昨夜はNHK教育放送の「芸術劇場」で「ハーゲン弦楽四重奏団:シューベルト」と「エマーソン弦楽四重奏団:ドボルザーク/バーバー」の演奏会の録画放送が流れていました。
SP-707Jシステムでその番組を楽しんでいました。TVからRCAケーブル(試作Aケーブル)で接続して聴いていた訳ですが、CD並みとは行かないまでも十分楽しめるサウンドになっています。この件は先日RCAケーブルを交換した時にブログに書きました。
707Jシステムは主にJBLのユニットで構成しています。それにデッカとビクターのリボンツィーター、ハイルドライバーを付け加えています。これでヴァイオリン、チェロ、ピアノが得意なのです。#375とゴールドウィングのセッティングの仕方に「響き」を良く出す様に工夫しています。
ホーンとドライバーを浮かせて使っています。#375用の脚をL型アングルの組み合わせでスタンドを作り、フランジ部分で固定してHL88やHL90と同じ理屈で使用しています。このL型アングルはホームセンターで約5000円ぐらいの材料費で組み合わせて作っています。
自宅では長年の習慣か好みか・・・クラシックがメインです。JAZZでは落ち着きません。707Jシステムで弦楽器を上手く再現できる様に努力して作り上げたシステムです。JBLで「弦楽器」が得意とは面白いでしょう・・・。ヴァイオリンとピアノが両立できる事を目指しています。
さて本題の「弦楽四重奏」に話を戻しましょう。「弦楽四重奏」と云うと非常に地味で華やかさは有りませんが、旋律の美しさと演奏者の息の合ったアンサンブルが魅力です。昨夜聴いた演奏では「目の前で演奏している」所までは再現できませんでしたが、ほぼそれに準ずる様な錯覚を受けました。改めてTV音声にしますと「とても聴いていられない」状態でした。
昨夜の演奏は本当に良い演奏でした。4人で会場を音楽で一杯に出来る音を出せるんですね。小さなオーケストラと云われている所以です。
私の特に好きなシューベルトは、ルービンシュタイン・トリオの演奏する「ピアノ三重奏曲」です。若い時から節目節目で聴いて楽しんでいます。