サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Chilli Beans./リーガルリリー「アンダー・ザ・シブヤブリッジ」@恵比寿LIQUIDROOM 23.6.8

2023-06-28 | LIVE











今月の8日、Chilli Beans.とリーガルリリーの対バンを観に行きました。









イベントタイトルは「シブヤ」なのに何故か恵比寿での開催でしたね(笑
ただ、
この対バン、
新進気鋭のガールズバンド同士の対バン~って事で異様に楽しみにしていました
例えばナンバーガールとイースタンユース、DIR EN GREYとPIERROTみたいな・・・
ほぼ同世代でファン層被ってそうな組み合わせでないと出ない「何か」って確実にあるじゃないですか
実際、
自分も「どっち観に来ましたか?」って問われてちょっと答えに詰まりましたもんね
どっちも同じくらい好きなんだけどなー・・・っていう。
一応、
次に開催するワンマンのキャパがリーガルリリーの方がデカいから~という理由で
チリビにしときましたけど。でもそれだけっすね。
なんかこう、バチバチのぶつかり合いを期待して観に行っただけに、期待以上のものが観れて大満足でした。
では、以下つらつらと。










Chilli Beans.
School
L.I.B
アンドロン
Vacance
See C Love
neck
rose
lemonade
Tremolo
シェキララ
you n me



ライブを観るのは去年末の豊洲PIT以来2回目。
前回がデカ箱だったのでそこから考えると大分距離感近く感じたライブでした。
一曲目は個人的にも大好きな「School」で幕開けでニッコリ。
歌詞が今や少なくなったある種の不良性を感じさせるものでイイんですよね。
最後の「I can not be doll」の部分は特に聴いていて痛快だった印象。
そこから、
Motoがハンドマイクに持ち替えて「L.I.B」
この曲は豊洲で観た時よりも盛り上がっててビックリした
日常の中に確実に存在するけだるい感情を突き詰めた作中観にウットリしながら聴く。
それと、Motoの歌いこなしが舞うように歌っていてそこも視覚的に楽しかったです。
アウトロの渋いギターリフもこの日も存分に堪能出来て大満足。
 メロディアスな「アンドロン」、
音源よりもテンポが上がっていた「Vacance」を経て、
スラップベースも気持ち良かった「See C Love」と観客のボルテージをグイグイ上げて行く。
白熱のアウトロも聴き応え十分だった「neck」、
この日唯一?
ダークなチリビーンズの披露という事もあり
この曲の時だけ異様な雰囲気だった・・・気もする
冷めきった声で「嘘っぱちレイディ」と言い放つMotoのボーカリゼイションは見事でした。
そんなオルタナ全開のサウンドも気持ち良い中、
ここでVaundyとのコラボ曲だった「rose」をバンドバージョンで披露。
この曲は、演奏する前からなんとなく感じてたけど最後のシャリラ~の部分が
めちゃくちゃ盛り上がっててやっぱライブ映えする曲だなあ!と
悲哀を、
良い意味での自棄感で昇華させる感じもあってそれ込みで楽しかった一曲でした


そこから、
ライブは後半戦に突入。
代表曲の一つである「lemonade」。これがまずスゴかった。
豊洲でも盛り上がりまくってたけどこの日も異様に盛り上がってたし、
作中の「いやいやいや...」の部分は音源で聴いてもアガるけど生で聴くと余計に気持ち良く、
程好く踊れるクールさも相俟って独自のスロウダンス空間を創り上げてた様に思う
更に、
最後の最後でポツンと「レモネイド」と言って終わる構成にも相変わらず痺れました。
 中央で3人が集まって楽しそうに弾いていた「Tremolo」、
疾走感と共に、
途中のラップパートも炸裂して観客のボルテージもマックスに!
そこからの「シェキララ」に関しては、尋常じゃないレベルで盛り上がっていて
最後の「シェキララしようぜ!」の部分はこの日のチリビの最高沸点を刻んでいた様に思う
ライブハウスで、ただただ、ロックミュージックを楽しむ。素晴らしい存在に変わる。
そんなシンプルでストロングな想いが具現化していてむっちゃ煌いていた瞬間でした。
最後の最後は個人的にライブで聴いてみたかった新曲「you n me」で終了、
情熱のギターソロの炸裂、
動き回るアンサンブルとメンバー...も鮮烈だったんですが、
歌詞の「幻想にまたタッチして~」の部分がこの瞬間にも重なっていて、
ライブハウスのキラキラがそのまま歌になってるような作中観が無茶苦茶ステキでした。
どこまでも夢を見れるような、そんなエネルギーを表現し切って兎角アガり切ったライブは幕引き
Motoの個性的な声と楽しそうに動き回るアクティブな立ち振る舞いも印象に残った名演でした。
秋には新しいツアーも控えてるのでそちらもまた楽しみです!







リーガルリリー
若者たち
GOLD TRAIN
1997
ハイキ
トランジスタラジオ
ぶらんこ
蛍狩り
ノーワー
たたかわないらいおん
地球でつかまえて
リッケンバッカー

はしるこども




音源ではよく聴いてたけど、
ライブを観るのはこの日が初めてだった。
しかも、大好きなリキッドルームでの鑑賞という事で気分もマックス。
一曲目からオルタナサウンド全開の「若者たち」という事で早速堪らない気持ちに。
この曲、「ひとりぼっちのメロディが交差するだけ」「メトロノームはいらなかった」・・・と
ひねくれものであまのじゃくで基本ソロ活動ばっかの自分にとっては刺さるフレーズが多くて、
初っ端から早速琴線揺さぶられてこの時点で素敵な初対面になるのは確信的
でございました。
 アウトロにシューゲイザーの匂いを感じた「GOLD TRAIN」、
ギターサウンドの迫力もえげつなかったんですが、
たかはしさんの「あぁ~あ~」の声の存在感もスゴかったですね。
GO!GO!7188のユウやチャットモンチーの橋本さんよりも更に幼い声なのがヤバい。
うねるベースラインも印象的だった「1997」、
軽快なドラミングが気持ち良かった「ハイキ」とアンサンブルの魅力もたっぷりでした。
そう、
リーガルリリー、
生で観るとドラムの存在感がかなりあったんですよね
立ち位置もPeople In The Boxみたいにギター→ベース→ドラムと変則的に並んでて、
それもあって印象に残りやすかったのもあるかもですが、フロントマンだけではない魅力があるな、と。
そのドラミングの衝動が炸裂していた「ぶらんこ」、
更に、
ポエトリーリーディングの要素含む「蛍狩り」と幅広いアプローチで魅せて行くリーガルリリー。
そこから、アグレッシブに攻める疾走感溢れるロックチューン「ノーワー」と緩急もバッチリでした。
リズム隊中心のパートもクールだったし、相変わらず最後の「あ~あ~あ~」の伸びやかな声も良かった。
この曲では苦悩滲む歌詞と相反するキャッチーなサビメロが合わさってそれもまたカタルシス満点でした♬


楽しかったイベントも、いよいよクライマックスへ。
最新アルバムのリードトラック「たたかわないらいおん」を威勢良く叩き付ける。
この曲では特にラストの「今日も僕は願うから」の部分が切実でインパクトもあって心に残った。
音源で聴いてる時から好きだった「地球でつかまえて」。
生で聴くと、
あまりのギターリフの良さに唸ってしまった。
あの、不穏だけどキャッチーさもある音自体にメッセージ性を感じるリフは素晴らしい。
リフだけでも半永久的に聴いていたいぐらい心奪われてしまって大変だった。
そこから畳み掛ける様に最も有名な「リッケンバッカー」を雄大に響かせて本編は終了。
予想はしてたけど、予想はしてても「偽物のロックンロールさぁ~」の部分は滅茶苦茶ブチ上がる!!!
この曲は自分自身もよく聴いてた所為か初めて生で聴くのに初めて感があまり無かったんですが、
やっぱり代表曲になるだけあって相応のパワーがある楽曲だなぁ...と深く実感しましたね。
超格好良かった、
超ロックンロールでした。

アンコールでは、「はしるこども」という楽曲を披露したんですが、
これがまた凄かった。
怒涛の疾走感、
「走って。ころんで」というガムシャラ感溢れる歌詞、
そしてパンキッシュなバンド演奏の雰囲気・・・と聴いてて胸アツになる要素「しか」無い楽曲で、
自分自身の中にある燻ってる感情を煽られる印象でハートに火が点く様なエモい一曲でした
管理人もぴょんぴょん跳ねてめっちゃノリノリで聴いて感動していたこの楽曲、
衝動溢れるこの夜のフィナーレにはこれ以上ない位相応しい一曲でしたね。
もっと泥臭く生きてもいいんじゃないか。
そんな事を、
最後の最後に精一杯のテンションで届けてくれたリーガルリリーには感謝です。
7月初頭にはあの日比谷野外大音楽堂でのワンマン(ワンワンじゃなく笑)も決まっているので、
新時代のオルタナガールズロックバンドの伝説の一夜を是非目撃されては如何でしょうか。
昔懐かしい音楽を聴くのも勿論楽しいですが、今の若者も頑張ってますよ!
Chilli Beans.、リーガルリリー、
ありがとうございました!!!!!!!

















ところで、
リーガルリリーのドラムのゆきやまさん、
何となくSHISHAMOのドラムの吉川さんに似てるな。と思って観てたんですが、
ライブ終了後に全く同じことを話している観客がいまして
「やっぱり!」って思いました笑
 また、
時が経って再びこの2組の対バンが観れたらいいな~って感じた一夜でした。
ワンマンでじっくり世界観に浸るのも非常に楽しいですけど、
対バンは対バンでお互い魂燃やすものがあって観ていて面白いなぁ。と想う今日この頃です。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2023-06-30 16:08:28
最近チリビ好きになった私はライブを見た管理人さんが素直にうらやましいです!
リーガルリリーのレポから熱気がひしひし伝わってきたのでこれは要チェックですね。(恥ずかしながらあまり聴いた事がなかったもので…)
返信する
ありがとうございます! (西京BOY)
2023-07-02 00:24:17
>Unknownさん
コメントどうもです!


>最近チリビ好きになった私は
良いですよね!
散歩の時とかに「lemonade」とかよく聴いてます。
少しでも楽しさが伝わってくれてたらこれ幸いです。

>熱気がひしひし伝わってきたのでこれは要チェック
ありがとうございます!
個人的には「セイントアンガー」って曲が特に好きです。
一番有名なのは「リッケンバッカー」という曲だと思うので、入り口として相応しいかもです。

>恥ずかしながらあまり聴いた事がなかった
いや、
自分も名前は知ってるけど...ってバンドいっぱい居ます(笑
これからも音楽の事は書き続けるので少しでも気になったらまた読んでやって下さい♬
この度は有り難いコメントどうもでした!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。