先月の23日、ノーベンバーズとルビースパークスの対バンを観ました。
WWW Xに来るのは今年3回目だった。
正直、
このハコ最近人気ありますよね・・・確かに、照明のレベル高いし、
場所もタワーレコードの近くにあるからそういう意味では親和性良さげですよね。
なんか近年になってようやく渋谷という街をちょびっとだけ分かりかけてきた感あります。
「分かった」ではなく、
「分かりかけてきた」ですけど笑
それもドラクエで言うとレベル15付近くらい。
まあでも昔は本当に何も理解してなかったんでそれなりに良い兆候ではないでしょうか
友達になれるかどうかは別として、少しでも知ろうとする努力は必要かもしれない。
それと、
このハコでノベンバを観るのは都合3度目!
それも全部相手のバンドから招かれた企画ですよ。
なんか最近はWWW Xと言えばノベンバ~ってイメージも付いて来ましたね(笑
でも照明のレベルが高いハコなんでノベンバの音楽性に合ってるかも。
では、以下。
■THE NOVEMBERS
一曲目は「Romance」。
そう言えば去年NOT WONKとの対バンでもここでこの曲を演奏してました。
初っ端からミラーボールが起動しスロウダンスなモードで始まり。
ロマンティックで官能的なベースラインに、
どこまでも流麗なケンゴさんのギターサウンドが乗っかって早速陶酔出来る雰囲気に。
甘美な退廃感をたっぷりと味わいながら、
優雅なビートが耳を刺す「風」へと移行する。
この辺は結構対バン相手を意識したセトリになってると感じた。
「風」大好き人間としてはこの日もピョンピョン跳ねながら楽しく聴いてましたが、
「風はただ通り過ぎる 僕たちをかまいもせず」の部分.....
何があってもしたいままにただただ揺ぎ無く貫き通す、
❝自分自身❞をやり尽くす。
その歌詞の作中観も大好きでその在り方に憧憬を抱きながら(楽曲を)噛み砕いてました。
ここから早速ロック・モードに突入。
吉木さんの高速ドラミングが火を吹いた「236745981」、
そのあまりの圧倒的破壊力にこの日もまた完全に骨抜きにされる。
ヤバいくらいの轟音を観客全員に遠慮なく浴びせながら
それを彩る照明も格好良くて魅せられてました。
更に、
いつも以上に攻撃性を増した歌唱が印象的だった「TOKYO」
そしてラストサビ最後に凄まじい絶唱をぶちかました「BAD DREAM」と、
甘美的な序盤からは考えられないくらい獣じみた猛々しさで場の雰囲気を変えてゆきました。
個人的に、この日一番嬉しかったのは「Hamletmachine」。
最新作の推し曲ながら生で聴いたのはリリースツアー以来約2年振りの事でした。
あの癖になる刺激的なリフ、
鋼鉄のビート、
聴いていてブルブル震える感覚、
そして記憶が正しければピンク色(赤だったかも)の照明も妖艶で素晴らしく・・・
そう、つまりは、あの頃よりもすべてが磨き上げられていて、滅茶苦茶燃えた。
またこの曲、
サビの歌詞も大好きで
自身の中に巣食う煮え滾る感情をシンクロさせながら熱く聴けて本当にカタルシス満点でした・・・!!
最近のノーベンバーズは割とセトリがらっと変えてくれたりもするのでホントに楽しいっす。
いつもの様に、
お立ち台に上がって民族音楽の様な「あ~あ~ああ~あ~」のユニゾンも光っていた「New York」
今やノベンバのライブでは一つの絶頂ポイントにまで仕上がってるのを肌で感じましたね。
フロアもみんなゆらゆら踊っていてダンスフロアみたいでした。
いよいよ、ライブもクライマックスへ。
最高のキラーチューン「Blood Music.1985」を投下
塊のようなバンド演奏、
ケンゴさんのキレッキレのギターソロ、
そして小林さんの「ロックンロール!!!!」という咆哮・・・
全部が刺激的に噛み合って素晴らしい高揚空間を創り出していました。
それを更に上塗りするかの様な大爆音で魅せた「黒い虹」、
そして・・・
この日のラストナンバーにはちょっと久々の「ANGELS」を持って来ましたね。
これが、無茶苦茶良かった。
高松さんとのユニゾンで歌われたラストの「さあ踊ろう天使たち(エンジェルス)!!」の部分・・・
個人的な事を話すと、
現状満たされてないのに、
思考停止で守りに入るのは(今は良いけど)後々後悔に変わるんじゃないか~と常々感じていて。
でも、
この日この時の歌唱で、
例え傷付いても上手くいかなくても、
能動的に歌おう、そして踊ろう。自分の人生を自分で変えよう。とか、
そういう事を聴きながら強く強く感じたんです。それこそメッセージかのようにね。
それも良かったし胸に響いたし、アカペラから始まる始まり方だったり、
いつも以上に激しさを増してた加熱するアンサンブルだったり、
他の〆タイプの楽曲に全然負けて無いな。って
そんな風にも想えた最高の「ANGELS」が聴けて感無量でしたし、
今まで聴いた「ANGELS」の中でも俗に言う❝エモさ❞は過去随一だった気がします。
「踊ろう」っていうのがまたイイですよね...「勝とう。」とかではなくね。
精神的に楽しめない時もあるかもだけど、
それでも、
やっぱ人生楽しんだり喜んだりしていた方がずっと素敵だと思うから。
そういう意味ではポップにハートに火を点けて貰ったような、会心の一撃を頂いてライブは終了。
ある意味、ワンマンクラスに大満足出来たファン冥利に尽きるステージでした・・・!!
■Luby Sparks
初めて生で観た。
音源では去年の夏くらいにたまたまspotifyで知って聴いてたりしてました。
まず、ボーカルの女性が肌着みたいな格好で出て来て驚いた。
あと、
日本語普通に喋ってて二度驚いた(笑
音楽性は王道のオルタナティブ・ロックに感じたけど、
どの楽曲もほどよく爆音気味だったり、
そして、
同時にメロディが煌びやかに感じたりして
正にルビーがスパークしてる感じ・・・バンド名に偽りなし!って印象でした。
本音云うとノーベンバーズ目当てで来てたので詳しく語れるほど聴き込んでる訳では無いんですが、
それでもそのキラキラ爆音オルタナティブロックっぷりに魅せられてこの夜を楽しみ尽くした...のでした。
素晴らしい音楽をありがとうございました。
さて、
今後のTHE NOVEMBERSに関しては、
まず8月に新代田LIVE HOUSE FEVERにて超久々の自主企画「首」、
そして秋にはtricotとの2マンもありますし、その他にも色々ありそうで今から楽しみです
新代田フィーバーでは展覧会もあるそうでめちゃちゃ精力的に動いてます!
このブログでも逐一追って行ければ、、、って思ってます♬
素敵な音楽の衝動がぶつかり合った美しい夜でした。
この日の経験を背負ってまた前に進みます。