今週はプラズマジカの新曲の発売週!って事でワクワクしながらニュー・シングルを購入しました。
このシングルはOPEDとは違って本編の対バンバトルで使用された挿入歌、というヤツですね
一口に挿入歌、とは言っても対バンバトルを盛り上げる為に用意された2曲なのである意味OPEDにも引けを取らない完成度のシングルになってます
OPEDも大好き、もっと言えばカップリングまで含めて好みなんですけど、OPEDはプラズマジカのキュートでカラフルな一面を切り取ったものだとすれば
このシングルはもっとシリアスでセンシティブな感情を切り取っている印象の2曲が詰まっていて
(まだ2枚しか出してませんが)ある種の新境地というか、
プラズマジカの明るいだけではないロックチューンを聴く事の出来る出色のシングルに仕上がっているなあ、と個人的に思いました
単純にめちゃくちゃ格好良いですし、名曲ですし、
何より2曲とも相当本編にリンクした歌詞になってるのが良いんですよね
OPEDが「SHOW BY ROCK!!」のアンセムだとしたら、この2曲は正にプラズマジカのアンセムとして成り立っている楽曲たちだと思います
そしてそれを抜きにしてもビビッドでクールなガールズロックとしても聴ける素養が備わっていると思えるのが余計に秀逸なシングル
人によってはこういうテイストの方が好きかもしれない、と思うくらいプラマジのイメージをちょっと変えるインパクトを含んでいる作品ですね。
「迷宮DESTINY」は今までのパンキッシュだったりご機嫌なロックのイメージからはほど遠い
サウンドだけとればかなりハード、かつダークでバッキバキのアンサンブルが超気持ち良いロックナンバー
ある意味V系にも通じるソリッドで鉄っぽいアレンジが世代的には正直堪らない部分があって
なんでしょう、
これはあくまで個人的な感触でしかないのですが結構メロコアとかV系っぽさだとか自分の世代感に触れる楽曲が多くて
その意味でもSB69の楽曲群にはシンパシーを感じますしちゃんと日本のムーブメントを通過しているロックナンバー、って気がするのが実にイイです
それを“アニメソング”というフィルターを通してブラッシュアップさせてる感覚が相当好みであります
歌詞も稲妻のような、プラズマジカというバンドそのものを歌っているような内容で
めちゃくちゃ格好良いし単純に痺れますね
がむしゃらに這い上がって行くような歌詞の流れは正に転がる石の如く美しくて確かな(バンドや出会いに対する)気持ちを感じさせてくれます
一方で「流星ドリームライン」は、よりプラズマジカのコアな部分を描いたドラマティックな美メロナンバーに仕上がっています
正しくメンバーの“絆”を感じさせる楽曲であり、きっとプラズマジカを、アニメを好きなら好きなほどに心に響く楽曲になっているかと
流麗なギターフレーズが印象に残ったり、夜空を観ながら聴くにはピッタリのロマンティックさもある曲
何よりも歌に気持ちが相当こもっていて聴いていて胸がジーンと熱くなる作用があるのがいいですね
サビの練り込まれたメロディラインに関して言えばアニメ抜きにしても「いいなあ。」と思える切実さがあるのが堪らない
センシティブな感情と、それと同時に存在する優しさや愛情が胸に伝わって来る正しく名曲と形容出来る曲になっているかと
この曲は対バンバトルの他にもバンドがバラバラになりかけた時に生まれた楽曲でもあるので
多分ファン的にも色々な想いが去来する楽曲なのではないでしょうか
単純に楽曲としてすごく良い曲だと思うので
その意味でも是非聴いて欲しい
楽曲の売り上げやチャートアクションだけで言えばシンガンのが上ですけど
個人的にはプラズマジカの楽曲も、このシングルもめっちゃ良いから、もっと多くの人に聴いて欲しいな、と。
そう素直に思う事の出来た傑作シングルですね。勿論本編が好きでバンドに感情移入してるような方には是非手にとってもらいたいっす。
作り手の世代的なものもあるのか、
最近のアニメソングは自分が少年の頃聴いてた音楽の要素もちょくちょく感じられるものが多くてその意味でも楽しいです
このシングルはプラズマジカがお互い出会って感じた衝撃を形にした「迷宮DESTINY」、
そして深い愛情を綴ったアンセム「流星ドリームライン」と
ファン的に堪らない一品に仕上がってました
後者は美メロのラブソングとして聴こうと思えば聴ける素養があったりして、割とファン限定ではない入口の広さも備わってるのが余計に素敵な作品
個人的には聴く度に本編に想いを馳せられるのがとっても嬉しいシングル。
涙を流す意味も
誰にも言えなくて
探し求めてた
温かい光を (迷宮DESTINY)