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特別でなくとも、美しい。/ナースエンジェルりりかSOS 第32話「もしかして命の花?」 感想

2023-12-28 | ナースエンジェルりりかSOS











今年最後のりりかの感想。
今年が終わる前に、ライフワークの一環として続けてるこれは必ずやりたいと思ってて。
で、
やっぱり面白いですね
自分を育ててくれた90年代アニメ・・・

懐かしいではなく、
安心感っていうか、
故郷に戻って来た感じ。観てると管理人が生まれた横浜市戸塚区で観てる感じがします。違うけど。




CV.藤原啓治(R.I.P)




で、
今回のお話なんですが、
りりか達が長い間(kiroroではない)探して来た「命の花」が見つかった...と。
現状、
ダークジョーカーの残党を屠っている状態だけど、
いつ今のワクチンが切れるとも限らない
その為に、
新しい平和の為に、
命のワクチンがどうしても必要だ!とミミナに説教を喰らったりりか
横暴だけど、確かに妙な説得力はある。命の花が見つかれば何もかもが好転する様な気配は感じる。
 そして、
その命の花がりりかの父親の研究所から見つかったらしい。
ある種、都合の良い展開ですが、星夜の言った灯台下暗し(ニュアンス)的でもある
そもそも家族が草花に関係ない仕事をしてるよりも普通に考えてこういう事も有り得そうでもある
総ては、みんなの平和の為に、ナースエンジェルの使命の為に。最後のお仕事が始まる?







ただ、
りりか達の意志とは裏腹に、
情報を聞き付けたダークジョーカーに先回りされ、
父の助手の中山さんが取り込まれて利用され
逆に、
ダークジョーカーが命の花を手にしてしまう~という状況になってしまった
ある種、父親でなく、助手に取りついたのはダークジョーカーの賢さを表しているかもしれない
バレにくさという意味合いで。
それと、
これに勝った方が命の花をGET出来る~という構図は分かりやすさもあってその辺の脚本も良かったですね
多少、怪しみつつも、父親の前で彼を疑う事なんて出来ない・・・という罠に陥り、
中山もといダークジョーカーの目論見によって命の花は咲く寸前にまで成長してしまいました。







ただ、
完全には咲き切らない花
それを無理矢理咲かせようとしてるところに、
ダークジョーカーだとはっきり確定した事でりりか達が参上。
元々、
大の植物好きで、
誰よりも花を愛していた中山
そんな彼がこの様に花や植物に乱暴する訳がない・・・
取り憑かれてから他の草花を「邪魔だ」と言って引っこ抜いたりもしてたし、
完全に元来の人格とは真逆の事をさせられてしまっている彼
そんなダークジョーカーの蛮行に、
りりかの怒りが爆発する。








本当は、
植物が大好きだったはずなのに、
植物を愛していたはずなのに・・・必死で訴えかけるりりか
大抵、こういう悪役への問いかけは「うるさい!」の一言で却下されそうなものだが、
今回は違った。
ダークジョーカーに支配されても、
誰よりも優しくて、
誰よりも自然を愛する彼の心は死んじゃいなかった。
正直、
出て来た時に人の良さそうなキャラだったので「利用されそう。」とは感じてたものの笑
ただ、どれだけ悪に支配されても、根底の部分だけは消えてなかった描写に少しグッと来てました
りりかは勿論命の花を手に入れたい~って想いもあったでしょうけど、
それ以上に中山さんの心を案じてたのにも涙腺揺さぶられた
結果、
戸惑ってる間に浄化に成功
やっぱり、彼はとびっきりの笑顔でお花を愛でてる方が似合う青年だ。
ダークジョーカーに勝利したのは、当然りりか達の尽力もあっただろうけど、
魂だけは捨てなかった中山さんも含めての勝利だった
んだと思う
まあ、
要は「人間ナメんな!」って事ですよね
だからこそ、最後のほのぼのとした描写により一層尊さも憶える・・・そういうお話に仕上がってました。




素晴らしいカット。絵コンテは高瀬節夫さんという方。



で、
無事に命の花を護る事に成功したりりか
その結果、目的は果たされたのか?というと・・・
 実際は、
スミレの一種だったみたいです(ガックシ)
よ、
ようやく初期から話題に出ていた命の花に辿り着いたと思ったのに。。
ただ、
そこで「なんだよ!」って雰囲気にならずに、
「この花強かったね。」って称賛するモードになってたのは流石でした
りりか達が命を賭して守ったスミレ
例え命の花じゃなくても、
花は花
とっても綺麗だし、凛として咲いている文字通り世界に一つだけの花。

大切に護ってもらった~という愛情を含めて立派に咲き誇って欲しいな...と感じた次第です。
 という訳で、
命の花の採集はまたもおあずけ
ただ、
まだワクチンが尽きた訳ではないし、
りりかもどんどん逞しくなってはいます
事実、昔よりもダークジョーカー化に気付くのは早くなってるとも思う。
なので、きっと大丈夫、「どーにかこーにか」してくれるさ!と想いながら今年の感想を締めくくろうと思う。
これ、リアルタイムで観てたら結構ショック受けてたかもなぁ~とか感じつつ(笑
ある種それぐらい肩入れして視聴出来ている証拠だとも言えるかな、と。
人の心も花の命も救ってみせたりりか、
ミミズ知らないのに、
ミミズにビビってる(!?)ミミナのシュールさを含めてほっこり出来る名話でしたね♬
という訳で、2023年もご愛顧ありがとうございました。
2024年も当ブログはりりかの奮闘を応援してゆきます!もう令和だけど!!












オマケ




日々、
読まれた記事のランキングトップ10が出るんですが、
12月6日くらいのこのブログ内の人気記事ランキングでりりかの記事がいっぱいランクインしてました
正直、
時代遅れな事やってるかもしれません
でも、こういう風に平成初期のアニメの感想を令和の今に読んでくれてる人もいる・・・
その事実に勇気付けられますね
個人的に、
昔好きだったものを時が経つにつれ忘れていく事が他人よりも少ないと思う
やっぱり好きだったものはいつまでも好きなままで居たいって思う。
全部は無理かもしれないけど。。
うん...そうですね。こういう方々の存在にモチベ支えられてます、という事ですかね。
来年も、もう既に残り3話なんですが、きっちり最後までりりかを応援しながら見届けたい~って思いますね。
この32話も生で観てたのか思い出せないんですけど、まあそれくらい昔の作品って事なんですよね。
子供の時センチメンタルな雰囲気に惹かれて観始めた(と、思う)このアニメ、
それを未だに大好きで居られてるのも昔の自分にとっては嬉しい事なのかも。しれない。
それでは、また来年も気張って書きますので、どうかよろしくお願いします!