Super Trail仕様(内部配線の銀線化)のサウンドは期待していた以上の効果が有る様だ。昨日じっくりと自宅システムで「音質確認」をして見ました。
オリンパスシステムやRCA箱システムの3ウェイマルチアンプシステムに匹敵するほどの「音数」(情報量)と圧力を感じます。中央に定位するのですが、その音の厚みとエネルギー感、解像度は今まで経験した事のない凄まじいサウンドです。従来のTrail仕様アンプ3台分に匹敵します。
サシスセソのサ行の発音が耳に付き易いCDをかけても何の違和感も感じない。音の密度が半端ではない。音のキレ・ヌケ・ノビが従来のレベル(Trail仕様)のはるか上を行く。それでいて透明感も抜群。
300万円以上の超弩級トランジスター式アンプでは線の細さ(キレ?)と寒色系の音色と共に透明感が有るのだが、この3B252B アンプでは音色が冷たくない。音の線の太さが有るのに透明感を感じる。繊細な分解能を持っているのに音の線の太さとエネルギー感を持っているので、CDの中に入っている音をそのまま出してきた印象が有ります。帯域バランスも低域~高域まで破たんなく出ています。線の太さと繊細さを兼ね備え、録音やミキシングの小技さえ聴き取れる感じです。
この様にCDに入っている音は全部出してくるようなサウンドですが、独得の「艶やかさ」も併せ持っています。昨日は久しぶりにステレオのSWを切るのがためらわれ、ずっと聴き続けていたい症状に駆られました。まだこの上のサウンドが作れます。プリアンプをSuperTrail仕様にして、SPケーブルを「シリウスSP」の弩級ケーブルに替えれば更なる音質アップを期待できます。何だかワクワクして来ます。自宅ではマルチアンプは必要なさそうです。
このアンプのサウンドを聴いて、将来的にはマルチアンプは見直さざるを得ないかも?と思い始めています。