Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

STC 4033L(3B252B)シングルアンプ

2011年07月02日 | ピュアオーディオ

自宅で使っていたSTC 4033L(3B252B 傍熱三極管)を事務所に持って来ました。WE101Dppアンプと交替です。

3b252bamp1

GE6550ppアンプ(約20W×2)と入れ替えて、ALTEC#612A(604E)で音質の比較をしています。STC 4033Lシングルアンプは7W/chくらいと思いますが、音量に不満は有りません。

出力は少ないのですが、6550ppアンプに比べて音の完成度は高いです。音のキレ込みや情報量、周波数帯域の広さ等申し分ありません。音の品位が高いです。やはり「白眉」な一台です。先々週にオリンパスの中域に使って見ましたが「生々しさ」が圧感でした。

3b252bamp2

内部配線は6550ppアンプも4033Lアンプもすべて「ブルースーナー」で配線しています。球の力の差を感じます。球の大きさは4033Lの方が幾分か大きいですし、スタイルも気に入っています。オール英国球で統一しています。4033Lは使っている方だ少ない様で予備球の価格もそんなに高くは有りません。全ての予備球を8セット程確保しています。

4033Lアンプを使い出してもう3年になります。殆ど毎日使っていますが球の寿命が長い様でトラブルの兆しが有りません。予想では5年以上持つと思います。

ただ単に事務所に持って来た訳では有りません。来週からこのアンプの内部配線をグレードアップしようと考えての事です。スペシャルなアンプはスペシャルな内部配線にします。現在でも素晴らしいサウンドを出してくれますが、更に良い配線に交換すれば更なる高みが見えてくると思います。


WE101Dppアンプを自宅で使い出したが・・・

2011年07月02日 | ピュアオーディオ

WE101Dppアンプを自宅で使い出したが、音のバランスが前のアンプ(3B252Bアンプ)と違い、ちょっと戸惑っています。

We101dppamp1

低域はぶ厚く音数も多いのですが高域が伸びていません。まだ馴染みが十分でない為と思っていますので、しばらくはこの状態でアンプ内のパーツの活眼を待ちます。しばらくは様子見をしないといけません。バランスが悪いからといって「はやとちり」のミスはしたくないものです。

WE101Dの球には心配している点があります。管球マニアの方が色々と101Dのアンプの製作をしていますが、どうもメインシステムに使っている方が少ないようだと感じる事です。その理由は使って見て初めて判るのですが、「周波数特性的にレンジが狭い」のではないだろうか?下(低域)も上(高域)も伸びていない印象です。前回101Dシングルアンプの時もそう感じました。今回使ったケーブルは周波数帯域が非常に広く、特に高域のノビは非常に高いモノです。それにもかかわらず、この高域不足な感じにはチョッと危惧を持ちます。