昨日ALTEC#620Aシステムの「試作Aケーブル」の最終形態への変更を完了しました。その後「音質」の確認も行いましたが、「今まで合格を出さなかった」事が正解で有ったと感じました。
「今まで合格を出さなかった」理由は
①音の表情が平面的
②音の粒立ちが不足
③音のキレが不足
が主な理由です。
最終的な形態(ケーブルの何処を使うか、またその組み合わせ方)にしての感想は、エネルギー感、音数はそのままで「音のキレ・ヌケ」が格段に上がって、聴いていて楽しくなって来ます。この「楽しくなる」事が大事だと思っています。どんなに性能が優秀でも「楽しく」ならないモノは何処か抜けているはずです。
「試作A」ケーブルについて簡単に紹介しておきましょう。材質は「銀合金」、線径はφ2.5mm、これをW線で使っています。非常に軽く、取回し性は抜群です。
「音質」のグレードは従来の「ルシファーシリーズ」に対し、その上の「音数」を持っていますが、「音色」や「バランス」が若干異なりますので「魅力」の点では甲乙つけがたいと判断しています。装置により「音質」のニュアンスが異なって来ますので、お客様に判断していただくしか有りません。
発売は11月中に開始したいと考えています。価格は「化け物シリーズ」に近い価格を考えています。