、
こんな短期間でまた来れたのは何気に初めてかも?しれません
大人になってもこの場所に来ていて、
今は自費でライブを楽しんでる
その事実も自分の中では大きいですし、今回もまた最高の夜をここで過ごせて幸福な一日でございました。以下。












この風景を観るだけで、気分は小学生の頃に還れる。



仕事終わってから駆け付けたんだけど、
もう既にグッズの先行物販が終わっていた。
ただ、
中に入ったらあっさりと買えたので毎回リョクシャカの物販はスムーズで良いな。と思った
それと、席は3階席だったんだけど、隅っこ且つ最前だったので正直快適だった
最前だとバラッドになったら自由に座って良い感じあるし、
何よりも身体的に楽だった。。
ちなみに自分は端っこの席を引く確率が異様に高い。そう言えば、高校の席替えとかも端っこが多かったな。

ライブは、
エネルギッシュなツインギターの音色も心地良かった「またね」からビターにスタート。
相変わらずパワフルで透明感もある長屋さんのボーカルに早速惹かれる。
そしたら、
2曲目で個人的な推し曲「ずっとずっとずっと」が来たー!!!!
これはマジで嬉しかった。。
去年春の群馬で聴いたのが最初で最後だったので、
実に1年9か月ぶりで生で聴けた。心境としては「待ってたよ~」って感じでした。
あの頃よりもソウルフルになったサビの歌唱に壱誓の格好良いギターソロ、
うねるベースにアウトロのピアノのサウンドも印象的で...
兎角素晴らしかった。
それと、
「明日に希望はないや」ってフレーズを生で聴けたのも嬉しかった(笑
この曲は歌詞が大好きで、緑黄色社会の楽曲の中でも特に泥臭い気がするんですよね
なんだろう、泣きながらも懸命に歩いて行くような芯の強さと健気さとシリアスさがあって・・・
ある種旧世代の邦ロック的なテーマを令和に歌っている良い意味での時代錯誤感がお気に入りです。
自分自身、
毎日悔しさを感じながら生きてるので、
そういう意味ではノリノリで聴きながらもエモーショナルな気持ちになっていました。
感謝しかないですね。
 「横浜アリーナ!!」
「楽しむ準備は出来てる?」
と晴子さんが問い掛け、
その煽りに火を注ぐ様に人気曲「始まりの歌」が鳴らされる。
以前よりも更に一体感を増したバンド演奏に、
アリーナならではのスケール感が合わさって今まででも随一の「始まりの歌」でした。
聴いてると素直に何かを始めたくなるし、「始まろう。」って気持ちになれた
未曽有の解放感と大勢によるシンガロングも楽しかったなぁ。


この時点で、
既にクライマックス感あったんだけど(笑
仕切り直しの様に情熱的なバラッド「マジックアワー」を披露、
レーザー光線が会場をババッと駆け抜けて始まるイントロや、
厚みたっぷりのアンサンブルも聴き応えがあった。
大人のバラッド「幸せ」をしとやかに響かせ
始まる前に晴子さんが「肉まん1万2千個(横アリの収容人数)お願いします」と中華料理屋に電話を掛け、
ブツッと切られて「はぁ」ってなる・・・という小芝居も挟んだ「ピンクブルー」
自分のspotifyによると、
今年一番spotifyで再生した楽曲らしい
ので、
そういう意味ではツアーぶりに生で聴けて嬉しかった。し、
80年代風のアレンジがこの中華の街にはフィットする感じでそこも良かった。
めっちゃ大好きな曲なのでめっちゃ踊りながら聴いてたし、
ちょっとニューウェイヴっぽさも感じつつ、
最後の「はぁ...」って溜め息の威力もスゴくて、
完全に引き込まれてしまった瞬間でした。
自分自身日常でごくごく自然に溜め息を吐いてしまうタイプなので、
あれは本当に聴き手の日常そのもので素晴らし過ぎましたね。
この曲は、是非今後も定番化して貰いたい。。


緑黄色社会はハンドマイクのイメージも強いと思うが、
ライブで観ると意外と長屋晴子さんもギターを弾いている。
「Starry Drama」もそのツインギターの厚みがとっても快感で楽しかった
ステージの大型ビジョンも星屑仕様になっていて非常にロマンティックなひと時でした。
 みんなで「ラララララ~」のシンガロングも炸裂させた初期からの定番曲「あのころ見た光」
爽やかでポジティビティに満ちた雰囲気が心地良い中、
今度は
「びしょ濡れでも笑えるさ」と泥臭い作中観を聴かす「陽はまた昇るから」とメリハリも魅せていく
サビに合わせて太陽が昇るポージングをしてたのが見てて楽しかったし、
壱誓の渋いギターソロも曲に力を込めている印象で良かったです。
 ここで、
「みんなの近くに行こうかな。」と晴子さん
センターに用意された小さいステージにメンバー全員で集まって、
アコースティックタイムに突入。
まずは、
「やり直せない事なんてないさ」と高らかに歌った「Re」
ピアノの音色始まりの曲でシックながら力強さも感じさせる仕上がり
更に、
「サボテン」・・・と普段ライブではあまり演奏しないレアな曲達を披露していく
ちなみにこの時ベースの穴見さんだけコントラバスという普段とは違う楽器を弾いてました。
その渋さが良かったです。


ライブも中盤へ。
現在放送中の人気アニメの主題歌でもある「花になって」を満を持して披露。
音源よりも更にロック色が強く、性急なビートが気持ち良かった
それと最後のpepeのあのフレーズ生で聴くとスゴいですね
プレッシャー半端無さそう、、、
負けん気を前面に出していたこちらも人気アニメのテーマ曲だった「Shout Baby」
曲の中で「ああ~ああ~!!」と晴子さんがリアルにシャウトしてたのも印象的だった。
情感豊かなバラッド「LITMUS」を切実に歌い切り、
皆がお待ちかねだったであろう今年のヒットナンバー「サマータイムシンデレラ」が堂々と鳴らされる。
ステージの大型ビジョンに海の映像が延々と流れていて不意に海に行きたくなった・・・笑
それと、
ライブで聴いてると、
ライブ自体の事を歌っている様にも聴こえた。

「このまま熱さが醒めないように」「迷子の夜すら超えてゆく」とか、、、
完全にライブ観に行ってその感情を持ち帰って生き抜かんとする人じゃん。と(笑
そういう意味ではどういう風にも聴こえる様にバランス感覚も考え抜かれてる楽曲なんだなあ、と。
あと、この曲では晴子さんアコギ弾いてたんだけど、その音色も爽やかで良かったですね。


いよいよクライマックスへ。
これまた去年春の群馬公演以来1年9か月ぶりにライブで聴いた名曲「Landscape」。
この曲、リード曲の一つだったはずなのに、いつの間にかレア曲みたいになってる様な・・・
大勢によるハンドクラップとキャラバン感のあるドラミング、
抜けの良いギターサウンド、、、と
お久しぶりのカタルシスの感覚をしみじみと味わいました
また、「どこへ行こうかな どこでもいいな」って大好きなフレーズをまた生で聴けたのも嬉しかったですね
誰に指図されるでもなく、自分の気持ちの赴くままに。って歌詞ですね。
 改めて聴くと、
歌詞全体がよく出来てるなあ~と感心してしまった「Don!!」
更に、大音量の手拍子にも感動した「Sabotage」と問答無用にヒートアップしていく
スラップ効かせたベースソロや改めて長屋晴子さんの歌の上手さにも感銘を受けつつ、
本編最後は去年の紅白でも歌った代表曲「Mela!」でフィナーレ。
ドラムから始まって、
アドリブを効かせた歌唱も交えながらフレキシブルに始まったこの曲
一番サビ終わりの壱誓のギターソロもめちゃくちゃ流麗で格好良いな・・・!と感じつつ、
ポップなサビメロとは裏腹にダークなサウンドが火を吹く間奏にも興奮しました。
それと、
あの人数でのワイパーは流石に壮観でしたね。
最後の最後は「こんな僕も君のヒーローになりたいのさ」という胸アツなフレーズを叩き付けて終了
この曲のこのフレーズを聴く度にリョクシャカのライブに来て良かった。。という想いになる。
それを後押しするような「ラララ」の合唱にも勇気付けられつつ、
「楽しい時間をどうもありがとう!」とあいさつし、
ステージを去っていったのでした。
こちらこそ、
ありがとうございました!!!!


















1.またね
2.ずっとずっとずっと
3.始まりの歌
4.マジックアワー
5.幸せ
6.ピンクブルー
7.Starry Drama
8.あのころ見た光
9.陽はまた昇るから
10.Re(アコースティック)
11.サボテン(アコースティック)
12.花になって
13.Shout Baby
14.LITMUS
15.サマータイムシンデレラ
16.Landscape
17.Don!!
18.Sabotage
19.Mela!

20.夢と悪魔とファンタジー
21.逆転
22.キャラクター














アンコールは、
まず来年同じ横アリで「緑黄色大夜祭」というイベントを二日間行う事、
それと新年からスタートするアニメ「ダンジョン飯」のEDテーマを担当する事が告知される。
そうそう、相変わらず真吾ティーチャーの物販紹介もありましたよ(笑
今回はヒップホップ調でこれソロシングルで出して欲しいな~、とかちょっと思ったり。
 アンコールでは、
一曲目にニューシングルのカップリング曲だった「夢と悪魔とファンタジー」を披露
この曲も正直表題曲にしてもいいんじゃないか、ってくらい素晴らしくて
尚且つ夢をテーマにした壮大な歌詞はこういう舞台に似合っても居た。
「笑われるほどデカい夢」というフレーズも印象的で、
なんというか、
確かに挑戦する前にジャッジしちゃう世代でもあるよな・・・と色々考えさせられた。
 更に、
レア曲である「逆転」を惜しみなく披露
リョクシャカのイメージには無い❝黒い❞ロックンロールで
マイナー調のメロディや妖艶なロックサウンドに新鮮味を憶えながら聴いていました。
今回、意外とこういう昔の楽曲にスポットを当ててる選曲でもあった気もする。
その物凄くダークな世界観が逆にアリーナのスケールに似合ってた感じも。

本当の最後は、
最早バンドの聖歌にまで昇華している名曲「キャラクター」で締め。
この曲の時にステージ上空から大量の風船が落とされ、
それを人々が持ってたり投げたりしてる姿を見て
思わず少し泣いてしまった。
ある意味、これこそ平和そのものじゃん。って素直に感じてしまいました
正に音楽でリアルに平和を創造してしまうバンド、緑黄色社会
その神髄に触れられた気がして想像以上のライブでしたね。
こんな光景を観れるなら、
生きてる価値あるな。とか思ってしまったし、
それ自体が楽曲の説得力を高めている気もして演出含めて本当に掛け替えのない一曲でした。
ステージを去る時に長屋晴子さんが「愛してるよー!」と叫んでこの夜は終わりました
改めて、緑黄色社会ってすげぇ良いバンドだなぁ。
そんな風に感じれた出色の公演でしたね。
紅白も非常に楽しみですよ。