サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

eastern youth/THA BLUE HERB「極東最前線101~中の島1条4丁目ブルース~」@渋谷CLUB QUATTRO 23.4.22

2023-05-26 | LIVE













先月の22日、101回目の極東最前線に行ってました。










eastern youthが定期的に行っているライブシリーズ「極東最前線」、
その101回目に参加して来ました。
ちなみに、
eastern youthは去年2回&今年1回観てますけど、
何気に(有観客ライブ再開後)初のイースタン主催のイベントでしたね。
っていうか、極東最前線自体の参加がものっそい久しぶりで結構テンションも上がっていました
しかも、対バンは約10年ぶりに生で観るTHA BLUE HERB。。
まるで二郎系ラーメンみたいな組み合わせというか、
濃い目マシマシというか・・・
正直、
観たら人生変わりそうなイベントだな。って観る前から予感していました
チケットは勿論早々に完売、またもや超スシ詰めのクアトロで
命懸けのステージの洗礼×2を受けた素晴らしい夜でした。
では、以下。









THA BLUE HERB
HOLD ON
MAINLINE
MOTIVATION
STARS
YEARNING
RIGHT ON
未来は俺等の手の中
POETIC JUSTICE
AND AGAIN
バラッドを俺等に




先述の通り、約10年ぶりに観た。
ちなみにその時はTHE BACK HORNとのTBH対決でした。
BOSSのステージを観ていると、そこがどこであろうが、劇的な場所に変わる。
そんな気がしています
「どこの町から来ましたか?」というオーディエンスへの問い掛けに、
自分も「市原ー!」となるだけ大きな声で返したけど誰かに聴こえただろうか・・・
それはともかく、
何度も曲中に入れ込む「極東最前線!」のフレーズと
「eastern youth!」のコールに完全に会場がホームになっていましたね
静謐で格好良いトラック、
人生の酸いも甘いも表現されているライム。
ブルーハーブの音楽ってブルーハーブってジャンルだなあ。といつも観る度に感じますね。

楽曲としては、
「どんな命だろうがギフト」と熱く語っていた「RIGHT ON」
そして、観客みんなで歌った「未来は俺等の手の中」が激熱だった。
聴き手を鼓舞し、
萎え切った魂にエネルギーを注入し、
また一歩踏み出す勇気を与える。
そんなイメージのライムにじっくりと浸りながら、
この日一番心に響いたのが・・・「AND AGAIN」という楽曲だった。

この曲の中で、
BOSSは記憶が確かなら「人生まだハーフタイムが終わったばかり」みたいな、
そういうニュアンスのヴァースを入れてたと思うんですけど、
これは正直・・・
「なるほど。」と思いましたね。
管理人は今30代後半ですけど、
そう考えると、
人生が大体80年前後とするならばもうすぐハーフタイムに入ってもう一度走り出すタイミングだなぁ
だとしたら、まだまだこれからなんじゃないか!?っていう.....感化され過ぎですかね(笑
でも、無駄に自分をおっさんおばさんだとか卑下して暗く過ごすよりは良いと思う
実際、このライブの後日、日々の要所要所でこの言葉を思い出す。
それがすべてだとは管理人的に感じた次第です。
これがライブハウスの力だと想う。





eastern youth
夜明けの歌
街の底
スローモーション
DON QUIJOTE
おとぎの国
踵鳴る
敗者復活の歌
裸足で行かざるを得ない
青すぎる空
素晴らしい世界
ソンゲントジユウ
たとえばぼくが死んだら
故郷
夏の日の午後

時計台の鐘

一切合切太陽みたいに輝く




見れば分かる通り、
ワンマン並みの曲数を演奏してくれました。
まず、
冒頭の「夜明けの歌」
最初に鳴らした吉野さんのギターの音がえげつない爆音でのっけから興奮する。
毎回すげぇバカでかい音出してるなあ・・・って痛快な衝撃を受けるんですよね。
次の「街の底」、
正直、
涙出そうになった。

この曲で歌われてる底の方の人間達って自分も入ってるじゃん。と思いつつ、
そんな人々をキラキラ輝かせるeastern youthの音楽の魔法に本気で涙腺を揺さぶられてました。
30代後半で独り身、低賃金、しょっちゅう孤独感に苛まれている・・・正に底の底。
だけど、生きてる。その事実は何よりも揺るぎない真実。
生きてるっていう事は、「楽しい事もある。」っていうこと。
その一つが、
こういう❝現場❞なのは語るまでもない。美しい爆音の渦が素晴らしく心地良かった。

4月、桜の季節と言う事で「スローモーション」、
ロックンロールな雰囲気に心底夢中になった「DON QUIJOTE」
そして・・・
多分、
ライブで初めて聴いた(であろう)「おとぎの国」がえらい良かったですね。
この曲、率直に言ってレア曲だと思うんですけど、ザクザクと刻むようなギターサウンド、
感情的に「(自分にとってもっと大切だと言えるものを)探し続けてる」というニュアンスの歌詞の絶唱.....
聴いていて胸が熱くなった。
音源ではそこまで聴き込んだ記憶が無かったんですけど、
「こんなに良い曲だったんだ!」って素直に感じて。
やっぱり・・・
自分だって「本当のこと」「本当のもの」が善い。
例えば、本命がある人の承認欲求を満たす為のコマの一つ、
八方美人の相手の一人だと自覚する瞬間ってすっごく空しくないですか?
これは、個人的な一例ですけど・・・歌詞のテーマ性が今の自分の心境にフィットし過ぎました。
この曲をライブで聴いてから、自分も自分の心の声に向き合い始めた感覚がある。
それを、あんまり聴いてなかったレア曲に教えられるって凄いですよね。
ライブで生で聴いてより好きになる曲って高確率であるんですよねぇ。
この日はこの曲が正に「それ」でした。


「踵鳴る」は、
吉野さんのギターサウンドがキレッキレ過ぎて、
めちゃくちゃ踊れるダンスナンバーにまで進化してました(楽しかった)。
それに加えて、
ラストの「おーおーおーおー、おーおおおー、おー!!」のシンガロングが激アツだった。
別に照らし合わせた訳でもないのに、それぞれが胸に誓うような一体感に溢れたあの瞬間はスゴい。
正直、
「eastern youthのファンって最高だな。」とシラフで想ってましたね。。 
 間奏のギターサウンドの凄味に圧倒された「敗者復活の歌」、
去年野音で聴いて胸打たれた「裸足で行かざるを得ない」は、
これまたアウトロの情感溢れるギターソロに感動したりいつにも増して吉野さん絶好調に見えました。
 名曲「青すぎる空」の哀愁にグッと来て、
まさかのミラーボール演出ありの「素晴らしい世界」の熱唱にも感化され、
いつもよりもリズミカルに感じた「ソンゲントジユウ」もその変化含めてカタルシス満点でした。


そして、
激熱だった公演もクライマックスへ。
「たとえばぼくが死んだら」「故郷」と初期の名曲達を披露
「故郷」は昔の自分のブログ参照してたら多分10年振りに生で聴いたと思うんですけど、
こうして改めて聴いてるとすっげえメロディ良い曲だな~って純粋に。
その次の「夏の日の午後」、
言わずもがな名曲でありバンドを代表する曲であり毎回ほぼ演奏してるイメージの曲ですが、
この日はえらい新鮮で良かったなぁ・・・
否、
別にアレンジが変わった訳ではないんですが、
この日は個人的にサビの歌唱がより丁寧に唄われている気がして、
それ含めて改めてこの曲が持っている力強い反骨の輪郭が浮き彫りになった様な感覚があった。
風情、情緒...そういうものを存分に受け取ってこの日のライブは終了。
 アンコールでは、
轟音が恍惚的な「時計台の鐘」
そして、管理人も大好きな「一切合切太陽みたいに輝く」をダブルアンコールで披露
吉野さんの歌力、そして、鮮烈な人間賛歌をめいっぱい浴びて、最高の心持ちでクアトロを後にしました。
この曲はリリース当時から大好きで、他人から不必要とされている者(物)達を一つ一つ歌っていく
そんなeastern youthなりの❝優しさ❞が爆音と怒号に塗れて響くアンセムなのです。
ここまで聴き手を鼓舞するような楽曲も早々ない・・・
自分は、
後期のeastern youthも大好きなのでその意味ではホント嬉しい選曲でしたよ。
ありがとうございました!!!
















物販で買った。推し曲「一切合切太陽みたいに輝く」がモチーフ!



中学生の時に、
オリコン誌で故イノマー氏が猛プッシュしてたのをきっかけに
eastern youthのCDを購入しそこからいちファンになったんですが、
最近つくづく思うのは自分は結構eastern youth的な思想で生きてるなあ、と。
決して、
彼らは聴き手に影響を与えよう~とか思っては無さそうですけど、
ただ、
逃げたい時には「脱走兵の歌」を口ずさんで素直に逃げるし、
自分が通じなくて悲しい時には「這いつくばったり 空を飛んだり」的な観点で
自分にハッパをかけてたりもする。正に自分の中の血の一つとしてeastern youthがある気がする。
また、ライブ行きます!!!




最新の画像もっと見る