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少女は駆け抜ける。/ナースエンジェルりりかSOS 第31話「花林が渡したチョコレート」 感想

2023-09-26 | ナースエンジェルりりかSOS












今回は花林の話でした。
思えば、第一話から出てたのに
ここまでほぼこの娘メインのエピソードが無かったんですね
位置づけとしては大体りりかの冷やかし役か恋多き賑やかし役の乙女~って印象だったので、
そういう観点からすると結構感慨深いエピソードになってたかもしれないです。




後ろに・・・?



のっけからバレンタインのネタだったので、
りりかと星夜とデューイと~ってトライアングルラブ(?)になってもおかしくは無かったんですが、
いつもりりかを茶化して来た花林が逆に先輩に告白されて茶化される側になってしまう...
っていう、
中々の意外性もあって楽しいエピソードでしたね
ただ、
安奈だけ特定の相手がおらず父親に一生懸命チョコ作ってるのは泣け・・・
否、普通に考えたらそれがある意味この年代なら当たり前なんでしょうけどね(笑
他のキャラに比べて異様にボーイッシュだし言葉遣いも...
「どこのどいつですの?」
丁寧何だか丁寧じゃないんだかよく分からん印象で不思議なキャラクターですね
でも、個人的にはそんなギャップだらけの安奈が大好きですね
父親への愛情が強いのも健気で可愛いじゃないですか。




可愛い(Xのアイコンに使えそう)。



話が逸れた。
今回は花林が中心のお話なんだった。
告白はされたものの・・・相手の先輩は数日後に引っ越す予定だったらしい。
逆に言えば、もう会えなくなるから最後のチャンスだと思ってラブレター寄越した訳だな。
でも、
渡された方にとっては気持ちの持って行き方が難しい
花林にもある程度の嬉しさはあったでしょう
ただ、
この年代の子が遠距離恋愛を受け入れるのは酷ですよね
大人でも中々会いに行けないのに経済的に難しい子供なら尚更ね。
結局、
花林は先輩を「格好良い。」と感じつつも、(説明は無かったが)色々葛藤があって断った形になった
その贖罪...って訳じゃないだろうけど、否、贖罪なのかな?一生懸命チョコレートを作って
モヤモヤした想いを抱えたままの先輩に渡そう。っていうのが
このお話の肝でございました。




可愛い(数行ぶりこの記事2回目)。



花林は、
恋に恋するタイプで、
実際にそういう立ち場になると、
まだ心の準備も出来て無かったんじゃないか
思えば、
今までのアタック(?)もそこまで手が届きそうな相手では無かった気がする
でも、根が真面目だからきちんと先輩の晴れ舞台を観に来て、
ラブレターのお礼にチョコを頑張って作って・・・
そういう誠実なトコは好きだな~と
最初は、
「ごめん。」の意味を込めてのチョコレートだった様に思うけど、
段々それが花林の中で変わっていった感覚もする
花林は、
なんだかんだ先輩の事が好きになりかけていたのではないか
だからこそ変えられない❝現実❞とのギャップに悩んでたんじゃないかなあ
そう考えると初担当のエピとは言え、そこまで幸福なラブストーリーでも無かったですね。







でも、
友達は心強かった。
後ろ向きな心に付け込まれた先輩をストレートに救って見せたりりか、
そして、
先輩へチョコを渡しに行くのを
サポートする為に一生懸命自転車を漕いで来た安奈・・・
この二人が居なければ、きっと花林は一生後悔したままこのエピソードが終わってたかもしれない
特に、
いつものほほんとしてる安奈が、
あそこまで情熱的に助けてくれたのには感動しましたね
しかも、「笑顔を忘れない」がBGMとして掛かってたのもアツ過ぎた
今まではりりかの友達だった花林、でも今回はそんな花林を中心にお話が回っている。
それもとても良くてね、主人公だけが主人公じゃないというか、それぞれの人生があるよ~というか。
恋愛エピソードとしても楽しかったんですけど、❝友情エピソード❞としても最高に(気持ち)泣ける話でした
りりかは星夜やデューイ、カノン達とも絆を紡いで来たけど、女友達との絆も深いんだな、って
そんな風にしっかりと感じ取る事が出来たのが秀逸だった31話目でもありました
日常あっての戦闘、戦闘あっての日常。




花林は素敵な女の子だ。



最後、
駅員が切符を切ってたのには時代を感じつつ(笑
ただ恋する女の子に勝てるものなんて居なかった
色々あったけど、
最後の最後はしっかりと渾身のチョコレートを渡して「お手紙下さいね。」と伝えて終了
花林の恋は、始まるでもなく、終わるでもなく、非常に曖昧な形で一旦の決着がついた
この先の未来は正直このエンディングでは一概に判別が付かない
先輩の想いが強くて長い遠距離恋愛に発展するかもだし、
逆に、
環境が変わって想いも変わればこれが最後の想いの重ね合わせになるのかも
花林が流した最後の涙は、
そんな未来を予見してる気もするし、
純粋に淋しがってる気もするし、
或いは、
中途半端にしか応えられなかった事に対する後悔なのかもしれない。
いずれにせよ・・・年端も行かない内からめっちゃ濃ゆい恋愛してるなぁ~オイ!
本当は、そうやって分析しようとする事自体間違ってる
涙は、あくまで涙で、それ自体が美しいもの。
ただ一つ言える事は、花林は今の花林なりに一生懸命恋に向き合って生きた。という事
最後は逃げずに笑顔で手を振れたそれ自体に価値があり確かな成長だったんでしょう
ちょっぴりセンチメンタルだったけど、だからこそ凄く面白いお話でした!
最終的には星夜もりりかからチョコ貰えてたんで、
そこはめでたしめでたしでしたね笑
少女の淡い恋心とそれに付随する切なさと、そして優しさと。いつかまた再会出来たら良いですね。












ところで、
今回他作品ネタ多かったです。
おまけで引用しておきます



チョコが赤ずきんチャチャ。。




姫ちゃんとポコ太!!普通に歩いてる件(笑
この二十数後、年号が変わって一緒にコラボカフェ開く事になるとはまだ知らないのであった。
(今振り返ればエターナル少女カフェの面子には必然性があったんですなあ)。



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